YouTubeが好きだ。社員になってしまいそうなくらい好きだ。
社員を好きになってしまいそうなくらい好きだ。そんな何丘が、
本日みて、面白かった動画、紹介に足ると思われた動画を紹介する。
- オリラジ|記者会見(吉本卒業)
- 米粒写経|書籍談義「怖い俳句」
- Robert Glasper Experiment|Smells Like Teen Spirit (Live)
- Martin Miller & Tom Quayle|Isn’t She Lovely (Stevie Wonder)
- Cory Henry|Amazing Grace (Live)
- Robert Glasper, Esperanza Spalding & Yasiin Bey|Lest We Forget Reprise
- Andrea Motis & Joan Chamorro quartet|Crazy
- Papooz|Ann Wants to Dance
- Shawn Stockman Explains Beef with Mike McCary – The Tammi Mac Late Show
- Gypsy Jazz|Minor Swing
オリラジ|記者会見(吉本卒業)
サムネ見てびっくりした。え、え? 中田は分かるけど、あー中田やっぱかーて感じだけど、オリラジ?藤森もなの?(多分典型的な反応だろう、中田自身も言ってたが)
でもサムネでふたりが笑ってた。笑顔だったので、これは少なくとも二人にとって悪い話ではないのだ、と判断できて、なら見よう!とて、私としては珍しく、「後で見る」に回すのでなく、妻に「ちょっと30分くらい太郎頼むわ」つってイヤフォン装着して即見た。
いやーお腹一杯。いい会見だった。嬉しいなー。二人が一緒で嬉しい。いつのまにかすっかりオリラジのファンになってたらしい。中田かっこいいし藤森かわいい。ずっと見守りたいと思える。
吉本興業は悪の組織というイメージだ。いや、全然知らない。松本人志とかいう怪人物が幅を利かせてて、あとなんかすごい悪いやくざみたいな社長がいて、私の好きな宮迫を(別に何も悪いことしてないのに)テレビに出られなくしてる嫌がらせ会社、という認識だ。そんな組織に中田のような独立不羈の人がいつまでも属しているのはなんかいやだった。いやっていうか、得心がいかなかった。だから基本的に喝采。すっきり。でも藤森までついてきてくれて、「オリラジ」として独立してくれたのがものすごい意外で、なんだろうな、なんか嬉しいんだよな。この世にこういう気持ちいのいい話は稀だ。男二人の理想的な関係というものを見ている気がする。
米粒写経|書籍談義「怖い俳句」
居島(サムネ右)の本語りに外れはない。日本一の書評芸人だと思う。今回は『怖い俳句』というアンソロジー、本じたいすごい面白そうだし、何より居島の語りが絶品。
まず引用、つまり実句の紹介の量が適切で、かつチョイスが秀逸。それからこれ、次にこれ、と淀みなく進行していってるが付箋張ってるようでもないし、まさかその場で選んでるのか?だとしたらすごすぎるか、そういうことさえ出来かねない人だ。
それから、「怖さ」にもいろんな種類がある、その各種の「怖さ」の表現のし分け。これはこういう怖さ、これはこういう……と多彩に言い表していくのだが決して上滑りでない。ちゃんと「自分の体がどう怖さを体験したか」、肉体に基づいてる。用意された言葉でない。
こういう人と友達だと楽しいだろうな、と思う。学生時代、こういう人と知り合って、次会うときまでの課題図書を決めて、読み合って、俺はこう読んだ、ここが面白かった、ここがポイントだと思う、と論じ合って、もちろん居島ほど私はうまく語れないのだが、影響されて、鼓舞されて、負けじと頑張って、果てはこのくらい巧みに本を読める・紹介できる人に育ったかもしれない。
Robert Glasper Experiment|Smells Like Teen Spirit (Live)
こっから音楽。「後で見る」に入れといたお気に入り動画を(「後で見る」ボックスを空っぽにして新年を迎えたかったので)立て続けに視聴した。
ロバート・グラスパー・エクスペリメントによるNIRVANA「スメルズ・ライク・ティー……
カタカナだるいな。「Smells like teen’s spirit(中二病の歌)」のRob Glasper Experiment版。鍵盤の人がRobね。
ところでこのヴォコーダーの人、いつもヴォコーダーで歌ってるけど、人前で歌う時自分の声がいつもヴォコーダーってのは、どんな気持ちがするもんだろな。歩いてるときいつも水中歩行してる人。人中でも。それってどんな気分がするもんだろうか。
Martin Miller & Tom Quayle|Isn’t She Lovely (Stevie Wonder)
「歌ってみた」結構だけども、いいカバーって世に少ないよね。そんな程度なら縮小再生産に過ぎないから、別に歌わなくていいよ、本家で十分だよ、そう言わせるものばかりだ。とりあえずマライアキャリーとジョンレノンとジョージマイケルのクリスマスソングを特段の新解釈なくカバーするのを国際的に禁じませんか。
その点こちらのカバーは気に入りました。スティービーワンダーのイヅン・シ・ラヴリ。
Cory Henry|Amazing Grace (Live)
アメージング・グレイスのジャズピアノ。気に入りました。
Robert Glasper, Esperanza Spalding & Yasiin Bey|Lest We Forget Reprise
Yasiin Beyは元Mos Defと名乗った人。ラッパー。ぴょぴょぴょぴょぴょ、と鳥の声、これこの人が出してるみたい(どうやって?)多彩だね。この人のライブでのパフォーマンス見てるとラッパーのことをMCつまりマスター・オブ・セレモニーと呼ぶ意味が分かる。
雰囲気のいい曲。ずっと流しておける。
Andrea Motis & Joan Chamorro quartet|Crazy
全然知らない人たちなんだがラッパとボーカルの女の子(サムネ)が可愛くて。なんか面白い曲。冒頭の静かなパートもそのあとの賑やかなパートも、両者をつなぐび・び・び・びというそこだけ妙に安い電子音も、クセになる。夏場ダーチャで妻と卓球しながらずっとこれ聴いてた。スペイン人?
Papooz|Ann Wants to Dance
古いフランス映画みたいな洒落たビデオが気に入りました。音も悪くない。嫌いじゃない。女の子が「キッ!」とこっち向く瞬間が好き。何者?
Shawn Stockman Explains Beef with Mike McCary – The Tammi Mac Late Show
Boyz Ⅱ Menは私を黒ミュージックの世界に引きずり込んだ張本人だ。男性4人組ヴォーカルグループ、90年代米で絶大の人気、ビルボード首位・グラミー受賞多数。中高時代死ぬほど聴き込んでいた。
そのメンバーの一人がサムネ右のショーン・ストックマンだ。元メンバーのマイケル・マッケリーとのビーフ(確執)について答えている。「彼は自分たちほど音楽的野心がなかった、だから脱退した」。当時は海の向こうで何が起こっているのか知る由もなかった。こうしてYouTubeで事の次第を知ることができる。本人の口から。
にしてもサンタクロースみたいな白ひげ。じじいになったなぁ。
同じくじじぃになったウォンヤ・モリス(同グループ最強のメンバー)が90年代の自分の名曲をカラオケで歌ってるのもいくつか聴いた。第一線を退いた、言っちゃ悪いが「過去の人」と思っていたら、ほとんど当時と変わらない声で高い音もロングトーンも歌いこなしていて、ちゃんと鍛えていたんだなぁ、まだ現役なんだなぁ。懐かしいあの歌この歌を本人の声で聴けるのは感動であった。
昔好きだったアーティストがただ喋っている動画を見てみるのをお勧めする。
Gypsy Jazz|Minor Swing
このグループも全然知らないが、なんかいい感じだと思った。おすすめ。
妻はバイオリンが好きでない。バイオリンの音きくと耳が痛くなるのだそうだ。わからなくない。でもそれ以上にギターの音が好きなので。