【YouTubeレビュー】1/24:プーチン宮殿と谷根千散歩

YouTubeレビュー

ここ数日で視聴した中で「おっ」と思ったもの「おっ、おすすめ!」と思ったものを紹介します。

【グルメ】トーキョーさんぽ|谷根千散歩

【谷根千散歩】美味しいランチに谷中銀座で食べ歩き!下町を満喫した1日【日帰りagogo】

このチャンネル好きで時々見る。かわいい。仲良さそうな感じがいい。自然体な感じがいい。昼から飲んじゃう感じがいい。

旅のスタイルは好きじゃない。ここ行く、と予め決めてあって、そこ行く。そこ行ってそれをしようと決めていたところのことをただする。空疎だな、と思う。

でも出てくるお店は全部いい。ケチケチせず心の赴くまま食べたいもの飲みたいものを頼んじゃう感じもいい。「人生を謳歌している人」の姿を見るのは気持ちがいい。

【中田】中田敦彦のYouTube大学|2030年の未来予測

【2030年の未来予測①】アメリカ最先端テクノロジーから見た未来(The Future Is Faster Than You Think)

近未来予測の話好きなんだよな。これ自体SFだから。というか「SF小説」というジャンルって今どうなってるの? こういう現代の技術水準を基礎にして中田のこの手の動画より面白い/ありそうな/細密な/破天荒な小説って職人の手でちゃんと生産されている? 普通に読みたいが。

さて中田によると、もとい中田の読んだ本によると、これからの10年の鍵を握るのはAIだ5Gだ3Dプリンターだ……という個々の技術ではなくて、それらの掛け合わせである。技術が技術を加速させていって爆発的なイノベーションが起こっていく、というイメージが大事だ。

たとえばAIと5Gとビッグデータと3Dプリンターのかけ合わせで「膨大なデータをもとにものすごく賢く安全に人とか物を運ぶ完全自動自動車」ができて日本の自動車メーカーは駆逐される、といった具合。

完全自動自動車、空飛ぶ車、超高速鉄道、大陸間弾道輸送。これらはしかし近未来というよりは「ほぼ現在」、つまり既に現実化しつつあり近い将来確実に現実化するものである。
これらはもう所与の前提として、その上にマジ誰にも未知なる未来を洞視することこそ必要。そこでSF小説の出番、ではないか? (書かれてる?)

【音楽】みのミュージック|理解するのに時間がかかった音楽

一番理解するのに時間がかかった音楽

このアフロの青年は職業ギタリストらしい。で音楽オタク。興味あるテーマのとき時々見る。今回はD’angeloのVoodooについて喋ってそうだったので見た。

Voodooはよく「難解」と言われるが、音楽が「難解」てのはどういうことなんだと、ずっとその言い方そのものに違和感を感じていた。Voodooは何丘のオールタイムベストで「よく分からない」などと思ったことは一度もない。まぁどだい私なんか浅薄なリスナーだが。

「聴いてられない音楽」ならある。たとえばローリングストーンズというバンド。なんかビートルズと並び称されるバンドらしいのだが、全然良さが分からない。ああこの「分からない」が要はあれか、「難解」ちゅうことか? 一方のビートルズの方こそ時にその後期作が「難解」と言われるが、全然ピンと来ない。その言い方がピンと来ない。よゆうで聴ける。

あと交響曲も聴いていられない。これいつまで聴いといたらいいの? もういっすかね、ちょっとポイントが分からないんで。というこの感覚が「難解」ということか?

同じ理由で能を見てられない。何を期待していつまで見ていたらいいか分からない。

【音楽】赤ずきんちゃんの歌(Песенка Красной Шапочки)

Песенка Красной Шапочки из х/ф "Про Красную Шапочку" (1977)

ロシア語の歌だ。ソビエト時代の子供向け実写映画「赤ずきんちゃん」の劇中歌。

言葉を知ってないと楽しめないものだろうか? サビの「あー、あ!」てとこ音(おん)だけですごい楽しいと思うんだが。大略、次のような歌詞だ。

このツイートに一つの「♡」もつかない。いい歌だと思うんだけどな。なんかやる瀬ない。

やっぱり言葉が分からないと分かってる歌など聴く気になれないだろうか。ではどうだろう、サビの「あー、あ!」の最後のところ、「日曜日のサムライ」と言っている、ということにしては。本当はзелёный попугай(緑のオウム)と言っているのだが。

【音楽】翼(Крылья)

Вячеслав Бутусов -" Крылья"(HD)

またロシア語の歌。「ロシア語なんて知らねーよ」? でも歌詞が逐一聴き取れないと音楽聴いちゃいけないですか?
ふつうにいい雰囲気の、ギターリフがクセになる、聴いてられる(愛せる)曲だと思うんだが。おすすめよ。
しかも歌詞を教えてあげる。大筋こういうことを言っている。

一応言っとくと「翼」というのは大人になって失われてしまった純粋さ、自由、輝き、のメタファー。

【ロシア】しーまん|中央アジアで見た祈祷師

中央アジアで見た祈祷師シリーズ1

Twitterで知った。この女の人はウズベキスタン人と結婚して長いこと向こうに住んでいて、そこで体験した異文化すぎるエピソードを1分前後の短い一人芝居にまとめてる。チャンネルは生まれたてほやほや、今日(1/24)時点で動画は5本。全部おもしろい。

何丘はウクライナのオデッサというところに住んでいる。「ロシアらへん」ということではこの人と近い。「あるある」を共有できる。

でもそれなくても、十分面白いと思う。それこそ「祈祷師」は何丘は遭遇したことがないが爆笑した。「国境」(別動画)のエピソードも、大筋わかるのだが、掌に数字書くとかはこちらではさすがにない。だがその数字にやられた。最後の瞬間に数字がバリ書かれた掌をカメラにドンで爆笑。すばらしい落ち。

構成がいいのだ。あと芝居がいい。やってた人なのだろうか。なにしろこのチャンネルは爆発してほしい。

【ロシア】ナヴァーリヌィ|プーチン宮殿

Дворец для Путина. История самой большой взятки

話題の動画。英語字幕もあるので見た方がいい。剛腕だがカネに汚いイメージはないプーチンが実は世界に類例のないような豪奢な邸宅を密かに建設している、とする暴露動画。

1時間50分の長大作だが、絵的に面白いのは30分~あたりの敷地空撮と、1時間~あたりの「設計図をもとにCG再現されたプーチン宮殿」内部ツアー。それ以外の時間は、プーチンがどのタイミングでどうやって公金を略取していたか、どういう「お友達」がグルになっているか、何のためにそれほどカネが要るのか(元妻と愛人とその家族のためである)——みたいな話。膨大な文書・記録をもとに裏付けていく。

「皇帝」に放つ毒矢だ。あまりにも仮借なき攻撃。この動画自体が人類史上最大の不敬であり涜聖である。こんな映像がこの世に存在して世界7700万人が見ていると思うと、私がプーチンだったら恥ずかしくて便所で首をくくりたい。だが現実にはプーチンであるのは私でなくプーチンなので、ナヴァーリヌィ殺す、「雪隠詰めでぶっ殺す」(古いネタ)と歯ぎしりするだろう。また周囲の忖度勢は、一応ひそかに再生回数には貢献しながら、これはさすがに殺さないわけにはいかない、と矢を矯めるであろう。

一応ここに至る流れを説明しておく。プーチン(68)圧倒的一強が20年続いている。それに対して野党の星がナヴァーリヌィ(44)である。ロシアというとおそロシアということで反体制者に毒を盛ったり刺客を送って暗殺するイメージがありますが、このナヴァーリヌィも昨年8月やられまして(※諸説あり)、ドイツで暫く療養してたのだがこの1月になって「ロシア帰る」と言い出した。えっ、殺されに行くようなものやん!やめとけ、ドイツで大人しくしとけ!と皆思ったが、毅然と「うん、でもぼく帰る!」とて帰った。1/17。最悪殺害、最善でも逮捕、と思われていたところ、案の定逮捕された。だがナヴァーリヌィは手ぶらで帰ってきたわけではなかった。1/19、時限爆弾発動。YouTubeで動画「プーチン宮殿~世界最大の収賄劇~」公開。再生回数は初日で千万越え、以来急上昇ランキング#1を保ち続け、1/24現在で7700万視聴。そのうち1億いくであろう。

国家は搾取する、権力は腐敗する、プーチンとて全く清廉潔白ではない、とは誰しも思っていたことだろうが、「外国と結託した秩序壊乱者」ナヴァーリヌィの言うことを信じるかどうかはともかく、いかにプーチンとそのお友達たちが全く顔ぶれの交代なく長い長い期間ロシアに君臨しているか、というグロテスクな事実は、この映像によってありありと可視化され言語化され、人々に意識されたことと思う。「やつらがカネに飽食することは絶対にない」とナヴァーリヌィ。街へ出て行進しよう、公正な選挙を開こう、強い野党を作ろう、奴らは強大で盤石だが言うて数百人だ、対する我らは1億人だ、私たちがNOと言えば奴らも専横は振るえない、声を上げよう、堪え忍ぶのはやめよう、ただじっと待っているのはやめよう。ラスト数分、すばらしいアジテーションだった。

ただちに何かが変わるとは思えないが、ノヴィチョクに数段まさる猛毒を、ナヴァーリヌィがロシア社会に放ったのは間違いないと思う。

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前回のYouTubeレビュー⇒ 1/16:えんとつ町のプペル、藤森慎吾、ロシア国営第1チャンネル
前々回 ⇒ 1/10:朝倉未来、ピース又吉、ワンピース、ジョンレノン他
日記 ⇒ 1/18:それは明らかにハンスが悪いв этом явно виноват Ганс

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