日記②「デジョンで一掃」編(1/11~17)

自分について知る

今年の日記は毎日目標を書く。

まちがえた。今年の目標は毎日日記を書くことだ。

30代の男性がロシア人妻とウクライナのオデッサという街で暮らす、その日常に<太郎>が宿るとどうなるか? が主題の一巻の物語としてお楽しみいただければ幸い。

1月17日(日)

9時よりは早く起きたい、と願っていた。
というのも、いまオデッサは、サンタクロース、苦しみのサンタクロース、赤ひげのサンタクロース、コワレッシモ(壊れしも)のサンタクロース、の到来の真っ最中だから。
つまり、昨日はアラスカに、一昨日はジパングにいた聖クロース叔父が、いまオデッサに滞在中なのである。いや、滞在をしかかりつつある、と言った方が正確か?
だからので9時よりは、早く起きたいと願っていた。
願いは叶った。「願い叶えば、願いは叶う」。8時59分に目覚めた。
次の1分間に私は支度をして、

9時半に家を出た。

タクシーに乗って、佐藤さんちに寄って、

そうして海に出た。そのときの写真がこれだ。

私は写真術にうとい。あのー済みませんちょっと写真いいですか?と観光地等で話しかけられても「私は写真を撮りません」と断っていたくらいなので、いま写真からその報復を受けているといったところか、写真というものにサラダを取り分けてもらうことは生涯ないのだろうなと感じている次第だ。

ちょっとのつもりが1時間半の散歩になった。
私はじゅうぶん凍えた。薪炭サム、だ。薪炭サム。

それで、家に帰ったら熱いシチューが待っている、どんなに悪くても、最低でも熱いお風呂は待っている、と思うじゃん。よねやん先輩。
ところが待っていたのは、シチューでもない、お風呂でもない、つまりシチューもなかったしお風呂もなかった。どころか浴槽(湯船)すらなかった。あったのは妻の熱い接吻だった。
妻の熱い接吻があった。妻の熱い接吻だけがあった。妻の熱い接吻だけしかなかった。
それで私はがらくた集めて海にポーンほおん投げて、受話器をとり「どん・でぃすたーぶ!」と叫んで、そうしてあらまきじゃけを首に巻き、首に巻き。

▽さて、今は0時01分である。もはや18日の。
ほんじつ17日はどんな日であったか。まとめてみよう椅子に座って。
<太郎>が終日不在でいらしったので、妻と私でのびのび戦った、といったところか。
今日はノンアルコールと決めていたので、夕食は簡素になった。おいしいもの食べるとせっかくこんなうまいもん食ってるなら酒ぁ飲むぁだぅ!てなっちゃうから。
だから敢えて簡素にした。といっても限界がある。ポテトチップスを食べるわけにもいくまいが。
それでどうしたかというと、味噌汁をたいた。正確にいうと、まず人参と薩摩芋をたいた。そこにインスタントの味噌を入れた。そしたら何ができると思う。そうだよ。カレーだよ。
カレーを食べた。ロングバケーション第3話見ながら。
相変わらず瀬名はダメだ。滅びたほうがよい。滅びてください!りょうこちゃんは野犬に噛み裂かれちゃったわけだろう。広末涼子はジュリアード?て何? に行っちゃうんだろう。あと残されたものといえば30女よ。この30女が、しかし、これは何という女優さんなんですか誰か、この女優さんのやっているその役は、いいねぇ。いいよぉ。
にしても瀬名はダメだ。全然話にならない。これで木村拓哉を好きになれと?あははっ、あははははっ、

ニュースレンタはナヴァーリヌィが独占してるが、うーん馬鹿げてる。私ならTwitterでこんなやつのこと一言も触れない。皆わいわい言ってるが、言っておけ。

1月16日(土)

<太郎>がおらっしゃらない。終日不在。だから妻と私でどんちゃん騒ぎした。相撲を取った。負けた方が首を巻く、という極道ルールで。大半は私が勝ったが「勝ち越したのは妻である」。いやだったが、ごく楽になる、と自分をだまして、首を巻いた。
ちくま文庫版宮沢賢治全集7巻を読み終わった。ということにしよう。もうこの人生では二度と再読しない。というのは、本文は折々再読するかもしれぬのだが、巻末付録の「異稿」等は、もう読まない。そこばかり読んでいた。というのも、決定稿はさすがに読み飽きたので、いわば公式盤を聴き込みすぎて、いまやブートレグを聴いてた方が楽しい、といったありさまで。何を言ってるんだ私は?デジョンで一掃。とりま、デジョンで一掃。
「デジョンで一掃」このフレーズはいま地上のどのあたりで呟かれているのだろうな?人類史のとある一季節盛んにうそぶかれたこの句、今や地上のどの片隅でもささやかれて・・いない?そんなことが?
「デジョンで一掃」で多くを語れる。我々は繋がれる。いつ、どこにいても。「アンナ・」と書くと「アンナ・アフマートワ」「アンナ・カレーニナ」「アンナ・ポゴリラヤ」がサジェストされるのだが何やつによる仕込み?私自身か?私自身がこれら女性についてかつて一度ならず記述をなしたので、それで?いや待てよ。
「デジョンで一掃」こここそデジョンで一掃ではないか。特にぽ=ごりら=や。ポゴリラヤ。お前、インスタで、お前、お前……!
「デジョンで一掃」。ここでこそデジョンで一掃。
「デジョンで一掃」で調べた。

たとえば次のような用例がある。

わかったか。というわけで、賢治の異稿はもう読まない。賢治とて異稿においては全く凡庸であった。「銀河鉄道の夜」の3つの初期形を読むに、幻想第四次の汽車旅の部分はともかく、それに対する枠構造の設定が全く凡手。「ポラーノの広場」も同様。しかし、そのゆえにこそ、この素材から最後にあの決定稿を練り上げた賢治の<編集手腕>の天才性が見えた。これは私にはある種、励ましである。私は編集の技術を自分で十分試してあるとは言えないから。
あとは妻とゼムフィーラを聴いていた。かろんかで。そんでその、あの、夜はP草食べながらロングバケーションを。木村拓哉主演ドラマ「ロングバケーション」96年。りょうこちゃんに対して瀬名は全くダメ。正価5000円のところ1万円で偽チケット売ったあの友達もいったいどんな友達なんだよと思うが、それで1万円いや二人分だから2万円も払い得た資力と胆力のある瀬名が、なんでメシ食うっつってあんな場末のラーメン屋しか連れていけないんだよ。なんで遊園地で(楽しそうな遊園地ですね)りょうこちゃんあんなに積極的になってくれてるのにお前瀬名おまえ!おまえこの野郎!デジョンで一掃!

1月15日(金)

<太郎>が驚くべく高い知性をもっていることが判明した。DNA懐石によってだ。えっ、ガストロノミーの最先端、DNA懐石料理をご存知ない?
事の次第はこうだ。妻が<太郎>と本を見ていたんです。こころみに、妻が、ほれこれがめーりにつぁ、これがぜるのヴぉず、そしてこれがれーすにつぁだよ、と<太郎>が知らない音節の多い言葉を矢継ぎ早に言って<太郎>の短期記憶の中に放り込んだ。しかるのち、では<太郎>さん、めーりにつぁはどこですか?と問うと、<太郎>は過たず、紙上のめーりにつぁの絵をゆびさす。ぜるのヴぉずは?と問えばぜるのヴぉず。以下、ちょーちゃまーりちくあちきーふれーぶしぇくぷちーちかぢぇれふつぁーむぃしかとらくとる、ひとつも間違えず指さした。ちょっとこれはすごくないか、もとい、異常じゃないか(異常は治療せねば)とて、病院に行って(中断)

(再開)天気が良かったので<太郎>と長めの散歩。といって徒歩十分の大きい公園まで行って帰ってきただけなのだが、帰り着いてみると2時間が経過していて、アブダクションされて記憶を消されたか、隣界民(ネイバー)に襲撃されて境界防衛隊(ネイバー)に救出されて記憶を消されたかのどちらかである疑いが濃い。ところでどうして「メガネくん」は最初に迅さんに助けられたとき記憶を消されなかったのだろう?おそらくそのときはまだ記憶を消す技術が熟していなかったのだ。
海には降りない。道がツルッツルで剣呑だから。道はまだしも坂道はね。坂道・トンネル・腐っぱらはやばい。腐っぱら?どういう変換? 草ッパラね。
昼飯は昨日のかぼちゃスープの残り。ずっぺ・えっせん・ばーもす。ずっぺ・えっせん・ぶーぢぇむ。
晩飯はたらこご飯。ルッコラが店頭品切れだったので葱と胡瓜で。<太郎>が義父母にかどわかされたので私と妻は束の間ハネをのばせる。「ハネ伸ばして何する?」「ドラマでも見ちゃう?」それでロングバケーションという日本の古いドラマを見た。なんかYouTubeに違法アップロードされてるやつがあったので。すません。96年。すごい人気を博したものらしいじゃん、実際おもしろい。楽しく見れた。
夕食食べながらそれを見て、そのあとブログに取り掛かり、「オデッサはUNESCO認定の「文学都市」」という記事を書いて、公開した。このくらいのスピード感で、このくらいのサイズの記事を、がんがんバンバン書いていきたい。

1月14日(木)

9時過ぎ起床したような気がする。
晴れていた。うんそう、晴れていたよ。小鳥が空で乳房を吸っていた。
10時、しりぽに買い物に出かけた。妻と私と<太郎>の3人でだ。
その途中、公園に寄って、<太郎>を雪で遊ばせた。子どもたちが大勢出ていた。ママたちの会話「昨日は雪でかりゃすか押すのが大変だったが、а сегодня все приморозилось」このприморозилосьを覚えようと思った。街の言葉に耳を傾け銘記する、「2021年の目標」の記事に書いた通りだ。
12時帰宅。珍しく楽した。スーパーのデリカを珍してただ食べた。
このあとはしばらく記憶がない。<太郎>がぴしちゃーちして煩くて私も妻も仕事どころではなかった。「一日百分」と口々に呟いていた。明日が金曜というのがせめても救いである、義父がきて<太郎>を攫っていってくれるので。しかしそのうち楽しくなってきて、ハイになって、もう笑いが止まらなく、笑いという笑いを魚拓にとって遊んだ。そう、「磯野・かつお」「磯野・わかめ」というふうに、さざえさんの眷属は海のものにゆかりの名前をつけられているんだよ。と妻に説明した。妻はさざえさんを知らない。「さぜさん」なら知っているが。
25時半、寝た。YouTubeというものを暫く見てない。「女の子」という名のロボットが天空をうめつくす・・うーん、うーん・・(入眠時幻覚)

1月13日(水)←この日、雪が降ったよ。

9時前起床。雪が積もっていた。爆。

10時、<太郎>と妻と私で散歩に出る。雪はまだ降りやまぬ。棒をもって歩いた。どうだい<太郎>、初めて見る雪は? 「棒をもって歩くな!」

「あと、初めてじゃないやい!」 そうだったね、たしかに初めてではなかった。正確にいうと。何ごとも正確は大事だ。
11時17分、散歩から帰る。
13時、昼食。鶏ひき肉のトマトパスタ。一昨日のピザについてたチリソース等も使った。
15時、少し晴れ間が見えたので、<太郎>を再び雪で遊ばせるべく、散歩へ。海のほう。早くもがらりょーとになっていて、剣呑で降りられない。浜まで皆で降りたかったが、仕方がないので、一段高いところでやめた。沿い(ぞい)を歩いた。「歩いた」と私は書いてみる。「歩いた、と私は書いてみる」とも書いてみる。
16時32分、帰宅。<太郎>と遊ぶ。
18時22分、<太郎>がうんこをする。
19時51分、警察がきて事情を聴取される。「銀色のりんごを食べますか、警察?」「そのような透明で味もなさそうなものをたべません」
21時、遅い晩飯。私の前で「夜ごはん」などという言葉を使うな。すだくを焼いて食べた。オデッサは海鮮が美味しいとか言ったやつお前だな来い。ぺっっちーん。「痛たっ、何するです兄ぃ?」「舎弟よ。『銀色のりんごを食べますか?』 えへへ冗談、あの悪いけど金かしてくない?」
22時39分、<太郎>就寝。
22時40分~テレビ。ぽずねるうるがん。正直、全然ダメ。ロシア国営第1チャンネルの制作陣は2年ほど頭を下げてNHKで研修を受けたほうがよい。
23時40分~テレビ。旧正月なので、うるがんの年越し番組の再放送がやっていた。ciao2020。さすがに笑うわ。こんな笑いは日本のテレビには作れない。脱帽。
24時、さりゅーと上がる。Happy new year。妻と乾杯する。
24時1分、妻とけんかした。

25時10分(現在)、何もできない。どうも今日は<太郎>にかまけすぎて、力を失ってしまったようだ。「すべての力をね。」

1月12日(火)

9時過ぎ起床。まことの心。
12時~14時半断水。下記tweetに詳しい。

15時~<太郎>と散歩。海に降りようとしたが風が強く、「風が強いです」と思い、海に降りるのはよして、沿い(ぞい)を歩いた。
晩飯はキャベツと白たまねぎのクリームパスタ。
23時半~テレビ。ポズネルとウルガン。全然ダメ。「全然ダメです」と思い、茶を啜った。
24時半~ブログがんばる。「2021年の目標」書いた。旧正月に間に合ってよかった。
26時くらい就寝。

1月11日(月)

9時起床。座禅。太陽凝視。貝殻占い。
12時座禅。のち外出。<太郎>と散歩、海まで。
12~17時、停電。下記tweetに詳しい。

晩飯会議で「ピザ頼んじゃおうか」となり、ピザ頼んだ。
20時、ピザとワインとスペイン語。
21時半、<太郎>就寝。
22時半~テレビ見る。ポズネルとウルガンの日本紀行。
26時就寝。

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