先週は風邪をひいてたのと天気が悪かったのとで外出せず家にこもりっきりで、YouTubeばっか見ていた。
何丘の「YouTubeレビュー」は通例5本とか多くて8本とか、面白かったやつ/それについて何ごとか言いたくなったやつ/おすすめしたいやつを紹介してるのだが、
今回は15本立てである。よろしくぅ。行ってみよぉ。
- 【エヴァ】エヴァンゲリオン|中田敦彦のYouTube大学
- 【エヴァ】「これまでのヱヴァンゲリヲン新劇場版」(庵野秀明編集)
- 【エヴァ】新世紀エヴァンゲリオン 第壱話「使徒、襲来」
- 【中田】16時間断食健康法|中田敦彦のYouTube大学
- 【中田】YouTubeコンサル|中田敦彦のYouTube大学
- 【中田×宮迫】山本圭壱|Win Win Wiiin
- 【お笑い】独裁者の卵な奴|ジャルジャルアイランド
- 【ビジネス】貯金をするのはバカ?|ホリエモン
- 【不動産】巨大バルコニーと防音室のある2DK|ゆっくり不動産
- 【アニメ】ちびまる子ちゃん「お姉ちゃんの誕生パーティー」の巻
- 海外在住者帰国あるある|しーまん
- 【ロシア】反プーチンデモについて|ピロシキーズ
- 【ロシア】Колобок(まるパンくん)
- 【ロシア】Вечное возвращение(永遠回帰)
- 【ロシア】Вечерний Ургант|駐露イタリア大使
【エヴァ】エヴァンゲリオン|中田敦彦のYouTube大学
中田がエヴァについて5時間ぶっつづけで喋る。正気の沙汰じゃない。
何丘はエヴァンゲリオンは見たことがない。でも漫画版をぱらぱら見てみたことはあって、シンジだのレイだのアスカだのキャラは分かるし、世界観もなんとなくは知っている。そういう薄ーい人が知識を補完計画するのにちょうどよい動画だった。
動画で知って面白いなと思った点その①。エヴァはなんと、反復の芸術だったらしい。まず全十何回のテレビアニメとして一度完結した。そのあと数年越しに映画が作られるのだが、ふつうならテレビ版の続編とか外伝とか作りそうなものに、エヴァは正伝の再話を行った。つまり皆知ってるあの場面あの台詞、あの同じ話を、また一から作り直した(繰り返した)のである。ファンはテレビ版と映画版が同じだと言っては喜び、微妙に違うと言っては喜び、全然違うと言っては喜んでいる。で、その「反復と差異」のゲームは、驚くなかれ今だに続いているというのである(新作映画が今夏公開?)。何丘は「反復」を扱った漫画や小説のアンソロジーを編んでしまうくらい「反復」が好きなので、聞くだに胸アツな話である。
その②。テレビ版でも映画版でも最後の局面でゼーレの人類補完計画というのが前面に出てきて、人類80億の魂を単一者に糾合して完全生命体となるか、それとも個々バラバラかつ無知貧弱なる80億の孤独な魂のままでいるかを、主人公の碇シンジが選ぶということになるらしい。んでテレビ・映画版ともに、シンジは後者を選ぶ(というふうに理解しました)。いわく、バラバラだから分かり合えなかったり傷つけあったりするが、だからこそ時に理解し合ったり愛し合ったりという奇跡を喜べるのだ……みたいな。
これはわりと琴線にふれるテーマだ。エヴァとかゼーレとか人類補完計画とかそういう意匠を全部取り外して考えてみる(元も子もない話だが)。たとえば自分が死んだときに、自分より先に死んだ全ての者の魂が溶けて一つになった巨大で光輝ある原魂(その中には私の愛した懐かしい生き物たちも入っている)の中に自らも溶け込むか、それとも、それを拒んで私がこの私・何のとりえもない貧弱でひねこびた私であり続けることを選ぶか。後者の中にはなにもない。何一ついいことはない。ただ私がこのひとつの同一性を保ち続ける(私が私であり続ける)ことを除いては。もしそういう選択が60年後私に訪れたらどうする?
はい戻りまして、しかし5時間は喋りすぎだ。次長いのやるときは収録を2回に分けていい。スピーカーズハイというかワンテーマで長く喋りつづけることでゾーンに入ってハイパフォーマンス出すみたいなこともあるかも知らんが、それも2時間とか3時間とかが限界ではないか。見てからヘロヘロになってるではないか。ここまでやらなくていい、こんなことやっても別にいいことない。
【エヴァ】「これまでのヱヴァンゲリヲン新劇場版」(庵野秀明編集)
これ一本見ればエヴァのこれまでが一応全部さらえるという4分間の超ダイジェスト映像。中田の見てからこれ見ると補完計画されて全部わかった気になる。庵野監督自身の編集という。せりふが食い合って超ハイテンポでなんかいい感じだ。
ところでこれを作ってるカラー株式会社のそのカラーってのはロシア語なのか?караって書いてるのだが。кара(カーラ)はロシア語で「懲罰」の意味だ。
【エヴァ】新世紀エヴァンゲリオン 第壱話「使徒、襲来」
その株式会社カラーさんがテレビアニメ版の第1話&2話をYouTubeで無料公開してるので見てみた。見てみようとした。有名なざーんーこーくーなの歌も聴けて「ああこれがそれか~」と感動しないでもなかったが、なんか最後まで見切れなかった。
私はそもそも巨大ロボットと巨大侵略者が戦うとか少年少女の恋とか学校生活とか、別に嫌いじゃない。オカルトはむしろ好物である。エヴァンゲリオンを嫌う理由はない。ましてやエヴァは私の好きな「反復」の芸術なのである。私としては見るべき作品だ。
だがなんか、見てらんなかった。何だろうな。……けっきょく中田から庵野編集ダイジェストとここまでお膳立てされても私はエヴァに入門することができなかった。
まぁとにかく1話2話見れますのでお好きな方どうぞ。
【中田】16時間断食健康法|中田敦彦のYouTube大学
私は正直オンラインサロン入ってもいいと思うくらい中田のファンだ。だが改めてこうしてサムネ見てるととりあえず近づかんとこと本能的に思ってしまうほどの似非教祖ぶりやな。こわ。
と一旦貶めておいて、この動画は大変面白くて印象的で、そして現実的に私の生活を変えた。先週から私も16時間断食ダイエットしてる。夕食8時台に食べて、翌日は昼2時くらいまで何も食べない。今日もそうした。明日もそうする。
世の中にダイエット法はたくさんある。いろいろ比較検討した結果このひとつを採用するわけではない。アホみたいに、これ聞いたからこれ実行する。
理由は2つある。1つは単純に、私に無理なく実現可能だから。16時間あけるとなると朝食を抜くことになるが、前々から朝飯が面倒だったので(何食うか考えるのも食うのも片づけるのも)願ったりかなったりだった。んで16時間あけさえすればあとは何食ってもいいというのも気に入った。食う物とか食う量とか制限したくない。それがいやだからこそ人生これまでダイエットと無縁できたのだ。
もう1つは、中田が実際に顔変わってるの見てるから。例のエヴァ動画見たあと、中田のエヴァ語りの別動画(去年の4月とかのサブチャン)がサジェストされたので、それを見た。したらめっちゃ目にクマがあって、どうした中田!?こんとき寝不足か?と思ったが、単にそれは生活改革を始める前だったのだ。他にも藤森とのトークとかで2食生活のことなど折々耳にしてたので、この動画がただこの本読みましたこんなこと書いてありましたじゃない、「この本の内容、中田で試験済みです」動画だということが分かっていた。だから説得された。信じることにした。
いまちょうど一週間くらい。ふつうに続けられると思う。朝食という言葉が辞書から消えて身軽になったし、自分が健康のために何かやっていると思うと気分がいいものだ。
あ、ナッツも一応備えてある。あんま食べたいと思うこともないのだが。
【中田】YouTubeコンサル|中田敦彦のYouTube大学
他人のYouTubeチャンネルのアイコンとかヘッダー見てダメ出しする。結構容赦なくて「草」。いわゆる「草」。
アイコンとかヘッダーは親しみやすく視認性が高く、誰が何をしているどういうチャンネルなのか分かりやすくあるべしという。
それでいうと私のこのブログ「今から何が可能か」とか全然ダメだ。誰が何をするどういうブログなのか、全然明らかでない。ウクライナ国旗柄のタオルを頭に巻いた私が吹き出しで「ウクライナ/オデッサ紹介ブログ!ラスカーヴォ・プローシモ!」とタイトルコールしてるブログであれば分かりやすいだろうが、だが……そんなことは全然やりたくない。死ぬほどやりたくない。だがもちろんこのままでいいとも全く思わん……!!
【中田×宮迫】山本圭壱|Win Win Wiiin
中田と宮迫が毎回ゲストを招いてトークする番組「Win Win Wiiin」の第3回。毎回見ている。
私はテレビを見ない家庭に育ったので(その反動で今こんなにYouTube見てるとも言える)、めちゃイケとか見たことないし、この山本とかいうやつももちろん知らない。吉本興業とかクソどうでもいい。それでもやはり今回も見てるうちに釣り込まれて中盤以降は非常な興奮をもって見守った。
それこそ中田と宮迫ふたりのオープニングトークとエンディングトークの温度差を見てほしい。オープニングはWin Win Wiiinも3回目にしてはや漂うマンネリ感、さすがにもう「泣きそうや」とか「階段がんばりました」でもないだろう、えーと何しゃべろうか……もうゲスト呼ぶ? みたいな。対してエンディングトーク、もう長年組んだ漫才コンビででもあるかのような息の合いかた、漂う「戦友」感。それだけこの短い時間で二人が危険な難路行をともにしたということだ。
吉本とかクソどうでもいいと言ったが私は宮迫のファンなので、その限りでこの問題(圧殺問題)に関心を持っている。中田がいかにシャープにタブーを突いているかも分かるし、生放送でもないのに見てて手に汗握った。非常にスリリングだった。で話がいよいよディープで危険な領域にさしかかって宮迫すら言葉に詰まった瞬間に、「あれ、今日ぼく、帰り道銃殺されます?」と笑いに落とした中田、見事というほかない。至芸。そして暑苦しいまでの男気の世界。Win Win Wiiinは第3回も非常に面白かった。
(西野亮廣を招いてのWin Win Wiiin第2回のレビューも書いとります⇒こちら)
【お笑い】独裁者の卵な奴|ジャルジャルアイランド
ジャルジャルというお笑いコンビのYouTubeがちょっと面白い。この「独裁者の卵」が特に気に入った。
「独裁者の卵」を演じるこのベレー帽の人の演技がすごい。いや演技というか、口から出まかせに喋りつづける高速一人喋りの才能がこわい。この人自身に独裁者の卵の資質が備わっているということだ。つまりこの人、独裁者の卵の卵。
いや「独裁者の卵」て何だよさっきから、と思われると思うが、まぁそこなのよ。他にも呼びようはあったと思うが結果こう呼んだそのネーミングセンスが素晴らしい。これをさらに「独卵」あるいは単に「卵」と縮めて呼んでるコメント欄の人たちも好きだ。
【ビジネス】貯金をするのはバカ?|ホリエモン
日本人の貯金という慣行がどういう歴史的経緯で始まったか語っていて、相変わらず任意のテーマですぐに筋道立ててまとまった話ができる博覧強記ぶりに関心したが、空疎といえば空疎な話だ。
という意味は、貯金は善いことという観念は戦費の調達のために政府に植え付けられたものだとか言われても、だから明日全預金をおろしてきますとはならない。経緯はどうあれ今この現状資産を銀行に預けておくことがいろいろ都合がいいから預けているのだ。
また、金は銀行に「貸す」のでなく銀行から「借りる」べきだとかいうが、みんなが貸すのをやめたらどうやって借りるのか。余ってる金をとりあえず余ってるからとて銀行に預ける、その金を今度は銀行がそれを今必要としてる人に貸す。銀行てそういうもんだろうが。
まぁそれはそうとして、金を借りるのは簡単だ、金を借りるのは悪いことではない、という話は大変身につまされた。「今100万円しかないけど5年がんばって1000万円溜めて事業始めます」より「今銀行から900万借りて事業始めます」の方が一番貴重な時間という資源を4年も得する、みたいな話(数字は適当)。わがこととして考えたい。
【不動産】巨大バルコニーと防音室のある2DK|ゆっくり不動産
チャンネル登録した。こういうの見るの好きだ。バーチャル内見して妄想裡にいろんなお部屋に住んでみる、また楽しからずや。にしてもコメント欄の皆さんは想像力がなさすぎだ。てか与えられた条件の枠内で妄想するという最低限のルールを守れていない。お題:このバカ広いバルコニーを何に使うか。「楽器演奏」「キャンピング」? 馬鹿をいえ、住宅密集地ぞ。なに、「ガーデニング」「家庭菜園」? 十分に厚みのある土壌をこの広さに敷き詰められる資力があればそもこんな安い家に住まない。
【アニメ】ちびまる子ちゃん「お姉ちゃんの誕生パーティー」の巻
古いちびまる子ちゃんがYouTube公式で見れる。「期間限定」とあるから、もしかしたらステイホームな世の中をまるちゃんでほっこりさせようというさくらももこプロダクションの男気?なのかも。
動画一覧のキャプチャ(ごく一部) ↓
ひさーしぶりに見るまるちゃん。懐かしい友達に会う気がする。
この「お姉ちゃんの誕生パーティー」の回は珍しくお姉ちゃんが主役だ。一日限りのお姫さま。父ヒロシにも見せ場あり、まるちゃんはまるちゃんで面目躍如。楽しめる。わが妻@ロシア人も楽しんだ。
海外在住者帰国あるある|しーまん
前回のYouTubeレビューでも取り上げたが、ウズベキスタン人と国際結婚している日本人女性がウズベクあるある動画とか上げてるチャンネル。今回は長期海外滞在のち日本に帰国した人のあるある。いやこれほんとあるある。あるあるあるある首をタテにバンギングし過ぎてむち打ちになった。年一で帰国するという人もあるそうだが私は結構行ったら行きっぱなし特段の事情がないと帰らないタイプなので、モスクワ2年⇒帰国、モスクワ2年半⇒帰国を経験、で今オデッサ1年半である。成田空港で入国管理の優しそうなお姉さんに「お帰りなさいませ」と言われたとき涙がこぼれた過去あり(実話)。
同じ内容を部屋でカメラ目線で「帰国者あるあるその1(ここで人差し指立てる)、空港のお帰りなさいの文字に涙。」とかただ喋るだけの動画なら他にもありそうだがこの人の価値は実際に演じてみせてくれること。んでその演技が全力で体当たり感あってそんで巧い。絶妙に笑える。
【ロシア】反プーチンデモについて|ピロシキーズ
ロシア人が日本語でやってるチャンネル。前チラっと見たことあって存在は知ってたのだがそんとき見たやつが全然おもんなく、むしろお下劣で不快だったので閑却していた。だがこの回は政治情勢のこと語っていて面白かったよという報告がTwitterであったので、見てみた。
したら全然よかった。流行りの話題に便乗してこういう話するわけではないというのも信じられたし、聞いた話知ってることを述べる際また自分の意見を言う際の慎重さと大胆さがちょうどいい塩梅だった。信頼できる感じ。「プーチン」というぞんざいな呼び方と「なわりぬい氏(笑)」という言い方に不偏不党ぶりがよく表れてると思う。
内容もよかった。ナヴァーリヌィに期待し過ぎないところ、宮殿動画の真偽などという検証不能な問題に拘泥しないところ、プーチン(の一党)いつまで居座んねんという不満に今のデモの本質を見ている点、同じ同じ。私も私も。仲良くなれる気がするのだが……友達になりませんか。わたくし何丘ゲヘヘ太郎ともうするのですが。
友達になりたいから言うわけじゃないが、この関西弁のロシア人男女は、日本語がうますぎる。というのは彼らが非ネイティブであるという前提で言う。もしかしたら普通にネイティブなのかもしれない。ここまでくると私にはもう見分けがつかない。
(世界で1億回再生されてるプーチン宮殿動画のレビュー以前書いてます⇒こちら)
【ロシア】Колобок(まるパンくん)
ロシアの童話をアニメ化したもの。1億回以上見られてる。なんでこういうものが1億回も再生されるかわかるかい。子供が見るのだ。てか親が子供に見せるのだ、子供はこういうのを熱中して見るので、その間親は手があくというわけ。
うちもまさにそうだ。1億回のうち少なくとも100回は何丘家の貢献である。もっともうちはある年齢までは動画はなるべく見せない方針なので音だけ聞かせている。本当じっと聞いていてくれるのである。重宝なものだ。
うちの子が母親がロシア人だからこんなものを楽しく聞けているという話でもない筈だ。音があって歌があって声の演技があって、ラジオドラマとしてよく出来てる。日本の子にもふつうに使えると思う。(その子が将来まかり間違ってロシア語に入門したときに習得が速いかも知れない、という余禄も?)
一応あらすじを述べておく。爺さん婆さんがパンを焼いたら命が宿った。丸パン君の誕生だ。僕は自由な丸パン君だよーと歌いながら旅してゆくのだがキツネに出会って食べられちゃいました、という超バッドエンドのお話だ。
【ロシア】Вечное возвращение(永遠回帰)
先の「反復」という主題という記事で取り上げた作品。昔映画館で見たのだが探してみたら全編YouTubeに存在したので見返してみたらやっぱり面白い。同じせりふ同じ場面がキャストを入れ替えながら反復し続けるというヘンな映画。ロシア語学習者が聞き取りの練習に使うとよいと思う。
【ロシア】Вечерний Ургант|駐露イタリア大使
ロシア国営第1チャンネルの人気番組「晩方ウルガン」。ウルガンというコメディアンが毎回ゲストとトークする。今回のゲストは駐露イタリア大使(このレベルのゲストもちょいちょい来る)。
この1/29放送回は2021年1発目だ。「晩ウル」は日本でいう笑っていいともだと思ってほしい。毎平日(つまり月~金)やってるバラエティ番組、タモリの役どころがウルガンだが、ウルガンさすがに働き過ぎだろうちょっと休めということで、1月は長いお休みをとっていた。
んで21年の一発目のゲストがなんでイタリア大使かというと、例の「CIAO, 2020」である。昨年末ウルガンが壮大な茶番をかました。さよなら(チャオ)2020年と題する年末特番を80年代イタリアの歌謡ショーという体裁で全編イタリア語で放送した。なんでロシアのしかも国営テレビなのに、キャストも全員ロシア人なのに、私たち陽気なイタリア人でーすというテイでイタリア語喋ってんだよ、イタリア語で歌ってんだよ、そして何より、何で1時間番組の最後まで誰も突っ込まねえんだよ! ということで界隈でセンセーション。当該番組はYouTubeで1000万回近く再生されており、イタリア本国でも大変話題となったらしい。それを受けてのイタリア大使。
(ちなみに「チャオ2020」のレビュー以前書いてます⇒こちら)
さて「晩ウル」でウルガンは大使に「チャオ」のダメ出しを求めた。大使は概ね素晴らしかったとしながらも、ジェスチャーについて若干の注意を行った。この一連のやり取り見てへぇほぉと思ったのだが、われわれ日本人から見ると欧米人て身振りが大ゲサだよねでひとくくりなのだが、ロシア人から見るとイタリア人の身振りは優美で多彩でニュアンスに富む、イタリアてジェスチャーの本場だよねって感じらしい。妻にも聞いたがやはりイタリアとかラテン諸国はジェスチャーやばいってのは一般通念としてあるそうだ。考えたこともなかった。私の目から見るとロシア人も大概なので、そのロシア人が一目置く「さらに上」というグレードがあろうとは。
私は人生でロシア人以外のヨーロッパ人と親しく付き合ったことがない。が、たしかに見た映画とか旅行のこととか思い出すと、スペイン人とかやたら手を振り回してた気がする。んでイメージ的には、ドイツはじめプロテスタント圏は剛直であんま動かなそうな気がする。想像で格付けしてみた。
スペイン、中南米・・ジェスチャー最大
イタリア・・もう少し優美
フランス・・さらに優美
ロシア、東欧、バルカン、ギリシャ・・ジェスチャー中
米国・・より粗暴(美しくない)
ドイツ語圏、北欧、英国・・ジェスチャー小
東南アジアおよび東アジア・・無
以上。