【週刊YouTubeレビュー】11/7:ジョンレ・ジェンドとソビエト少年たち

YouTubeレビュー

今週見たYouTubeで印象に残ったもの集。

【音楽】John Legend(ジョン・レジェンド) – P.D.A. (We Just Don’t Care) 

John Legend – P.D.A. (We Just Don't Care) (Official Video)

先々週くらいから聞いてるJohn Legend(ジョン・レジェンド)、もう少し掘ってみた。3曲気に入った。「P.D.A. (We Just Don’t Care) 」「Save Room」「So High」。

改めて、ジョン・レジェンドという人は、声がよい。そして、エロい。「Hなことしか頭にない」。つまり男性R&Bシンガーの王道、R.ケリーとかJoeとかBrian Mcknightとかの系譜をまさに引いてる。

このP.D.A. (We Just Don’t Care)という曲は、P.D.A.というのは“public display of affection”ということだそうなので、タイトルを和訳すると「公衆の面前でイチャイチャしようぜ(いいじゃんいいじゃん)」ということだ。チャラい。

Let’s make love
Let’s go somewhere, they might discover us
Let’s get lost in lust, we just don’t care

「作愛しようぜ、見られちゃうかもしれない場所でこそやろうぜ、欲望に我を忘れようぜ、いいじゃんいいじゃん」

ほか、2番の歌詞に「レストラン閉店準備ごくろうさん、そこへ隠れてていいかな、店長が帰ったら店内姦しちゃいたいので」とか「実家で夜這いさせてください、私たちのアウアウいう声を聞きつけた御母堂に『ちょっと何してんの!』とドアを叩かれたいのです」とかとあり、HENTAIとしか言いようがない。

【音楽】John Legend(ジョン・レジェンド) – Save Room

John Legend – Save Room (Official Video)

John Legend(ジョン・レジェンド)のSave Roomという曲、これも①声がいい②音がいい③チャラい。サビのSave room for my love~のこのsaveというのは、私の語学力ではちょっと心もとないが、「ひとへやとっといて」という意味にとっている。つまり、あなたは戸数600のタワマンみたいなたわわな人だけど、せめてそのうちのひと部屋くらい、俺の名前でとっとかせてね、と。

まぁ何しろそういう具合に終始口説いている。MVがまたチャラい。「ひとへや」とは要求が謙虚ネと見えて、その「ひとへや」を複数のタワマンに確保しようとしているのだ。チャッラ!

【音楽】John Legend(ジョン・レジェンド) – So High

John Legend – So High (Official Video)

John Legend(ジョン・レジェンド)のSo High(高度やっば)という曲。これもすばらしい。ジョン・レジェンドの声のよさが堪能できる。強い、のびやか、そして高音!

これはいわゆる「歌い上げ」系の曲で(私がそう言い慣わしてるだけだが)、やはり男性R&Bシンガーの伝統だ。曲の進行とともに気分が高揚していき、声域が青方遷移……つまり高音になる、音も全体的に豪華な感じになる。例:R.Kelly「I believe I can fly」BoyzⅡMen「I’ll make love to you(我、汝に作愛す)」Joe「All the things」とか。

歌詞は、なんてことない。お前との恋は天にも昇るよう、昇って昇ってどこまでも高く雲を突き抜け「高度やっば!」というところまでいくよ……と、それだけ。それを表現するためにMVではジェット機の翼にジョン・レジェンドと相手役の美女が乗ってそこでイチャコラこく。芝居でこんな情熱的なキスをしちゃうんだからな、恐ろしいぜ。ジョン・レジェンド、あんたチャラすぎるぜ!

【音楽】みのミュージック|まるっとジャンル解説「R&B」入門

まるっとジャンル解説「R&B」入門

みのさんがR&Bに入門させてくれるというので見てみた。なるほどねー。R&Bとは、結局のところ「黒人のポップス」なのだと。明快。つまり白人のポップスをポップスと言って、黒人のそれは「R&B」という。だからそこには多様な音楽性が含まれるし、そう、音楽性には寛容であるが、異人種には不寛容である。白人がR&Bを歌うということは語義矛盾をきたすので無理であると。

んでヒップホップはR&Bではない。いかにも「黒人の」然としたジャンルだが、肌の色の区別ではない。だからエミネム(白人)のヒップホップということも可能である、と。

個人的には、私はこのカルチャーにどっぷりつかった人なので、まぁこのような雑駁な「R&B」呼びはしないかな。もう少し細かく呼び分ける。たとえばStevie WonderのことをべつにR&Bとは呼ばない。70’sの、Stevie Wonder、Marvin Gaye、Donny Hathaway、このへんはSoul(ソウル)。んで私の専門分野(笑)である90’s後半~のD’angelo、Bilal、Erykah BaduらはNeo Soul(ネオソウル)と呼ぶ。そのまぁ中間というか、年代的には80’s~00’s、音楽的にはもう少しポップより(いわゆる「黒くない」)のが私の中ではR&Bで、その代表選手はそれこそBoyzⅡMenとかJodeci(K-ci&Jojo)とかR.Kellyとか、女性ならMary J Bligeとか。

いずれにしろ05年くらいに私はこの種の音楽を聞くのをやめてしまった(ヒップホップはその後も薄~くウォッチしてたが)(かわりに聞きだしたのは、奇妙千万にも、エレファントカシマシとか日本のロックだった)。そんなワッチがこのほどJohn Legendという人を今さながらに発見して、おお、R&Bは05年以降も生きていたんだ!と思って喜んでいるという次第。

【音楽】宮本浩次のYouTuber大作戦!第二弾

エレカシ宮本浩次が「YouTuber大作戦」と銘打って1時間ノンストップで一人語り、ギターなど爪弾きつつ。宮本浩次、なんという珍獣だ。かわいそうなくらいだ。「可愛い」というコメントがチャット欄で目についたが、これはもう「かわいそう」だよ。誰かこの人を落ち着けてやってくれ。誰か、あーおんなのひとよ、この男を鞘に納めてやってくれ。

ミヤジ、そんな「何言ってるかわかりますか」て気にしなくていいよ。ちゃんと聞いてるよ。ちゃんと伝わってるよ、もうこっちは前のめりよ、聞き洩らすまいと努めてるよ、こっちが合わせるから、しゃべりたいようにしゃべんな。

この動画の魅力①ミヤジがカッコいい。黒パーカー、ジーンズ、ブーツ、いいもの着てるのわかる。知らんが時計もこれいいやつなんじゃないの。腕とか指にもなんかつけくさって、ふつうにオシャレ、ふつうに成功者。もさ毛も本当似合ってる。もさ毛男子日本一は間違いない。スタイルもいい。要するに、見てられるルックス、ときどきドキッとするカッコよさ。

この動画の魅力②ミヤジが歌うまい。瞬発的に高音がスパーンと出るの気持ちいい。「ふわふわ」の歌い出しとかも。ギターもなんのかんのと合わせてくる。「悲しみの果て」は国宝級。歌はもちろんベシャリの中でも材質の良さがはしばしに光っていて「いい声やなぁ……」と唸った。

この動画の魅力③エレカシファン随喜のお宝が見れる/聞ける。ガストロンジャーなど『Good morning』収載曲のデモ版とか。てか『明日に向かって走れ』~打ち込み時代~『LIFE』までの流れを本人の口から尺たっぷり聞けるなんて、その語り自体がお宝というほかない。世界転覆の潜在力を秘めたデモテープを懐中に「誰か我を見いだせ!」と彷徨ってる若き宮本を思うと泣ける。

たぶん第一回と同様、この第二回も、早晩動画が削除されてしまう。そんなことせんでいいのに。宮本浩次のYouTuber大作戦、ぜひ恒久化・定例化してほしいです。

【音楽】Борис Гребенщиков(ボリス・グレベンシコフ)LIVE in ODESSA

Борис Гребенщиков и "Аквариум" – большой концерт в Одессе (full HD) @Летний театр Gorsad 2021.08.27

БГことБорис Гребенщиков(ボリス・グレベンシコフ)のオデッサでのLIVEが全編4KでYouTubeに上がってた。私らが見に行ったやつ。8月27日のことだ。

ボリス・グレベンシコフについては昔のYouTubeレビューでも書いたが(YouTube爆レビュー8/29:米粒写経、アクアリウム、幸福の科学)……書いたがってことないか。書いた。

こうLIVE映像として後から見ると、思ったより声も出てないしやっぱ全体として地味だし、なんかそれほど良さが分からんな。現場はすごく居心地よく気持ちよく、いい時間を過ごせたよ。

1:17~「アリガト ママさん」(Аригато)
2:00~「美しい丘に座って」(Сидя на красивом холме)

【ビジネス】田端大学|年収上げたいならTOEICスコア上げろ

年収上げたいなら、とにかくTOEICのスコア上げてください!

田端大学。ビジネスの話。こういうのは見ないようにしよう、と二週間前に決めたのだがこのほど禁を破ってしまった。

TOEICのスコアを上げることで年収がアップするんですって。というと単純化しすぎか。年収アップするためにその他の努力をすることは前提で、その天井が、TOEICの点を上げればカクンカクンと上がるという感じか。どうでもいい。

私がへーと思ったのは、ここでTOEIC850点だか以上が「最上級クラス」と位置付けられている点だ。私は自慢じゃないが、といって自慢してるのだが、近年テスト対策なしでふらっとTOEIC受けて870点とった。少し傾向と対策を練れば900点以上は楽にいくと思う。してみるとあれか、私は、ナチュラルに高年収の条件をひとつ満たしているというわけか?

何丘菌
何丘菌

その私の英語の自力はではどこからきているのか?と聞かれると、「洋楽を聞いてたから」としか答えようがない。他に理由は全く思いつかない。「歌で語学が鍛わる」は私の経験に徴して真である。

ただ田端氏のこの話には後段があって、TOEICの点が「最上級クラス」に達したあかつきには、次のステップとして、ぜひビジネス英会話の教室に通って実践の力を身につけるようにと。50~60万くらい費用がかかるが安い投資だ、「私も通いました」と田端氏。

【中田】中田敦彦のYouTube大学|NFTとメタバース

【NFTとメタバース①】デジタル資産になぜ数十億円もの価値がつくのか?世界の未来はどう変わる?

中田敦彦。もうこういうのは見ないようにしよう、と先々週くらいに決めたのに(以下略

テクノロジー系、近未来こうなります(世界はこうなりつつあります!)の話は面白い。NFTとは要するに情報(無形電脳資産)の一個性・真正性を証明する技術で、それによって情報の排他的所有が可能になると。たとえば、Twitter社を作った人の最初のtweetというのに「これこそがそれなり」と証明する一種のスタンプが押されて競売に出され、それが非常な高値で落札された。落札した人は、その「Twitter社を作った人の最初のtweet」を「所有」することになったというわけだ。それが何か?

何丘(妻)
何丘(妻)

それが何?

それが何だというのだろうか。何だっけ。それが私たち自身の生活をどう破壊的に変革するのかという肝心なところを把握しそこねて、何丘(妻)にもあまり面白い話とは思ってもらえなかった。

【中田】中田敦彦のYouTube大学|もののけ姫

【もののけ姫①】天才宮崎駿の最高傑作!ストーリーと設定・時代背景を全力解説!

中田敦彦の「熱弁!もののけ姫」。このタイミングでこの有名作を取り上げるということは、意味のないことはしない人だから、なんでしょうロードショーでもありましたかね。

中田のこのシリーズ(映画や漫画について熱を込めて弁ずる)はこれまでエヴァンゲリオン・寄生獣・約束のネバーランド・進撃の巨人と大いに楽しませてもらった。でも何か今回は40分で止めちゃった。私は中田は基本倍速で見るので20分聞いていやんなったということだ。そら懐かしい名場面がいろいろ想起されて「もののけ姫やっぱいいよなー、また見たいなー」とは思ったけど、もともとが2時間の作品を2時間語ってどうする?それ聞くなら本編見るだろ。中田お前だいじょぶか。

【中田】福田萌のYouTube-Moe ch.もえチャン-|中田家の休日@ナイトサファリの巻

中田家の休日@ナイトサファリの巻

ナイトサファリだって。たのしそー。要するに獣苑Tiergarten(©森鴎外)にて夜間車を走らせて猛獣どもの気息に間近で触れる、そういうツアー。こわいみたーい。てかマジ怖い。ライオンとか近すぎじゃないか?

下の子(男の子)の怖がりっぷりが前から気になっている。こんなに何でも怖がっちゃだめだろう。なんでこうなった? うちの子(2歳)はまだ恐怖という感情をほぼ知らなく、その怖いものなさが貴い。なるべく長く世界に怖いものなんかあると知らずにいさせてやりたい。何があるとこう中田のせがれみたいになってしまうのだろうか。

【ソ連】ソ連映画「中庭のニズナイカ」(Незнайка с нашего двора)

古いロシア映画、てかソ連映画みた。子供向けのチャチな映画だ。「中庭のニズナイカ」(Незнайка с нашего двора)1983年。

ニズナイカとは?

ソ連の児童文学作家ノーソフが書いた『ニズナイカと仲間たちの冒険』をはじめとするシリーズの主人公。ニズナイカ(Незнайка)という名前は「なんも知らんやつ」みたいな意味。性格が正反対なズナイカ(Знайка)「もの知りくん」も出てくる。その他いろんな可愛げのあるキャラが織りなす物語。

ニズナイカは過去にいくつかアニメ化・映画化されてるらしいのだが今回この「中庭のニズナイカ」を見たわけは、

①いまTwitterで「何丘が好きなロシア語のこどものうた(детские песенки)100曲紹介します」という企画をやっていて、それでこの映画の劇中歌を取り上げたくて。つまり、劇中歌は前から知っていた。でも映画そのものは見たことがなかったので、紹介するからには一応見ておかないとということで。
②この映画もオデッサ映画スタジオ(Одесская киностудия)の製作である。先週のYouTubeレビューで取り上げた「エレクトロニクの冒険」(Приключения Электроника)と同様。最近私らはオデッサ映画スタジオの真ん前に転居したので、この機会にといいますか、これをご縁と思って、同スタジオの作品を色々見てみたく。(ちな今はместо встречи изменить нельзя見ている)
③いま太郎がНезнайкаの本にハマっていて(私も読んだ)、ニズナイカは今太郎が一番好きなキャラクターである。日本代表がトトロ、ロシア/ソ連代表がニズナイカ。そのニズナイカについて知識を増やしたいと思った。

だが実際には、この「中庭のニズナイカ」という映画は、原作のニズナイカシリーズとは全くの別モノだった。原作は子供向けだけど大人も楽しめる深さと広がりを持ってるが、映画の方はちょっとコドモコドモし過ぎて、大人が見ているとちょっとツラくなってくる。

でも知ってる歌が「あー、これはこういう文脈で歌われてるのか」ということが分かって楽しかった。それに「魔法使い」(その存在の真偽を巡って子どもたちがニズナイカ陣営とズナイカ陣営に分かれて争うところの)を演じているのが「エレクトロニクの冒険」のスィライェーシキン/エレクトロニクの双子(の成長した姿!)だったりして嬉しい。ニズナイカ役の子役も激ハマりだった。それなりには楽しく見た。

【ソ連】七色の花(Цветик-Семицветик)

Цветик-Семицветик (мультфильм, режиссёр Михаил Цехановский, 1948, СССР)

ワレンチン・カターエフの「七色の花」(Цветик-Семицветик)のアニメ化。1948年とめちゃめちゃ古いものだが実にすばらしいアニメーション。動きもなめらかで、まったく古さを感じない。このやさしいタッチが好き。ムリチク(ソ連アニメ)、まったく底が知れない。

カターエフ「七色の花」あらすじ

魔法の「七色の花」を手に入れた少女。花弁一枚ちぎって願いをかけると願いがなんでも叶うというチートアイテムだが、そこは知恵薄弱なる少女のかなしさ、「私を北極に連れてって!」→「あっ寒っ、やっぱうちに帰して!」(花弁二枚消費)、という具合に矢継ぎ早に空費、すぐ残り花弁一枚になってしまう。そこへ足の悪い少年と行き会い、最後の願いに「この子の足を治してあげて!」と花弁ちぎると、たちまち少年は足が治って駆けだしたのでした。おしまい。

アニメは原作と多少展開がちがう。特にラスト、唯一マシな願いをかけた最後の花弁一枚から、七花弁の花(完全体)がまるごと再生し、それが再び少女(&少年)の手に渡るという、えっそれいいの?という展開。まぁそれはよい。

私がこの七花弁の魔法花を手にしたら何につかうか。とやはり考える。まず最初の一枚で一兆円を所望する。一兆円あれば物質的な望みで叶えられないものはないだろう。であとの六枚は何かあったときのためにとっておく。

自分一人で使うのであれば、残り六枚はギリギリまで使わないでおいて、私が七十歳くらいになったときに「私を6歳に若返らせろ」と願う、ということを6回繰り返すというのが正解だ。これで最初の一兆円を資本に、400年くらい地上の生を生きられる。

ただし、すぐさま色々なことが気になってくる。①花には寿命があるのではないか。冷凍保存で効果も保てるのか?②もはや妻と子を抜きにして私一人で六枚使うという想定は私には難しい③最初の一兆円はどうやって取得すればいい?口座に入金だとマルサに詰められたときどう釈明する。できなければよくて半額わるくて全額徴収だ。では現金でということになるが、一万円札1億枚をどこに召喚しろというのだ?

【密着】Paolo fromTOKYO|大和ハウス工業社員の1日

Day in the Life of a Japanese Home Builder

パオロ君(Paolo fromTOKYO)の密着にハズれなし。毎回ほんと面白い。私ら(私と妻)はよく食事中に映像見る。そのときの定番の会話が「何か見るものある?」→「しーまんあるよ」「パオロの密着あるよ」「ブラタモリあるよ」「Орел и Решкаで〇〇あったよ」。そう、そのパオロの密着である。

ほぼ毎回の感想なのだが、「日本人はほんとうにおそろしい」。まず「朝礼」というやつ、ラジオ体操したり社訓を読んだり、こういうのは本当に耐えがたく、一生こんなこととは無縁でいたいという思いを強くするが、それ以外にもなんと緻密なルール・きまり・やくそく・慣習。仕事ぶり以外のとこでも、アレクサ行ってきます、本社ビルの可動式モデルルーム、自宅で同僚とオンライン飲み会……驚嘆の連続だ。畏怖さえ覚える。これが日本人だというなら私などとうに日本人ではないが、そこへ戻ればいとも容易に自分もその一人になることができることを知っている。驚くべき民族がいたものだ。

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