「マガポケ」でマンガ読む日々

見たものについて語る

マンガ好きだが海外在住なのでなかなか読めない。なのでマンガアプリにすごい助けられてる。週刊少年ジャンプの「ジャンプ+」と週刊少年マガジンの「マガポケ」が双璧。今回は後者の概要と、今読んでるタイトルを紹介してみる。

「マガポケ」どんなアプリか

↑ホーム画面。なんかゴタゴタしてるね。

よく知らんが、何しろ週刊少年マガジンの公式アプリらしい。大量の漫画がラインナップされてる。とはいえ、その全部が無料でやすやす読めるわけではない(そんなうまい話があるか)。

たとえば人気の「進撃の巨人」、最初の13話までは立て続けに読める。

↑「無料」の印が、13話までは青、14話からはオレンジ色になってるべえ。オレンジ色のやつは、一日最大3話までしか読めない。

さらに、

↑この緑色の「150P」とあるやつは、アプリ内のポイントを150ポイント溜めないと読めない。課金すれば一瞬で読めるのだろうが、私は課金したことがない。無課金だと、150ポイント溜めるのに、そうさな一週間くらいかかる。一週間に1話読める……ちょうど週刊少年マガジンの新号を毎週楽しみにする感じだ。

そのポイントっつーのはどうやって溜めるかというと、15~30秒の広告動画を再生すると溜まる。別に見なくてもいい、ただ再生しさえすれば溜まる。私はただ30秒待ってるのもイヤなのでYouTubeで音楽聴きながら待つ。一曲聴くうちに全て終わる。

整理すると、それぞれの漫画につき、

  • 1話~n話までは青印の無料(即読める)
  • n話~N話まではオレンジ印の無料(1日最大3話まで読める)
  • N話~最終話まで緑印(アプリ内ポイント溜めて読む)

それが何話から何話までかはタイトルによって異なる。「進撃の巨人」なら、13話までが青、14~94話がオレンジ、そっからラストまで緑。

緑のポイント数もタイトルによって異なる。「進撃の巨人」は人気漫画だから1話150Pとハードルが高いが、他の大抵のタイトルは1話50Pで読める。


以上、「マガポケ」アプリ概要。
次章からは今私が読んでる漫画を紹介してく。わーい。

ベイビーステップ

いま一番好きなやつ。高校生男女のテニス漫画。もうキュンキュンして仕方ない。有名な作品なんだろうか、それとも知られざる名作か? 私がテニス漫画なぞにハマろうとは。これに影響されて近頃は実際のテニスの試合が見たくて仕方がない、なんなら自分でもテニスやってみたくなっている。

テニプリのアンチテーゼ

テニス漫画というと私の世代では何といってもジャンプの「テニスの王子様」だ。自分は読んでないのだが、聞くところによると「テニスの王子様」は、往年の「キャプテン翼」を髣髴とさせる超常異能バトル漫画らしいじゃん。

その点「ベイビーステップ」は全然ちがう!! もう100話以上読んでるが、現時点ではタイガーショットだのスカイラブハリケーンみたいな「名前がついた技」は一つも出てきていない。明らかに作者はテニスをよく知っていて、深い知識とテニス愛に描写が裏打ちされている(感じがする。実際私、テニス知らんのだけど)

↑絵柄こんな感じ。いま137話まで読んだ。オレンジゾーンなので一日3話読める。今日ももちろん読むよ。

主人公の属性が「努力」と「データ」

「ベイビーステップ」が必殺技のない世界(とりま137話まで読んだ限り)であることをひとつ象徴しているのが、主人公の性格である。この主人公、身体能力は平凡、体格はむしろテニスに不向き(小柄)、特段の特殊能力なし。ただし凝り性である。15歳と遅まきに出会ったテニスに何しろのめりこみ、名コーチと名クラブに恵まれて、昼はとにかくもう練習しまくり、夜は夜でもう滅茶苦茶に研究しまくる。凝り性ひとつで強くなっていく、珍しいタイプの主人公である。

その強くなり方にも無理がない。心技体が総合的に、ゆっくり育って強くなる。強くなるのにちゃんと時間とコスト(努力)がかかっている。たとえばドラゴンボールとかそういうバトル漫画だと、心技体のうち「技」だけが、「体」も鍛えてないのに突発的に向上したりする。あるいは「心」の変化ひとつでいきなり「技・体」が爆レベルアップしたり。「ベイビーステップ」には、そのような不合理がない。読者は置いてきぼりにならない。

彼は……えーとなんて名前だっけ。丸尾くん(なんという名前だ!これが我々の主人公の名前である!とんがったとこの一つもない名前!)は、ノート狂である。自分のプレイも他人のプレイも詳細にノートにとって分析する。それをプレイに落とし込む。すなわち頭脳派。ふつうデータ偏重の頭脳派は脳筋主人公に準決あたりで撃破される。「な、なにぃ!データにない技だ……!」「あり得ない……わたしのデータは完璧だったはず……!」「へへへ、データ屋さんよぅ、あんたに誤算があったとすれば、俺の〇〇(←不合理)を計算に入れ損ねたことだな!」ありがちな会話。

天才だのカリスマだのゴリラだののひしめくテニス界を、取り得といっては凝り性ひとつの頭脳派がどこまで駆け上がれるか。それを楽しむ漫画だ。それが楽しみでしょうがない漫画だ。

恋愛要素

もうひとつこの漫画のたまらん魅力が恋愛。同級生の女の子(めちゃめちゃ可愛い)がやはり同じクラブでテニスをやっていて、こちらは主人公と対照的に天才肌、女子テニス界ではすでに全国屈指の実力者。この子と励まし合いながらテニスをがんばっていくのだが、純な淡~い恋が少しずつ進行していく。どっちも本当にいい子なんだ、丸尾君も、このナツという女の子も。それがねえ、先日135話あたりで、うふふ、・・言わすな!

丸尾くんの「なっちゃん」呼びがすでに果てしなく貴い。

(他マンガとの比較もうちょい)

作品紹介はもう十分な気もするが、書いてて思った他マンガとの比較について一応記しとく。読み飛ばしてくれていい。

◆テニス版「Jドリーム」
テニプリとベイビーステップの関係は「キャプテン翼」と「Jドリーム」の関係に類比的だ。(そこは「シュート」を挙げるべきなのかも知れないが読んでない。)塀内夏子作品は「Jドリーム」しかり「オフサイド」しかり、やはり必殺技のない世界だ。週刊少年マガジンは早くからリアリズムに全振りしていたらしい。

◆明るい「はじめの一歩」
体格に恵まれないへっぽこ主人公が努力でのし上がっていくという点で「ベイビーステップ」は同じマガジンの「はじめの一歩」に近いのかなと思った。鷹村さんみたいな「同じジムにいる超強い先輩」的なのがベイビーステップにも出てくるし。でも一歩のあのうじうじ暗いキャラクターに比べ、ベイビーステップの丸尾君は、すごく明るい。いや何も「おバカキャラ」みたいな明るさではなく、丸尾君はすごく純粋で清潔で一生懸命で、だから作品世界が全体として明るい。

◆「スラムダンク」の神奈川
舞台が神奈川というのがまた絶妙だと思った。「スラムダンク」も神奈川だろう。スポーツじゃないけど「とめはねっ!」も神奈川だよね(鎌倉)。神奈川が全国屈指の激戦区ということの説得力。これが東京だとやっぱなんか違うのだ。埼玉などもってのほか。いや埼玉は絶対ダメだ。埼玉ほどスポーツ漫画に不向きなトポスはない。埼玉から全国を目指してくようなスポーツ漫画が何かあるだろうか? ……明和FC? たしかに。日向小次郎は埼玉県民!

寄生獣

寄生獣。けっこう古い漫画だ。存在は知ってたが、なんとなく敬遠してた。グロくて暗い話でしょ、絵もなんか古臭いし……と。

そこへ中田敦彦のYouTube大学で「寄生獣」エクストリーム解説。これ見たらめっちゃ読みたくなった。

【寄生獣①】今こそ読むべき90年代伝説の漫画(Parasyte)

私は中田の動画は基本的に2倍速で見るのだが、中田のミギー演技が入神すぎて、そこだけ等倍に戻して何度も見てしまった。でもやはり倍速がいい。中田のミギーは倍速。中田の漫画解説動画のうち、このミギー再現と、あと「進撃の巨人」のリヴァイの猿の巨人狩りの演技はマジ神がかってるから見てみて。倍速で。

私はこの中田動画を最後まで見てしまったので、一応「寄生獣」の話の流れは全部知っちゃってる。その上で読んでも全然面白い。中田のネタバレ動画には功罪あると思うが、中田がこんなふうに紹介しなければ私は一生読むことがなかったかもしれないので、まぁIOUゆっとこう。I owe you。

↑25話まで読んだ。言葉少ななのがいい。文字も、あと絵も、語りすぎない感じだ。それがいい。(文字が語り過ぎなのはたとえばハンターハンター、絵が語り過ぎなのはたとえばワンピース)

「寄生獣」は一言で言って何マンガか。たぶんサスペンスってやつだろう。緊張の持続(suspense)。25話まで物語が深まっても暗雲いよいよ低い、通奏低音としての「どうなっちゃうんだろう」感と、ときどき来る突発的な破局の「とうとうやっちまった!」感、このリズム。

安心できる場所はどこにもない。学校にも家庭にもすでにソレは入り込んだ。主人公自身の身体さえ半分以上は主人公のものでない。

哲也~雀聖と呼ばれた男~

多分けっこうメジャーな作品だと思う。「哲也~雀聖と呼ばれた男~」←じゃんせいと書いても変換されないので「すずめひじり」と入力。すずめひじり哲也・・。

雀聖(じゃんせい)というのは麻雀が強すぎてまるで聖(ひじり)みたいだ、あの人は雀(じゃん)の聖、すなわち雀聖なのではないかということで、要するにこれは麻雀マンガである。にしてもカイジといい哲也といい、賭博マンガは平たい顔で描かなきゃらならない決まりでもあるんだろうか。

いま100話くらい読んだ。↑95話のアイコンに見られる学生服の男と今は戦ってる。次から次へと「麻雀が強い奴」が出てきて哲也と麻雀で戦う。

正直、人物には魅力がない。絵も別に好きではない。第一麻雀のルールが全然わからない。総じて、面白さはそこそこ。哲也の無双ぷりも鼻についてきた(ちょい敗け→大勝ちのパターンの単調な反復)。でもまぁ、絵もせりふも情報が少なく「軽く読める」ので、学生時代に読み逃した有名マンガの行く先を一応最後まで見届けてみるかと、ちまちま読み進めてる。

いぬやしき

GANTZはもちろん知ってる。でも人を惨殺するような漫画は本来そんな好きではないのでちゃんとは読まなかった。そのGANTZの作者の「いぬやしき」という作品。これもやっぱり人がばたばた惨死する。

↑いま39話まで読んだ。

ある程度読み進まないと面白さが分からない漫画もある。「いぬやしき」は26話まで青印すなわち一気読み可能だったので一気読みして、おーさすがに面白いなと思った。さっき言ったように人の命を作者がいかにも軽んじてる感じのマンガは好きでない、また人間の醜さとか暗部・暴力とかばっかフィーチャーした作品も嫌い。たぶんGANTZ読んでられなかった理由もそれだ。「いぬやしき」の方は主人公の犬屋敷(じじい)が善性のカウンターウェイトとして置かれているので、なんとかギリ読み通せるのではないかと期待。にしてもじじいとは……。作者の悪=美、善=醜というグロテスクな世界観。ちょっとついていけない、ついていきたくもない。ただ、悪の魅力とか不快の快とかいういものは確かにある。「多重人格探偵サイコ」しかり。基本的には私もそこに惹かれて読んでるのだ。

化物語(バケモノガタリ)

西尾維新の同名ライトノベルをコミカライズ。私はこれまで人生でライトノベルというものを3冊だけ読んだ。一冊は有名な涼宮ハルヒというやつで、一冊は名を挙げないが友人が書いたやつ、で残んの一冊が西尾維新の「化物語」だ。

原作の「化物語」はけっこう衝撃的だった。テキストの密度が濃い。ハイパーな語り口。これはもう一つの文体といっていい、であればこれはもう文学なのじゃないか? ――と、文体のことばかり印象に残って、話の内容は全部忘れた。そんな状態でこの漫画版を読み始めた。

ら、もうコマ割りといい絵的な脱線・象徴表現の極彩色なことといいそのハイパー感はまさに西尾維新。西尾文体をマンガへ移植するとこうなる! 非常に感心した。作画のこの大暮維人という人(奇しくも西尾維新と一字共通!)めちゃめちゃ絵がうまいね。

↑いま12話まで読んだ。

CLAMPの「XXXHOLiC」など好きな人には刺さる世界観だと思う。怪異、心の闇、怪異の専門家、霊媒体質の少年。人名の凝り方も「XXXHOLiC」に一脈通ずる。主人公が「阿良々木 暦」=あららぎ こよみ、ヒロインが「戦場ヶ原 ひたぎ」=せんじょうがはら ひたぎ と来たもんだ。(にしても改めて「XXXHOLiC」の四月一日と書いてワタヌキ、百目鬼と書いてドウメキは鬼)

主人公の異常体質も戦場ヶ原の文房具サディスティックも、読んでてあぁそうそうと思い出した。戦場ヶ原はたしか99のツンに1のデレを混ぜながら何だかんだ主人公にべた惚れであることを徐々に明かしていくのでなかったっけ。そのデレの甘さがこの物語のたまらなく甘美な部分だった気がする(うろ覚え)。とにかく恋愛の筋の発展を期待する。

しかしながら、ハイパーな語り口には早や辟易してきた。ツカレル……。戦場ヶ原のデレの甘露を飲み干すまで読みとおせるかどうかちょっと自信がない。

―――――――――――――
追記:
なんかそんなこと言うてたら「化物語」が無料じゃなくなっちゃった。無料は期間限定だったらしい。

↑第1話が青つまり即読み可、第2話がオレンジで、第3話~はもう緑すなわちアプリ内ポイントが必要になってるべぇ。無料のうちにもっとガッツリ読んどけばよかった。この点「マガポケ」は注意が必要だ。同じ作品でも時期によって、青オレンジ緑のレンジが変動するらしい。

忍者と極道

忍者と極道。さすがにこれはメジャーな作品ではないと思う。めっちゃ読む人を選ぶ感じ。だが、こんなこと言うと通ぶるみたいだが、あえて言おう・・通好みの作品であると・・!

現代日本を舞台に、忍者(正義)と極道(悪)がしのぎを削る。一言でいうとバトル漫画だ。でも形容詞がいろいろつく。スプラッターでスラップスティックな青春任侠ハートフル「バトル漫画」。要素がいろいろてんこもりで、何から説明していいかわからない。

とりあえず、この極道というのが、とにかく悪いのだ。悪事のスケールがもうとにかく壮大。こないだは首都高を二千台の極道車(ごくどうしゃ)で暴走し行き当たる一般人を皆殺し・一般車両は悉皆爆砕というのをやっていた。かと思えば今は日本国内閣総理大臣ならびに閣僚数名+訪日中のアメリカ合衆国大統領を総理官邸に閉じ込め順次殺していくというのをやっている。今63話↓

↑絵柄も濃ゆい。

この極道に唯一対抗できる勢力が「忍者」の軍団という設定。極道が「純粋悪」だとすれば、忍者は「純粋善」である。江戸の昔から300年、今日に至るまで、市民の生活と世界の平和を陰ながら守ってきた。愛と真実の正義を貫いて。

あらすじ的なことはさておき、私の思う本作の魅力を端的に3つ適示しよう。

魅力①異能バトルの異能ぶりがエグい

忍者と極道が異能バトルを繰り広げる、その異能描写が異次元。手垢のついていない新しいアイデア、次世代感ある着想だ。たとえば先日、射撃の名手(極道)とのバトルがあった。こいつは”跳弾”を使いこなす。壁だの床だの浮遊物だのに自在に銃弾を反射させて、瀬田宗次郎の本気の縮地よろしく360度から敵を攻撃する。手も足も出ない忍者がとった驚きの戦法とは。「あえて一発の銃弾を頭部に受けて擬死してみせる」。脳みそブチ抜き、これは即死だ、――そう思わせる、だが実際には、銃弾は頭蓋骨を滑って脳を一切傷つけずに向こう側へ抜けていっただけだった。そうなるように銃弾の回転に合わせて微妙に頭を動かしたのだ。

これで極道を油断させて、一撃のもとに「ブッ殺す」ことに成功したかに見えた忍者。しかし極道の意地の一発、「極道スキル」発動。自分の頭に銃弾を撃ち込み、その銃弾を頭蓋骨内で跳弾させて、眼窩から飛び出す弾丸で敵(忍者)を撃滅するという離れ技をやってのける。まさに外道!

どうだろう、発想すごくないかい。他にもさまざまな「極道スキル」がある。極道のスキルが多彩を極めているのに対し忍者の方は基本的に「暗刃(あんじん)」と称するシンプルに最強な手刀のみで戦うというのも面白い。

魅力②せりふ回しが秀逸

↑「せりふ回しが秀逸」といってこんな「ブッ殺す」ばっかのコマを挙げる私って一体。でも私に言わすとこういうとこにこそ作者の言葉選びの巧みさが表れてる。これは主人公の忍者が同輩忍者を惨殺されて怒りにかられて遮二無二敵討ちにかかっている場面。そら「ブッ殺す」意外に言葉もないわ。

ちなみに「ブッ殺す」は忍者の決めぜりふ。極道は、「ブッ殺す」、NHKは、「ブッ壊す」、そこにくだくだしい理由並べは要らない。それが忍者の純粋善たるゆえんである。

「せりふ回しが秀逸」の実例、さすがにもう一つくらい挙げとくか。

粉砕骨折と書いて「バッキバキ」、偉大と書いて「パネェ」。こういうのが好き。音感がいい。こういうルビふり遊び(「伸縮自在の愛」と書いてバンジーガム、等)はわりと広く行われてることと思うが、そこにはやっぱりセンスということがある。この漫画はその効果的な利用に成功してると思う。情報量を保ちつつ直截性・簡潔性&マヌケ感が表現できてる。

③人の死があんまグロくない

先ほど「いぬやしき」のときに人がバッタ死ぬのは好きじゃないと書いた、だが「忍者と極道」こそはめちゃめちゃに人が死ぬ。でもあんまイヤじゃないのは、死が歌舞伎とか伝統芸能みたいに様式的に処理されてるから。すぽーんと首が飛ぶ。血しぶき。「散華」。忍者の側で善性がガッチリ担保されてることもあり、あんまイヤじゃないのよな。

進撃の巨人

改めて、進撃の巨人。「マガポケ」は長期的にはこの漫画を読み切ることを目標に日々開いてる。

冒頭述べたように、この漫画は私はもう無料で一日数話読めるオレンジゾーンを抜けてるので、我慢してアプリ内ポイントを溜めて、およそ週に一話(自分にとって)新しい話を読むというリズムである。でも苦しうない。他の漫画を毎日読み進めるついでに広告動画を再生してたら知らんうちポイント溜まってるので。あと、諌山先生は今まさに自分のために毎週毎週新しい話を描いてくれているのだと思うことにしてる。

進撃の巨人が大作であることは間違いない。名作のにおいもぷんぷんする。でも2つ瑕瑾がある。まず、読む人を選ぶ絵柄。最初の1話2話パラパラ見て「ちょっと受け付けないな」と思う人は少なくないと思う。私自身はもうこの障害は超えた。今はむしろ良さしか目に立たない。

もう一つは、私にとってはこちらの方が重大なのだが、作者の日本語力が低い。というか、政治とか社会とか、ちょっと自分の力量に余ることがらを語ろうとして、ボロが出てしまっている。若くして(つまり十分本を読まずに)デビューした作家にありがちだ。その最たる例は「ワンピース」の尾田栄一郎。もちろん進撃の巨人はワンピースほどひどくはない。

そこさえ気にならなければ、この漫画を読まない理由はないと思う。迫力のバトル描写とストーリーの壮大さはもう間違いがない。

↑この80話あたりの展開は神。調査兵団長エルヴィンのドラマは本当によく描けている、トルストイも拍手してくれる。リヴァイのこれほど難しい選択を説得力もって描ける時点で作者のストーリーテリングの力量尋常でない。そもそもこのウォールマリア奪還戦は展開の激アツさでちょっと類例がないと思う。ベジータ襲来、ヤシマ作戦、聞仲vs崑崙山脈……いや、どれもウォールマリア奪還作戦には及ばない。

これを読んで私は完全に作者を、そして進撃の巨人という作品を信頼した。「マガポケ」のアプリ内ポイントの全てはこの作品に捧げることに決めた。正直今読んでる115話あたりは込み入り過ぎてしんどいのだが、がんばる。諌山先生信じてる。

「マガポケ」まとめ

少年マガジンのアプリ「マガポケ」の概要&今何丘が読んでるタイトル紹介した。サムネを掲載する以上多少のネタバレにはなってしまっていると思う、すません、致命的なネタバレにはならないよう気をつけたつもり。

要するに今読んでるのは下記6タイトルだ。

  • ベイビーステップ
  • 寄生獣
  • 哲也~雀聖と呼ばれた男~
  • いぬやしき
  • 忍者と極道
  • 進撃の巨人

化物語(バケモノガタリ)は無料期間が終わってアプリ内ポイント(無料で読めるには違いないんだが)が必要になったので、アプリ内ポイントは進撃の巨人に全振りすると決めている私は、もう化物語は切った。ちょっとつまんなくなってたし。

一番わくてかで読んでるのがベイビーステップ。次が寄生獣、その次がいぬやしき、最後が哲也かな。もちろん「進撃の巨人」は別格。「忍者と極道」は、これは実は現在連載中の作品で、無料の分は読み切っちゃったので、毎週一話の新話を楽しみにする形になっている。

というわけで「マガポケ」お世話になってます。基本的にマンガは紙で読んだ方が快適なので日本在住者には全く勧めないが、私のような海外在住者にはまことに有難い。「マガポケ」ばんざい。

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