YouTubeを日に平均2時間見る何丘が、見た中で印象に残ったもの、紹介に足ると思われたもの、あるいは単に、それについて一言言ってみたいと思われたものについて一言いう記事。
ちまたで私は「YouTubeソムリエ」と呼ばれているそうだ。私の中の5人の私で構成されている「ちまた」だが。
はるあん|から揚げ
はるあんレシピで唐揚げ作った。別になんてことない。
・もも肉をみじん切りの忍辱&生姜と醤油に漬ける(常温30分)
・揚げる
・二度揚げる
以上だ。油の温度とかよく分からない。適当だ。あと、油を海と使いたくないので、うすくひいて揚げ焼きにした。それで十分唐揚げになった。
唐揚げを作ろうと思ってちゃんと作れるというのは男として何かこう、誇らしい。はるあんちゃんのお陰だ。
何か作ろうと思ったら「料理名+はるあん」で調べる。だいたい簡単だから。そう、ややしいこと言わないのが助かる。
WinWinWiiin(宮迫×中田)|西野亮廣
見た。おもしろかった。
第一回の手越回がつまらなかったことは先に書いた。自分はテレビが好きじゃないのでこのシリーズは楽しめないかも知れない、と思ったが、第二回となる今回は、ちゃんと楽しめた。「ゲストのことが好きになる」という宮迫のよくいうそれも、ちゃんと私の身にも起こった。
さいしょ、中田と宮迫が声を高く張り上げて喋っていて聞きづらく感じた。ふだんのYouTubeを見慣れてるので(※何丘は中田と宮迫のファンです)。スタジオで観覧客を前にするとどうしてもこんな感じになるのかな、要らんわ、そのテレビ的なノリ……そう思って見ていたが、
ゲストの西野と話が深まっていくにつれ、自然なトーンに落ち着いていったと思う。私が気にならなくなったのか? いや最初ふたりが緊張してたんだと思う。単純に。
白眉は、宮迫がテレビから干される理由はない、「闇営業」の件は、あれはシステムの欠陥であって、誰か一人(具体的には宮迫)に責めがいくような筋合いのことではない、とこの上なく明快に断言した場面。おっと主語。中田がね。中田は平生から同じ主張を繰り返していて、私もまったく同意するのであるが、これほど注目度の高い番組で、これほど声高らかに正論を述べ切ったことは天晴。胸がすく思いだった。
正直私は、もともとテレビが嫌いだし、YouTube見るようになるまでは宮迫だの中田だの辛うじて知ってるくらいだった。いまやこうして宮迫のファンだが、正直テレビの中までは、自分は追いかけていかないと思う。宮迫がテレビに戻ったらさよならだ。テレビに出るようになった宮迫がこの感じでYouTubeを続けるとは(本人の言に反して)ちょっと思えない。
それでも、西野じゃないが、この夢は応援したい、と思う。「実家に帰るような感覚」。実家帰りたいのに帰れない人がいる。帰れるといいね、と思うのが人情だ。その人が故郷の地を汚すようなことを本来何もしていないのであれば。
中田敦彦|アンジャッシュ渡部の謝罪会見
前にも書いたが、渡部という人(全然知らない)は、大して悪いこともしてないのに尻尾をつかまれて袋叩きにあっている可哀想な人だ。
この人を擁護するのに勇気は要らない。熱血は要らない。その点で、先に出た宮迫の動画は共感できなかった。
で、こちらの中田の動画はというと、実に私の気分にぴったりだった。中田さぁん……私の兄。年も近い。「さすがに見てられない」「誰が見てもオカシイことは明らか」このあたりの静かに冷ややかに引いてる感じの言葉がよかった。
「渡部さん、逃げちゃっていいよ、そんなとこ戻らなくていいから」この「そんなとこ」の言い方がよい。そんな下らない場所。そんな因習ばかりの狂った場所。
(※鍵カッコ内の言葉、一字一句正確とは限らず。ゆるいレビューなのでご勘弁)
Вечерний Ургант|MORGENSHTERN
いきなりロシア語のコンテンツで恐縮だが、ウルガンのトークショー、ゲストにラッパーのモルゲンシュテルンが来た回。
番組についてちょっと説明すると、ロシア国営テレビの人気バラエティ番組で、ロシア最高のコメディアンであるウルガンが、毎回各界から著名なゲストを招いてトークする。フィギュアのプリュシェンコも来るし、ラヴロフ外相も来たことあるし、外人だとウィル・スミスの回もあったし、ジャッキー・チェンの回もあった。ぜんぶYouTubeの公式チャンネルで見れる。(確か何か日本人のゲームクリエイターみたいな人が出た回もあった)
一方のモルゲンシュテルンというのは、モルゲンまで書くと予測変換で「モルゲンシュテルン」と出るくらいだから、日本でも人気なんだろうかね。ともかく、ロシアでいまメチャクチャ人気のラッパーらしく、ヒットチャートでよく名前を目にするので、どんな奴だか見てみようということで、見てみた。
見てみた。ふーん、こんな奴がいるんだ、と思った。あわせて曲を2、3聞いてみた。
「糞」
「滓」
「キモ」
「ダサ」
妻と私の口からこれ以上の言葉は出なかった。
Вечерний Ургант|Что было дальше?
同じ番組。ゲストは若いコメディアン5人衆。この5人でYouTubeをやっていて、それが若い人にメチャクチャ受けているというので、どんなもんだか見てみようとて、見てみた。
けっこう衝撃的な回だった。怖いもの知らずの若者たちだ。あの百戦錬磨のウルガンがたじたじ。気の毒なくらいだった。
才気あふれる若者たちだということはわかった。中でも、前列中央のシチェルバコフ、おそろしい鋭さだ。ピンでも有名な芸人らしい(スタンダップコメディアンというやつ)。
この回が1580万回再生。先に紹介したモルゲンシュテルンの回が2349万回再生(12/23現在)。再生回数1000万を超えるようなロシア語コンテンツがどのようなものなのか、興味ある人はちょっと覗いてみるといいだろう。