ロシア人の妻にアンパンマン語ったら反応が面白かった

見たものについて語る

何丘の妻はロシア人であり

アンパンマンを知らない。

そして興味もない。

その妻に無理矢理アンパンマンのことを語った。

妻は漫画・アニメにうとい

ロシア人の若者で日本語やってるやつの中には実際「漫画・アニメ・Jポップが好きで」という人も多い。だが何丘の妻は「漢字が好き」で日本語の道に入った少数派である。

だもので、漫画・アニメを全然知らない。ナルトもワンピースもセーラームーンも知らないし、アンパンマン・ドラえもん・サザエさんのような古典については知る由もない。

ただ、ちびまる子ちゃんは知っている。モスクワの日本語図書館に数冊置いてあったので。「OL進化論」も知っている。
「ピアノの森」と「とめはねっ!」は大変気に入って、全巻読破した。

アンパンマンのことなんか知りたくない

今朝、何丘は突如としてアンパンマンのことを語りたくなった。
いやがる妻に語って聞かせた。

これまでにも妻の無関心そして無気分を無視して一方的にドラえもんとかワンピースの話をしたことがあったが、そういうとき妻はパタッと耳の戸を閉ざす。桜木花道みたいに。
正確に言うと、耳から脳に通じる通路にあるいくつかの扉が、私がそういう話を始めると「自動的に閉まる」のだそうだ。

それをこじ開けこじ開け話を進めるのは楽しい。妻の心の琴線に触れるポイントが何か必ずあるはずなのだ。名作であることは間違いないのだから。

アンパンマンは自分の顔をちぎって食べさせる

まず語ったのはアンパンマンの職分である。誰でもここから語り起こすであろう。

アンパンマンは空を飛ぶ。ほら、マントをつけてるだろう。マントをつけている者は日本の漫画では空を飛ぶのだ。で、彼は耳が良い。数キロ先で針が落ちた音も聞こえるというのはこれは何の漫画にあった描写だろう。さて耳が良い奴が空を飛んで何してるかというと、彼はパトロールをしているのだ。んで森で道に迷ってお腹がすいて泣いている子供を見つけると降りていって、言い忘れたがアンパンマンの顔はアンパンでできている。その顔の一部をちぎって食べさすのさ。そうして半分になった顔面でまたパトロールを続ける」

妻のコメント。

「食べさすだけなの? 道に迷った子供そのまま置いてくの?」

アンパンマンには兄弟がいる――食パンマンとカレーパンマン

アンパンマンは一人ではない。誰だって一人きりではやっていられないさ、世界で一番ユメみたいなことばかり言っているジョンレノンという人も必ずしもそのユメに関して一人ぼっちではないという話だ。そゆわけでアンパンマンには二人の兄弟がいる。一人はほら食パン……食パンて分かるっけ、なんも味ないただの四角いパン、ピーナッツバタークリームとか苺ジャムとか塗って食べるようなね。で、もう一人はさて誰でしょう?」

妻の回答。

「ピロシキ」


「ある意味正解!では中身は何でしょう?」「あんこ」「いや、それアンパンマンじゃん」「笑、そうだね」「何でしょう?日本ぽいもの」「味噌汁?」「いや」「カレー?」「正解!」

「というわけでアンパンマンには二人の兄弟がいて一人は食パンマン、一人はカレーパンマンです。こいつらもでは顔をちぎって食べさせるのかというとそうではなく、食パンマンはいわゆるイケメンて設定なのね、こう鼻が高くてカッコいいということになっている。だから顔はちぎらない。一方のカレーパンマンはブサイクというか面白い顔をしているんだけどすごい特技がある。何だかわかりますか。(妻、沈黙。)正解はね、口からカレービームを噴き出すんですよこうやって」

妻、沈黙。

バイキンマン、黴の王

光あるところ闇もまたあり。バイキンマンのことを語らずしてアンパンマンを語ったことにはならない。

「アンパンマンにはライバルがいてバイキンマンというんだけどこれは黴菌の王で、全身バイキンでできている。大勢のカビを従えている。カビルンルンね。アンパンマンとしてはこれをやっつけないといけなくて、『ア~ン、パ~ンチ』と言ってパンチしてバイキンマンをお山の向こうまで吹っ飛ばす。そのときバイキンマンはね、笑、はひふへほーと言うんだよ。はーひふーへほーと言ってお山の向こうまで飛んでくんだよ」

妻の反応。

「笑」



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