あ、ネコ……(が入っていたはずのカップが)

オデッサ/ウクライナ/ロシア

最速・最頻回の更新報告集。

5月2日
1109 ウク側5月2日分更新。

4月30日
2149 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月29日の分を粗雑に。友達がいない。気づけば一人もいない。またこの状態だ。ついいなくする。自分が今抱えているような種類の屈託を、打ち明けられるような友達とは、どんな友達か、そんな友達が、かつてわが人生にいたか。それとも大人になると、こういう誰にも言えなさ・言う人のなさを、どうしたって抱えて生きていくことになるのか。burden私のバーデン。私が持ってるこういうどうしようもない重苦しい塊を、世の大人は、きほん、皆抱えているんだと思ってるのだけど、それもどうだか。苦しい・苦しい世界だ。実は先ほども、外形的には、友達と言ってもいいような、まぁぞんざいなため口をきくような人間と、小一時間一緒にいたのだが、私の抱えている鬱憂の、鱗一枚剥いで見せることもしなかった。分かるわけない、伝わるわけない、伝わったら伝わったで気持ち悪いことだ、おお考えるだに気持ち悪い。と思って、予め絶望していた。適当こいてヘラヘラ笑っていた。誰との間にもこの種の奈落がある。ありはじめて久しい。私はことししじゅーになる。青年の憂鬱は美しい……スタヴローギン。だがしじゅうがらみの人間の世腐れ屁言は見るも臭い。(プレートて何?)ああプレートって何、か。太郎が話しかけてきたのだ。(ミュージカル「イマジン」て何?)たぶんこれも世の大人たちは皆していることなのだが、あまりに孤独が深く、話せないようなことが多すぎるので、仕方がないから自分の中に精巧なろうとのようなものをこしらいて、憂愁から無色透明の愛を抽り出して子供に注いでいる。太郎、なんで俺がこんなにきみを愛せるか、これほどの愛が私にはどこからくるか。それはね、その資源はね、太郎、私の巨大な巨大な憂鬱の塊なの。

4月28日
935 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月27日の分。もう半分ほど取り上げたかった話題あり、後刻更新する。(私のブログ上の約束履行率、2割)

4月26日
756 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月25日の分。先生、言いましたよね、自分に必要なのは赦す神でなく罰する神だと。認識を改めました――俺に必要なのは「Aマッソ加納」です。「加納ちゃん」に痛罵されること、必要にして十分なのはそれ。

箱根に行った。GW(ゴルデネ・ヴォッヘ)どこも行かないので。わが人と行くのは二度目、子と行くのは初めて。わたし自身は6回目とか。以下、感想、tipsなど。
・子と行って十分楽しい。いろんな乗り物を乗り継ぐというだけで乗り物好き男児として十分。特急→登山鉄道→ケーブルカー→ロープウェー→海賊船。彫刻の森美術館もすごい楽しかった。
・箱根フリーパス必携。三鷹発の我々は当然に新宿から買うべきであったがぼーっとしてて、そのまま湯本まで来てしまい後悔。湯本の駅構内でフリーパス販売してたので聞くと、①小田原から買ったことにしてあげる(これは標準サービスと思われる)、②周遊するならそれで十分元はとれる、と言われたので、買った。結果、得した。
・箱根ロマンスカーは座席回転してボックス席にできる。3~4人で乗るならボックス席にしてくと快適の度が段違う。ゆえ、空いてる電車なら、特急券買うとき、n列ABC(ないしBCD)横並びでなく、n列AB+m列Aというふうに二列で手配してもらうといい。何も言わないと多分横並び一列でとられる。(オンラインで座席指定でとれるのかな?我々は窓口で買った。行きは券売機で買って、それだと座席は選べなかった=自動的に横一列で取られた)
・初歩的なことかもしれないが、美術館チケットの割引を最後まで諦めない。今から行こうと思ってるミュージアムのウェブサイトをスマホでさっと開けばそこに100円引きクーポンなど見つからないものでもない。彫刻の森美術館は100円引きクーポン券があった。またそれと別に、ネット事前予約だと200円引きとあったので、そこへ向かう登山鉄道車内(宮ノ下あたり)でこれ買った。あと、成川美術館は、箱根フリーパス提示で200円引きだった。
・成川美術館はまったく素晴らしい。年に3~4回展示を総とっかえしてるそうなので一度行った人も二度め行かない理由がない。わたしは多分これで4回目、今度も非常に見ごたえあった。橋本龍美。
・わかさぎ定食にこだわるな。湖畔にくるとつい公魚フライ定食を頼んでしまうがこんなものに1600円の価値はない。1000円のオムライスにしとけ。私と我が人がおいしくもないわかさぎ定食たべる眼前ひとり太郎がオムライスばくばく食っていて光り輝きながら優勝していた。
・外人さんがとにかく多かった。白人種が目立った。ロシア語人(恐らくロシア人)もいた。いかにもカネ持ってそうな人たち、なんかむらむらした。邪心が湧いた。誰に投票しましたか?と聞いてみる……という妄想をひとしきり。
・箱根は、だいじょうぶだ。栄えてる。見えた範囲では、全くさびれていない。秩父原人の私からしたら羨むばかり。東京からちょっと一足延ばしての観光(西部の秩父、東部の日光、小田急の箱根)は箱根の一人勝ちだ。
・横浜と鎌倉を持ってる神奈川県が箱根まで持ってるのは実に実にずるい。とても太刀打ちできない。やはり草津を襲って併合するしかないか……
(このずるさは、善光寺の長野と松本を持ってる長野が、軽井沢まで持ってるずるさに似ている)
・とはいえ箱根周遊は、やはり、お金がかかる。軽めの旅程でも結果2日で4万飛んだ。ジョニー18歳のようなやつにはちょっと手が出まい。緊褌一番のデートでもなければ……あるいは往時の私のようにチャリで行くのでなければ。
・それでも現状子供に電車賃がかかっていないので、軽傷で済んでいる。この今のうちに、せいぜいあちこち出かけておこう。

(私の在学時、大石雅彦教授は箱根に住みロマンスカーで通勤しているという噂があったが本当だろうか?優雅な生活もあったものだ、と感心していた)

4月25日
1133 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月24日の分。

4月24日
1713 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月23日の分。
1546 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月22日の分。

4月23日
945 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月21日の分。

4月20日
1915 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月19日の分。
続けるのが非常にしんどくなっている。物理的に、時間がない。精神的にも、しんどい。私は14年をモスクワで・22年をウクライナで体験した――それも生活者として体験した、たぶん唯一の日本人だ。それで、この世紀の事象を、とにかく誠実に認識し続け、そのときどきで考えることを考え続けたい、と思い、この記録をはじめた(ということにひとまずしておく)。だがもう、見ているのは、ただひたすらにえんえんと続く、無罰の悪。無罰の悪をただひたすらに、えんえんと見守り続けるという苦行、これ苦行でなくて何。こうでないはずだった。こうでなくあってほしかった。人類史の最暗黒の一ページは22年2月24日であってほしかった、そこから徐々に光と善とが回復していく過程を、見守っていられるのであればよかった。だが現実には、最悪は更新を続けている。あれが「底」じゃなかったわけだ。イランとイスラエルの相互自制をいっそ羨ましく眺めている。側面史つづり、非常に、続けるのがしんどくなっている。

4月18日
949 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月17日の分。

4月17日

■コラム2:ウクライナと天祐
イランのイスラエル攻撃がウクライナを利することはあるか。国内外で生起するあらゆる事象をとらえてウクライナ支援に結びつけるのがゼレンスキーの仕事だ。ともにNATO加盟国でないのにイスラエルの防空には米英が直接参加してウクライナのそれには参加しないのはおかしい、というレトリックをゼレンスキーは当然に展開していく。正着だ。だがこれはゼレンスキーの心の叫びでもあると思う。ユダヤ人としてカナンの地への憧憬とかあるんだろうし、なんといっても、イスラエルへの攻撃にはウクライナを脅かすかのシャヘド(イラン開発の自爆ドローン)も大量に使用されたのだ。ゼレがイスラエルとウクライナを重ね合わせ、なぜかの地でできていることがこの地ではできないか、と煩悶するのも自然なこと。
げんに米議会ではイスラエルとウクライナを含めた対外軍事支援予算についての議論が活発化している。ジョンソン解任動議も出ているしイスラエル支援法とウクライナ支援法が分離されるという話もあるから予断を許さないが、もしこのモメンタムを得てついに待望のウクライナ追加支援が成るとするなら、イランのイスラエル攻撃はウクライナにとってまさに天の祐けであったということになる。逆に、こんな天祐とか奇跡に頼るほかないほど、ウクライナの立場は苦しい。
意想外の外的要因(高橋さんのいう「ワイルドカード」)による状況変化、それは過去にもあった。たとえばナゴルノ・カラバフ、プリゴジンの乱、ロシアの部分動員、ガザ。戦争が長期に及べば世界には色々なことが起こる。起こらないではいない。ルカシェンコが頓死するかもしれない(一人しか名を書けないデスノートが手元にあれば私ならプーチンよりはトランプの名を書く。二人目を書けるとしても、人間一人除かれて体制が一大転換することへの期待感という意味では、むしろルカシェンコの名を書くかも知れない)
天祐や奇跡によってしかウクライナは勝利し得ないといえば勝算はいかにも低いようだが、実は必ずしも低くない、と思う(願望を込めて)。というのも、善くありたい、悪でなくありたいという人間の心性にとって、ロシア人であることは無理だから。ロシアがやっていることは人間の自然にあまりにもとることだから。つまり、ばねが伸び切っている今の状態の方が危うくて不安定で異常なのであって、自然状態の回復に必要なのは、ただきっかけ。奇石(めずらしい石)ほどの奇跡があればいい、三つでも四つでも(あればあるだけいい)

■コラム1:何丘の書き癖
逆張りというのとも違う(と思う)が、あまり語られていないということが私の語る理由になるような、そういう種類の人間だ、しゃ(=私は)。これは文学青年という私の出自による。「子供より親が大事と思いたい」「家庭の幸福は諸悪の根源」太宰、こういう、人が聞いてぎょっとするような、「人聞きの悪い」ことを言うことが、文学者の使命というか、文学というものの一つの(重要な)役割だと。こんなことまで語ってしまうのか文学というものわ、という驚きをもたらした者に、「一流」の判を押してきた気がする。いわく、ドスエフ、チェーホフ、島尾、秋山。「ぼくが真実を口にすると/ほとんど全世界を凍らせるだろうという妄想によって/ぼくは廃人であるそうだ」吉本。そういう言葉にdeepにinして人格を形成したものだから私は、いま良識あるべき大人になって、一人メディアまがいのことをしていても、本文あるいは脚注にて、それを言っちゃおしめえよというようなことを、しばしば口にする。そこは私の奇癖だと思って、割引いたり、そういうものとして楽しんだり、してくれたらいい。
一方で、私の終生のテーマが、善良であること、である。人群との善隣の徹底、君ら棒ども・穴どもへの同質化の完成、これを目指している。というのは前段に寄せ過ぎた言い方。ふつうに、応答可能性の塊、気持ち良き人、社会の立派な成員でありたいと願っている。
つまり私は、過激なことを言ってみたいという志向と、それを抑制する機制を、一身に宿していて、両者の内訌が常態化している。基本的には後者が十分に優勢である。たとえば私は実は幼児性愛者で、公園で遊んでいる女児を見ていると拉致して解体して内臓を賞味したいなあ、とよく思うのであるが(※嘘ですよ)、語る者の倫理として、まずそういうことは言わないし、言ったとしても、「(※嘘ですよ)」とかすぐ補注する。基本的に人に不快を与えたくないし、人に不快を与えるかも知れないという想念によって自分も不快になりたくないので、意味もなく今言ったようなことを言うことはない。もうひとつ例を挙げる。「私は心の底ではウクライナなどどうでもいいと思っている」。これなどは、真実といえば真実である。だが、それを言うことのデメリットというものを理解しているので、基本的に言うことはない。また、一方で、ウクライナのことを心底心配しているというのも、真っ赤な真実である。
人間の心は当然に二重底・三重底である。だが、ここにも無限に注釈をつけていける。心底(しんてい)、といいますな。この底という言葉は、いやがおうでも、うわべと底、少なくとも二層に縦方向に構造化された何かという視覚イメージを人に抱かせる。また、平野啓一郎の分人主義てありますな(人間を個人indivisual=「不可分なもの」でなく分人divisual=「分割可能なもの」ととらえる)、この「分」という言葉が人にまた、同一平面に同時的にいくつかのものが存在しているという視覚イメージを持つことを強いる。だが心について、より実相に近いのは、「弁慶」という言葉だと思うの。内弁慶、外弁慶。私であれば「筆弁慶」。同じ人間が時によって太郎冠者になったり弁慶になったりする。「仮面」もあんまり好きじゃない。本当と嘘を峻別してしまうから。なりかわる(どちらが本態ということもない、ただ変幻する)、というのが本当のところと思う。相転移、という言葉は好き。
(ちなみに私の卒論のテーマはドストエフスキーの小説の言葉が読者にどのような視覚イメージを継起的に喚起していくかを後付けていく、というものだった)

4月16日
1048 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月15日の分。

4月15日
858 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月14日の分。こんな話ばかりしてるから私が戦争とかそういう話が好きなのだと思わないでほしい。先日朝日夕刊にアマテラス粒子の話があったが元来私は人類は宇宙と深海と素粒子物理の探求あるいは芸術と創造に忙殺されるべきであって、軍拡だの戦争だのは時間と資源の最も暗愚な浪費と思っているような人間だ。あらゆる暴力と破壊を嫌悪し、その世界最大の淵源であるロシアを憎悪している。

4月14日
725 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月13日の分。すわ世界大戦。どんどん悪くなる世界。更新されていく「人類史の暗黒の一ページ」その暗黒の度。

4月12日
810 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月11日の分を半分(のち、動員新法のことと、スロヴァキアのこと追い更新す)。よかったね。ざまーみろ。ウクライナはナチスじゃないけど、滅びるよ。これがしたかったんだろ人類。これがお前らの望みなんだろ。敗北だ。無駄死に無駄死に。無駄な抵抗であった。ロシア文化・ロシア語だーいすき。

4月11日
813 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月10日の分。

4月10日
2137 「バイリンガルな何丘さんち」更新。寺山修司の話。うつろわないでよ、ねえ。感謝してしまっている、人生のわりとしんどい季節にあたまを良い感じのメロディと詞で満たしてくれてありがとう。感謝までいってしまうとパターンとしてはライブに行くのだ。そのうちchelmicoのライブに行くのであろう。
2116 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月6日の分。
1438 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月9日の分。

4月9日
948 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月8日の分。昨冬もおぼえた感覚だが――あまりのおぞましさに、鼻白んでいる。面しらくない、鼻がしらい。いっそ嘘みたいな、夢幻みたいな、悪である。赤赤とまた黒黒と憤るというよりは、静かにしらじらと青々と、興ざめしている、ヒいている。拒否反応。それについて何かを語ることがひたすら億劫なほどに。ロシアがやっている、露クソどもがやっている、電力インフラの破壊というやつのことだ。隣国の、発電所という発電所を、ただ破壊して周る。ミサイルだのドローンだの何百何千と飛ばして。考えられぬ。人間のやることではない、人間ではない、絶対に人間などではない。

4月8日
2308 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月7日の分。

ひどいニュースが多くてしんどい
これほど公然と悪が行われて無罰である世界に絶望している
それと正面から向き合うのがしんどい
日常に逃避している chelmico聴いている 桜を見ている
子供が水曜からこっちずっと園を休んでいる わが人もずっと本調子でない
というわけでなかなかにしんどい 無力感と

4月6日
1623 「バイリンガルな何丘さんち」更新。chelmicoの話。明日の準備しないといけないときについ逃避でこういうの書いてしまう。
1010 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月4日の分。
903 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月5日の分。

4月4日
1118 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月3日の分。

4月3日
820 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月2日の分。

4月2日
1016 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。4月1日の分。

4月1日
2209 「歩ってる奴、漕いでる奴、乗ってる奴」という記事を、無意識のうちに更新していたらしい。覚えがないが、私しか触らない何丘ブログが、げんに更新されているのだから、私が書いたのだろう。「不思議なことは、あるものです」。
2041 「バイリンガルな何丘さんち」更新。オデッサへの帰郷と、その子供のバイリンガリズムへの影響について。
2004 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。3月29日の分。
1800 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。3月30日の分。
1735 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。3月31日の分。
1707 家人が相次いで倒れワンオペ態勢となり更新が滞った。今から昨日の分・一昨日の分・先一昨日の分を一気呵成に更新する。取り上げるニュースは決まっているので、あとは訳出してくのみ。

3月30日
2023 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。3月28日の分。しんどー。でもげんき!

3月28日
958 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。3月27日の分。CCホールテロをめぐる日本の新聞テレビ各社の報道に苦言。ロシアのほざくウクライナ関与説をまともな主張であるかのように取り上げるな。パトルーシェフだのボルトニコフだのクレムリンの誰それのしゃっつらから汚語が飛び出すたび「誰それがウクライナの関与ありと発言」などと報じるが、統一的な国家意志(P帝の最高意思)を異なる口から言わせているだけのことを毎度新しいニュースとして取り上げるのは、結果ロシアプロパガンダの拡散に協力しているだけだ。特に(内容よりも)見出し。ネットニュースの見出し、またYouTube上の短信動画のタイトル。多くの人は中身まで見ない。その短い文章の中にロシアとテロとウクライナという単語が同列に並べられている、それをさっと読むことを多回に繰り返す、すれば、読んだ人の中にいやでも観念連合が成立する。
両論併記? 寝言は寝て言え。動機と実績。動機:広く国際社会の理解と共感と支援なくしては戦えないウクライナと、国内オーディエンス向けに嘘八百並べておけばよいロシア、正義・潔白・真実により強く動機づけられているのはどちらか。実績:衛星写真等を用いたオープンソースインテリジェンスや調査報道、また国連機関や国際人道団体によって、ロシアの厚顔無恥な虚偽がこれまでどれほどおびただしく明証されてきたか。これらのことは真実推定の材料に「なる」。ある対立する二つのナラティヴの真実相当性をそれぞれの動機や実績によって適切に加重するということは、当然になされるべきことだ。マスコミ各社、思考停止の「両論併記」やめよ。ブーツオンザグラウンドせず、外電伝えてばっかいるからそういうことになる。定見と矜持のなさを恥じよ。形式的な「平等」を実質的な「公正」に優先するな。

3月27日
1833 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。3月26日の分。
コットンテール COTTONTAILという映画をみた。妻がなんか映画みたいというのでそのとき吉祥寺でやってるやつから消去法で選んだ。妻はどんぱちが好きでない。地味なのが好き。
よかったところ:けしきがきれいだった。娘ちゃんの「これとこれとこれと、これ」がよかった。その演技がすごく自然だった。あと、散骨のハードルを物理的にすげー高くして(やたら遠方に散骨地を指定するなど)その実行が故人の追悼と追想の旅となるようにする、というやり方は、なるほど先立つ人の遺される人へのやさしさとして、あるなと思った。
よくなかったところ:何を明らかに見せ、何を隠然と伝えるかについて、監督は、センスもないし、モラルもない。最初主人公の男(リリーフランキー)が妻に先立たれた人であることをやたらまわりくどくわからせてくるのだが、その後は骨だのうんこだの死顔だの見たくもないものをやたら露骨に見せてくる。
芝居も展開も不自然すぎる。そうはせんだろ、こうはならんだろ、の連続。自然な演技とか自然な展開があまりに稀少なので、上記の子役の「これとこれとこれと、これ」程度のことに有難うと言いたくなる。感動のラストシーン、靴はいたまま湖入ってくのはいい加減笑っちゃったよ。
息子氏の顔面がすでにいただけなかった。イケメン俳優か知らんが、こいつ(父)とこいつ(母)からこんな顔のやつが出てくるわけなかろう。そのくどい顔を見ているのがひたすらしんどく、それが画面に出てくるたびこれが不出来なフィクションであることを強烈に思い起こさせられるので、頼むからもう現れてくれるな、とばかり願っていた。リリーフランキーの顔は見てられる。役所広司のときも思ったが、大画面で見たいのはおっさんの顔ばかり。美男美女とか要らない。見たくない。
というわけでコットンテール COTTONTAIL、筋金入りの駄作。日本映画に軽く絶望した。


1707 コメダ入った。今から2時間弱、ブログのことだけする宣言。おぱんちゅうさぎだって、はは。ウクライナいま軍用ドローン年200万機作るか知らんが日本のこのキャラクター生産力。

3月26日
734 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。3月25日の分。ロシアの皆さん、テロリストはあなたたちです。団結すな、高揚すな。恥じろ、詫びろ、恥辱のあまりミクロに収縮して消失してくれ。お前ら何千万が投票して推挙したその男はな、それ(テロ)を、さらなる破壊と殺人にどう利用するかしか考えていない。

3月25日
1130 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。3月23日の分。「ロシアはミサイル備蓄が十分あったのにどうして冬場に電力網破壊を行わなかったのか。なんで今になってそれをやるのか。寒さのピークでそれをやっていれば、効果はより高かったはずなのに。22→23年のシーズンは、まさにそれをやったのに?」という問いへの答え。「それだとあまりにウクライナ人がかわいそうだから。ロシアの軍指導部が、やっぱ人たちにあまりに可哀そうなことはやめようと、人道的覚醒を経験した」。これだろう。答えはこれしかない。
以上をZ脳の友人たちに友愛のしるしとして語り置きつつ(六方美人と八法全書)、実際のところは、西側世論におけるウクライナ熱の退潮を見て取ったクレムリンが、やっぱロシアは悪すぎる、ひどすぎる!という認識をあえて賦活させないために、つまり、ほっとけば消えそうな火をあえて掻き起こすことがないように、この冬はひとまず静かにしておくことにした。じっさい、EUでも米国でも(とくに米国)、支援は足踏みした。そうしながら、いわゆるコンビネーション・アタック(複合攻撃)の、その複合のありかたを……つまり、どの種類のミサイルとドローンをどう組み合わせればウクライナの防空能力を凌駕できるかを、色々試した。そうしているうちに、いい感じにウクライナの地対空ミサイルが減ってきた。ちょうどそのおり、国内の製油所へウクライナから蝿がいっぱい飛んできて爆発を起こすようになった。で、もう、やったることにしたと。そういうところではないかと思っております。※素人
ちなみに、これも高橋さんの本から学んだのだが、5リングモデルというのがあり、指導者・エネルギー・インフラ・民間人・軍隊の5層が同心円をなしており、中心に近いものを攻撃するほど全体への波及効果が大きい。それでいうと、エネルギー(指導者に次いで2番目に円の中心に近い)部門を攻撃すると、その影響はインフラ(インフラを動かすにはエネルギーが要る)→民間人(インフラが止まると市民生活が止まる)→軍隊(市民生活が止まると軍隊への人やモノその他の供給が止まる)と広く波及していって、非常に効果が高い。今ウクライナとロシアが演じている応酬は、まさにこの第2層、「エネルギー」の叩き合いである。
ちなみに、ここへきて「制裁」がきいてくる、という話に、なんというか、改めて、情けない話だと思った。アイミーン、ウクライナの攻撃でロシアの石油製品生産力の1割が減殺された、ロシアとしては当然損傷した施設の復旧をはかるのだが、そのためには設備の購入が必要で、その設備の購入が、西側諸国の対露制裁の関係で思い通りに運ばないであろうと。ここまでしないと制裁は効いてこない。今の脆弱な、抜け道だらけの制裁ですら効果を発揮するように、それほどまでにロシアを壊す。それをウクライナに強いてしまった。今さらウクライナによるロシア本土の製油所攻撃について、西側が何の非難をし能うものか。

1006 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。3月24日の分。自分が行った(そこでBoyz 2 Menのコンサートなぞ聴いた)ことのある劇場でテロが起きて137人も死んだのに、もちろんそれ自体は痛ましいことだが、「自分が行ったことがある」という点からくるえぐみみたいなものは、不思議なほどない。じぶんが二十代後半の「第二の青春」を過ごしたモスクワ(2012年からの数年間)と、今そこにあるモスクワと呼ばれる街との連続性は、それほどに切れている。ふたつをまるで違うものとしてわが脳髄は整理しているらしい。今のロシアは真のロシアの戯画であり僭称者である、とでも思っているのかい。

3月23日
1205 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。3月22日の分。
ロシアがウクライナの電力網の破壊を本格化している。21日は情報総局を狙ってキエフへミサイル31発、22日は電力施設を狙って飛翔体151発/機。ふつうに考えて、ウクライナによるロシアの製油所へのドローン攻撃への報復だろう。この規模の攻撃は昨年(22→23年)は冬中行われていた。久しぶりだ。「今なのか」と意外にも思った。ウクライナといえど、もう結構あたたかい。キエフの2週間予報↓

日中の最高気温は10度前後、月末には20度にもなる。ロシアとしては、同じやるなら2か月前にやった方が効果が高かった。ミサイルはしこたまため込んでいたので、可能であったとは思う。なぜ今か。何らかの理由でやらない予定であったことを、製油所への攻撃にムカついたので、やっぱやることにしたのだ。
にしても、ポドリャクの「ロシアが破壊するのはウクライナの民生インフラだが、ウクライナが破壊しているのはロシアの戦争インフラだ」は言い得て妙。かつてゼレンスキーが行った「殺す者(ロシア)と生きたい者(ウクライナ)」との対比も思いださせる。
モスクワのテロの現場となったクロッカスシティホールには私も行ったことがある。そこでBoyz 2 Menのコンサートを聴いた。残念なことだ。ホールは崩壊した。観客の恐怖を思うといたたまれない。

その代表曲End of the road(恋の)道の終わりに、をロシアがウクライナをおもって歌う歌、として聞きなしてみたらエグかった。以下直訳

俺はお前のもので お前は俺のもの
ほんにそうよな お前も知ってるだろう
だのに何で お前、俺の心をもてあそぶんだ
何で、俺の眼鏡を もてあそぶんだ……
お前言ったよな、俺たちは永遠に愛し合うって
お前言ったよな、この愛は不滅だって
だのに何で!あんなに愛した俺を、見捨てるなんて真似を。
しかも、さよならも言わずに。

お前を抱きしめないでは夜も寝られない俺
どんなに試みようと、そのたびに くずおれて、泣いてしまう
頭がきりきり痛む、おお俺はいっそ死んじまったほうがいい
これでは 同じところグルグル、グルグル回転してるだけ

【コーラス】
(恋の)道を終わりまで行き切ってしまった俺たち
でも、まだ思いきれないんだ
こんなのっておかしいよ、お前は俺のもので、俺はお前のものなのに
来てしまった、(恋の)道の果てまで
でもまだ思いきることができない
こんなのっておかしいよ、お前は俺のもので、俺はお前のものなのに

女よ(ウクライナよ)、俺は知ってるぜ、お前俺のこと愛してるんだろ
自分で分かってないだけでよう
自分の心に正直になることは絶えてなかったお前
あの最初の一度を除いては、ね
でも俺は、お前のこと許してやろうと思う
お前も、少しは正直になってみたらいい
俺達はいっしょに幸せになる そうするべきなんだ
永遠に幸せに、お前と俺で

あの頃みたいによ、俺をも一度愛してくれないか
今度は前よりもっともっと愛してくれよ!
今度こそは、もうがたがた言わないで いいからベッドに来いよ
べいびー、俺をガッカリさせんじゃねえぞ……

【コーラス】
(恋の)道を終わりまで行き切ってしまった俺たち
でも、まだ思いきれないんだ
こんなのっておかしいよ、お前は俺のもので、俺はお前のものなのに
来てしまった、(恋の)道の果てまで
でもまだ思いきることができない
こんなのっておかしいよ、お前は俺のもので、俺はお前のものなのに

3月22日
1009 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」更新。3月21日の分。「ウクライナ」という名前の焼酎(名前だけ)

こいつを飲みながら妻と遅くまでジョニーの話。ジョニーはオデッサで日本語教師をしていた妻の教え子の一人であった。漫画が好きで、漫画家になることを目指し、日本への渡航を夢みていた。こいつの①危険地からの脱出②幸福③自己実現のため、日本への渡航を請け負った。私はジョニーの「保証人」となった。横浜に住居と学校(日本語学校)を手配した。未成年単身の渡航という特殊性、自治体・企業・学校の偽善(掲げられた支援の不実施ないし遅滞)との格闘。市議を通じてやっと市役所動かす(Oさん感謝です)。当初は日本語全然できず、各種のお役所手続きを助け、バイトも斡旋した。次いで孤独病を病み、あちこちのクリニックに連れていくやら、課外活動・私生活の充実に奔走――某公立高校の某部活への出入り許可を取り付けるだの、友達候補を送り込むだの、ご近所の親切な大人たち30人ほどと繋ぐだの、少年ジャンプに自作持ち込ませるだの、果ては集英社の人に頼んでジャンプ編集部の見学まで実現した。三鷹と横浜の20度ほどの往復。それによって棒に振った仕事たち。
そのジョニーが1年半でN2相当の実力をつけ、日本語学校を卒業し、横浜暮らしに切りをつけ、4月から日本での生活は新章に突入する。その節目を祝いたく、一日予定を空けて、横浜行った。卒業式じたいは終わり、クラスごとに卒業証書を授与するタイミング。盛装の先生たち留学生たちが笑いさざめき、記念写真を撮っている。その中にジョニーの姿を探すが見つからない。先生つかまえる。ありがとうございました、お世話になりました。ジョニーはどこに?「ジョニー君、来てませんが……」
LINEで聞くと、ジョニーは横浜市某区の区役所で転出手続き中であった。「お前それもうやったって言ってたじゃないか」「すみません嘘つきました、やってませんでした」「そんなもん卒業式のあとやればよかったじゃないか」「だってきょう〇〇市(転居先)の市役所に行く約束してるでしょ」「お前が転出手続き終わってる言うから今日にしたんだ。てか俺が今日卒業式行くこと知ってだろう、俺が何しに来ると思ってたんだ、俺はよ、お前を見たかったんだよ、среди светлых улыбающихся лиц、友達たちの輝く笑顔の中にお前の姿を見出したかった……」「俺に友達なんかいませんよ
それでジョニーの卒業証書を本人のかわりに受け取ってすごすご退散した私の気持ちを思ってみい。落胆は百度味わったが今度のそれこそ決定的だった。私は①危険地からの脱出②幸福③自己実現のためジョニーの日本への渡航を請け負った。①は果たした。②と③のためには、もう十分力を尽くしたのではないか。新しいすみかも、新しい学校も、結局は私が手配した。このかんジョニーも18歳になった。もう立派な大人だ。ウクライナの基準では飲酒喫煙もできる。マジでもう戦略的に、ジョニーのために使う金と時間をゼロにしてく努力をしないといけない。油断するとついお節介を焼いてしまう。メシも奢ってしまう。

3月21日
1827 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」3月20日分は更新済み。今日は私が面倒みてるジョニーという青年の日本語学校の卒業式だった。めでたいことだ。ともかくもここまで漕ぎつけた。妻以外に分かち合う人がいない。どんだけ苦労したか。そして、どんだけ今日の日に、落胆したか。見返りは求めない。ほしいのはひとつ、あぶらぶだにえ(正当化)。これをやったことは正しかったのだという、慰謝。その反対のものを受け取った。

3月20日
1119 「ウクライナ戦争側面史Ⅳ」つくった。私はとっくにプーチンを大統領などと呼ぶことはやめている。だがУПのようにしっかりした根拠があったわけではない。不逮捕特権剥奪の話、メディアの気概に打たれた。伝えるだけでない、(伝えることを通じて)変えていく。世界を変えていくために伝える。私も心したい。

3月19日
何丘ブログの今後。「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」の更新は終了。後継の「Ⅳ」を立て、以後そちらを更新していく。その前に、3つほど記事を作りたい。一つは「歩ってるやつ、漕いでるやつ、乗ってるやつ」という記事で、これは実はもう書いた。肩の凝らない・気楽に読める・軽い話題。もう一つは「ウクライナ戦争側面史・拾遺」というやつで、ここにはこれまで側面史に取り上げそびれた話題を収録していく。取り上げるに値すると思いながら重厚長大だったり不案内ゆえ億劫で取り上げなかった話題(主として論説)がこうっと13本あり、これを抄訳していく。5~6時間くらいでなんとか終わりたい。もう一つは「三鷹ウクライナ会のロシア語勉強会」というやつで、これまで三鷹ウクライナ会のスピンオフ企画「反戦知識人のロシア語を読む」(過去5回開催)で取り上げた題材を訳文ごと紹介する。これは素材自体は既に存在するので、すぐ済むと思う。

3月18日
752 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3月17日の分を更新。きりがいいので、ここで更新やめようかと思う。「ウクライナ戦争8」の記事を新たに立てる。
ウクライナの動員に関する昨日の朝日の記事はよかった(17日朝刊)。だがクリミアについてはどうだろうな。針小棒大に語っていないか。クリミア市民の圧倒的多数はロシアの支配に満足していたと思う。少なくとも全面戦争始まってウクライナ軍が本格的にクリミアを攻撃してくるまでは。だが、何が良い記事で何が微妙かって、結局は私の持ってる個人的印象と合致しているかどうかで、特にクリミアについての自分の信念(うべじじぇにえ)は、考えると別に特段の根拠もない。人たちの話(その中心は妻の家族)から形成した観念に過ぎない。ああ、呪わしいクリミア! すごく風光明媚なところなんだってねぇ、そこへ旅行行くことを色んな人から何度も誘われた。日本でいう伊豆みたいなところなんだって思ってる。きっといいところなんだろう。残念だ。今は地球上で最も行きたくない場所。ケルチ海峡大橋が落ち、半島全土にウクライナの旗が掲げられるまでは、絶対にこの足が踏み入ることはない。

3月17日
「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3月16日の分を更新。ドン・ビ・シャイ。ドン・ビ・シャイ。明日一日のシャイは向後千日をシャイすることにほかならず。

3月16日
1003 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3月15日の分を更新。書けば書くほど馬鹿を露呈する。無知と不道徳と人格の低劣を。きのう「ロシア大統領選」の項を書いたとき、ロシアの良識派(反戦・反プーチン市民)への顧慮が明らかに欠けていた。誰かが言った、戦争は我々の想像力にとっての試練であると▽概して書いたことをあとで後悔することは多い、が、原則的にあとから記述を直すことはない。たとえば、先日高橋杉雄『日本で軍事を語るということ』という本を読みまして、ステートクラフトという概念を知り、戦略観の相違によってゼレンスキーがザルージヌィを更迭するというのはごく当たり前の(そうあるべき)ことなのだということを悟った。かつて当ブログでは軍事合理性に対する政治サイドの介入を批判していた。私の方がとんちんかんであった。軍事合理性の追求は破壊の徹底ということでしかない。軍事がステートクラフトの一つにとどまるためには、政治による軍事の指導があって当然であると。これなどもあとから自分の馬鹿を悟るのだが、別に記述を改めることはしない。そのときどきの馬鹿が山脈をなしているのが「側面史」であり当ブログである。
0:00 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。ロシア大統領選について考えをまとめた。ときに、オデッサがまたやられた。「クソ野郎」としか言葉が出ん。

3月15日
1211 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/14付、更新。
949 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/13付、更新。

3月13日
2258 「側面史て何ぞ(仮題)」に加筆した。減筆もした。ハー・マジェスティの歌詞を暗記した。先日ある人に車乗せてもらったときカーラジオからたまたま流れたHer Majesty(The Beatles)にその人が”I wanna tell her that I love her a lot, but I gotta get a belly full of wine”の箇所をさらっと合わせて諳んじてみせて(原曲のスピードで)、それがメッチャカッコよかったので。わだすは初期ビートルズは全文暗記してる曲も多いが思えばアビィ・ロードは一番勉強が手薄い。この最後のアルバム、あんま好きになれなかった。「まじめにやってない」て感じがして。悪ふざけが過ぎる、言うか。でも今回暗記のために10回も連続で聞いてみて、この小品にポールの天才が横溢しているのを改めて感得した。
2012 「バイリンガルな何丘さんち」更新た。嚏の話た。のち経過を報告る。ところで、皆さんに謝りたいことがある、皆さんというのは、私と同じに、スターバックスに3時間居座るために、白いカップに入った無味かつ無意味な黒い液体を毎度きっぷ代わりに受け取っている「の・ま・ど?」ワーカー諸氏である。ごめんなさい。私です。私のせいです、スターバックスの最安液体=ドリップコーヒーのショートサイズが350円から380円に値上がりしたのは。私がやりました!! 知ってる人は知っている、2月13日、私はこの同じスターバックス三鷹武蔵境通り店に入って、例の無意味な液状切符を受け取り席に着こうとしたところ、その液状切符を嗚呼、あろうことか、全量びちゃびちゃにぶちまかし、ま白いコップも割っちゃった。そうして駆け付けた店員が慌てて床をふこうとしてズボンのクロッチ部をびりと裂き(臀部の急張り圧)、あなたのせいとばかりは言えないけれどもさしあたりほかに呪う人がいないものだからあなたを呪う……!という目で私を見上げ、その呪いがシアトルに届いて、ドリップコーヒーは値上げされた。
1147 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/12付、更新。自分のやる気もいつまで持つか分からない。ある日突然糸が切れて1か月更新しなくなったことが現にあった。側面史という取り組みに意義を見出し、またそれを読むことで何らか便益を得ている人は、何丘を支えてほしい。拡散と、日参によって。何人に読まれているかということは私の側ではわかる。その数が多ければ、少しはやる気につながる。
今日の更新でいうと、精子の話と、言語の話、こんなのは日本語では他のどこでも読めないと思う。考える材料(そうとうにエクスクルーシヴなそれ)を提供できていると自賛する。支えてくれ。日参。毎日見に来てほしい。拡散。人に伝えてくれ。

3月12日
959 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/11付、更新。『マリウポリの20日間』受賞スピーチすばらしい。今日の更新はこの項だけでも読んでほしい。上映されたら必ず観に行こう。「映画は記憶を形成し、記憶は歴史を形成する」――映画史あるいはドキュメンタリー映像の教科書に録されるべき名言ではないか。この映画のオスカー受賞により、マリウポリはナチスウクライナからロシア軍によって「解放」されたのだというナラティヴが歴史の真実として勝利を収める芽は、完全に摘み取られたのではないかとすら思う▽ゼレンスキーの「ロシア軍はアヴデーエフカを占領したのではない、ただ破壊し終わったのだ」これもまた言い得て妙。ロシアの「解放」の欺瞞を剔抉してる。そう、やってることは、ただ破壊▽同じくゼレンスキー、ウクライナにフランス軍は要りません、兵員は足りてます、とは貴重な言質。意外な断言▽前線の状況は好転した、か。詳しいことは私には分からないがタイムライン見ている印象としては確かにそう▽何度も言ってるが、特にブダーノフの発言は、事実を語っている(過去あるいは現在志向)というより、状況を創り出そうとしている(未来志向)ものと疑って聞くべき▽数字はニガテ、多分皆さんも。砲弾の数についてはここらを基準にしよう。何しろロシア軍の弾薬は月に25万発、ウクライナ側は理想状態でもその半分、現状では5分の1程度。
あと、「側面史て何ぞ(仮題)」にちょっとずつ加筆していっている。とりあえず書くべきことを一つずつ書いていって、あとで全体的に形を整える。

3月11日
2249 「側面史て何ぞ(仮題)」に加筆した。「工事を少し進めた」というか。側面史というのはざっくり言うと何なのか、それは正史とか裏面史というものとどう違うのか。また、側面史を書くというのは、具体的に何をすることなのか、作業の内幕を少し明かした。金にならないことにしては大変すぎるという感想を持ってもらえたら嬉しいのかも知れない。ぼひょう、という音が好きなのだが、どう考えても墓標のことなのだ。いやだなぁ、どうしてこんな音がすきだろう。1つー3ふぉー56セヴン、よきこはみんなヘヴンにいくの。

1012 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/10付、更新。教皇猊下にどの程度フリーハンドがあるかはわからないが口が滑るということは誰にもあるし考え詰め考え詰めた果てに思わぬ方向に思惟が進むということもまた誰にもある。祈りということはなかなかばかにしたものではない。ゼレンスキーは正直言い過ぎだ。仲良くやってくれ。そしてこの戦時下に正教揺籃の地キエフをローマ教皇が訪ねてくれるとしたらそれは感動的なことだ▽ロシア海軍総司令官更迭、さすがに船失いすぎということで懲罰的解雇、だろう。露「国防省」こと戦争省ウェブサイトでは依然として同じ人が総司令官を務めていることになっているらしい。軍船など失っていないのだものね、更迭する理由がないよ。嘘ツキはつらいね。

3月10日
2127 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/8付、更新。私のブログに日参してくれる人よ、いやまず、日参してない人よ、日参してくれ。で日参してくれる人よ、日に3度訪れてくれ。そうして宣伝してくれ、読むに足るものがあるよと。悪くないよ、どころか良いよ、読んでみなさいよ、なさいよ日参あるいは一日三参。一日何人の人が訪れたのかは私の側ではぜんぶわかる。少ないと哀しい。多いと嬉しい。拡散されると嬉しい。数は無だ。意味ない、下らない。でも、少なくとも私を少し励ます。少ないとがっかりする。多いとああ、読まれているなと思う。どうか数を増やして私のやる気を焚いてくれ。そのくらいの協力はしてくれ。ください。
947 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/9付、更新。書いてる私でさえ何丘ブログになら無限の時間を割いても惜しくはないとは思っていない。皆さんは忙しい。基本的に一字でも少ないのが正義と考えている。なら、せめて各話題この一文だけでも押さえておいてという一文をアンダーラインするくらいの親切はあってもいい。というわけで、側面史に、アンダーライン制を導入(アンダーライン制?)

3月8日
924 「バイリンガルな何丘さんち」更新。3月8日の話。得意になって書いてるようだが、実際得意になって書いているのだが、ウクライナについても、子育てについても、書けば書くほど馬鹿を露呈しているのだと思う。ごく短い文章読んでもこいつ馬鹿だなと思うようなことがある(←→賢い人とはちょっと話しても面白いbyスメルジャコフ)。またスメルジャコフとか言ってる。私はときに人を驚かすような文章を書く。多分それはそう。こんなん俺の他に誰が書けますかと思うことも正直ある。だが地が無教養で、モラルがない。人格を陶冶していない、学徳を積んでいない、文章を修行していない。そういう奴がやってるブログ。明日一日たぶん更新休む。

836 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/7付、更新。ザルージヌィが新設のドローン軍の司令官になるという展開が個人的には胸アツだと思っていた。英大使館勤務の話は前からあった。とにかくウクライナにとってよきようになることを願う▽トルコとの関係で重要なのは、トルコが引き続きボスポラス海峡の軍船の通過を禁止してくれることだと思う。ロシア黒海艦隊が順調に弱体化している。これを外から増強されるとたまらない。穀物合意については、ウクライナ側としてはどうでもいいと思っていると思う。エルドアンとしては第一次穀物合意を仲介したことがこの戦争における自身の一番華々しい外交成果であるからそれに固執したいのはわかるが、その第二次が成立するより早く、ウクライナは独力で黒海輸送路を確立してしまった。まぁでもトルコとしては自国ぬきに黒海を通じたウクライナ産穀物輸出がバンバン行われている現状は寂しいだろうので、その意を汲んでウクライナもトルコの話に付き合ってやる、といったところではと思う▽意図的かどうかはともかくオデッサへのミサイルが危うくウクライナ・ギリシャ首脳を爆殺しかけた件、これは外国首脳のウクライナ訪問が牽制される方にも働くし、また外国首脳が訪問している場所への攻撃が牽制される方にも働く。いくらゼレンスキーを殺したいからといって同時にNATO加盟国の首脳も殺害してしまうのは、ロシアとしてコストが大きすぎる▽国際婦人デーの内務省ガイドラインの話はかなり面白いと思った。

3月7日
2326 「バイリンガルな何丘さんち」更新。じゃがいもで息をする、の話。今年の風邪は咳が長いそうで皆さんも百日やまぬそれに苦しんでおられるのでは。当たらぬも八卦、やってみます? 効くかもよ。

1020 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/6付、更新。オデッサに白昼ミサイルを撃って来るのは珍しい。いつものように深夜であれば港湾施設は無人化していて人が死ななかったかも知れない。グメニュクは「ゼレンスキーの訪問と今回の攻撃は無関係」と断定するが、また何を根拠にそう言うだろうか(そう言うことのメリットは?) いくら電撃訪問といったって外国首脳の来訪には多くの人が関係し多くの電子的やり取りがある(メールだの電話だの)、ロシアの諜報当局は関知し得る(かも知れない)。それから、2日のオデッサ集合住宅破壊(12人死亡うち5人が子供)のあとでオデッサを弔問するというのはゼレンスキーのいつもの行動パターンで、そこを狙い撃ちにするというのはロシアの十分考えそうなことに思う。
ハイマースがついにやられたか。もちろん由々しきことである。にしてもロシア君これを手放しに喜べない(これまでにも何度も撃滅したことになっているから)のは嘘つきの哀しいところ。
日に千人死傷し一週間に5機も戦闘機を撃ち落とされる、それでも寸土を占領したい、占領マニア、この狂気の進軍をドライヴしているのが「皇帝陛下の再選劇を荘厳したい!」という熱情だとしたら、はは、歓迎すべきことだ。ロシアが政治日程のために軍事的に無理をすることは歓迎すべきこと。不思議なことだ、非民主的な体制であるロシアの方が民主性の擬制のためより多くのコストを支払っている。そのコストとは文字通り、人命である。自軍の人命。だがそれも、ロシア人と言える人たちなのかは知らぬ。ネパールから金で釣った(ロシア指導部にとって)鴻毛より軽い命なのかも知らぬ。

3月6日
2313 バイ丘こと「バイリンガルな何丘さんち」更新。3月3日(あるいは3月8日)の話。太郎が何かとんきょうなことしたとき「少し白酒召されたか?」と突っ込むのにハマっている。
2236 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/5付、更新。
1139 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/4付、追い更新。

3月5日
2414 側面史3/4更新。
2313 側面史3/3に追記。やる気が失せている。がんばんなきゃなぁとは思うも。電力破壊の話で、今年ウクライナがそれを免れたのは冬のはじめにウクライナ側が「今年はそっちがやったらこっちもやるぞ」という姿勢を明確にしたことが抑止力になった、という意見がある。実際冬のはじめにウクライナのドローンがロシアの電力施設を攻撃するという報道が相次いで「これは果たして肯定できるのだろうか」と見てるこっちは冷や冷やした。で、基本的に、自分としては肯定しない、と立場を決めた。「戦争とは生活の破壊である」をaxisとする自分が、ロシアの市井の人の冬場の暖房や照明をただ奪うような攻撃を、それがウクライナ軍の鏡像的措置だとしても、容認できるはずがなかった。だが蓋を開けてみると。それが本当に抑止になったのかも知れない。であれば、それは肯定可能なことだったのだ。後にならないと分からない。今が正しく「後」なのかも分からない。
ロシアにはそういうところがあるだろうか。殴ったら殴り返してくると分かるとそいつを殴る気が失せる、そういう。マッチョな世界の同類認定。同類ニアリーイコール同格ということで、ある種、ウクライナお前やるなと、認めてくれたということか。そんなら話は明快だ。マジで叩いて叩いて叩きまくる。そうしてロシアに分からせる。
3月3日に比較的大規模なドローン攻撃がクリミアに対して行われた、これがやはりオデッサの糞弾の報復なのだろうか。ひどいことやられたらきっちり相応に見合った規模の報復をする。そんな慣行の積み重ねが抑止力を形成する。まだその確立までに多くの血が流れるのだろうが、抑止と均衡、これを果たすため、ドローンというたった一つの武器でロシアを叩き続ける、それがウクライナの当面のあれか。エデミンか。(エデミン?

3月4日
1940 側面史3/3、少しだけ追記。神はいないし、いるべきでない。イワン・カラマーゾフ。子供たちの非業の死に対し沈黙を守り続け最後の日にのこのこ出てきて歴史の完成を宣言する、そこで全てのことに意味があったことが明かされる、そのような神などこっちから願い下げだ。俺は断じて認めない、と。
1841 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/3付、更新。

3月3日
857 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/2付、更新。忘れない。許さない。

3月2日
1923 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」3/1付、更新。
1847 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/29付、更新。

2月29日
2040 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/28付、追い更新。バンド「医局」にハマってる。ヴォーカル神田心肺停止。ギター猪田腹痛。ベース池田腸蠕動。ドラムス伏木骨折。これでメンバー同士は「神田」「池田」とふつうに苗字で呼び合っている。医大在学中に結成した4ピースバンド、曲はふつうに骨太ロックで医学を全然におわせない。
1835 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/28付半更新。あと半分あるがのちほど。

2月28日
1124 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/27付、更新。わたしの立場:大統領選が行われるロシアより行われないウクライナの方が民主的である。ロシアとかいうテロ組織が民主主義国家のマネをして、それを行う才覚がまるでないことを度々自ら実証してきた選挙というものをめげずに今度もやってみようとしているのはいっそいじらしいくらいだが、それはいい。もうマジ、いい。今はウクライナのことを語ろう。
まず前提、憲法上の規定で、戦時下に大統領選挙は行われない。これは何も戦争始まってから決めたルールでなく、予め決めてたこと(どっかの誰かが自分が大統領になってから大統領任期に関する憲法規定を改正させるのとはわけが違う)。これで正直、話は終わりである。憲法がそれを許さないのでできません、以上。
だが、もっと言える。現実問題、今のウクライナで、全国民の意思を問うということが、一体どうやって可能か。第一に、被占領地のウクライナ市民をどうやってウクライナの国政選挙に動員するのか。第二に、国外にいる何百万の避難民の投票を、誰が、どうやって組織するのか。
まだ言える。ウクライナでは(ロシアと違い)複数の独立した調査機関が息をしていて世論を常時モニタリングしている。これが事実上、選挙を代替していると見るべきだ。たとえば2月のKMISの調査で「戦時体制が続く限りゼレンスキーが現職に留まるべき」と回答した人は全体の69%。ゼレンスキー支持率は(低落基調とはいえ、なお)64%。ここに答えはもう出てる。
要は、存亡をかけた戦争の最中に、国政選挙という一大イベントにカロリーを使えない、代わりに民間の調査会社が定期的に調査を行って、政権と市民の社会契約の有効性を繰り返し繰り返し確認する。そういう体制でちゃんと回ってる。これでなおいやいや選挙は行うべきだだって民主主義でしょう、とかいうやつ、単純に頭がわるいと思うが。
蛇足だが、人物にも注目してみよう。ゼレンスキーという人のほか、誰にこの役が務まりますか。46歳。疲れを知らぬ鉄人。今度はサウジだってよ。自分は銃の撃ち方を知らん、自分は作戦立案できん、だが自分にはコミュ力と俳優術がある、無尽蔵の憎悪と瞋恚と体力がある、自分の仕事は武器支援を取り付けることだ、自分の仕事は親ウ連合を形成することだ……とばかり、世界を飛び回る。今日はベルリンから、今日はリヤドから、東京からこんばんは、いま移動中の車内です、前線視察へやってきています、こうして毎晩毎晩、一日も欠かさず、数分間のビデオメッセージを発し、国民に語り掛けている。こんな芸当が誰にできるか。この間一度だって風邪ひかなかったのか?
プーチンが頓死してもロシアの戦争マシーンは止まらない。だがゼレンスキーが暗殺されたら、ウクライナは終わりだと思う。

029 「側面史て何ぞ(仮題)」何丘とは誰か、の項、書いてみた。側面史と題する(あるいは題さない)記事をこれまで6本書き上げ、いま7本めを書いている。そのシリーズの、エピソード0、はじまりの側面史。というと何かすごそうだが(だからいいと思ったのだが)、ようは、どういう能力をもち・どういう立場に立つ人間が、どういうやり方でこれを綴っているのかをつまびらかにし、てことはこういうバイアスがかかっている可能性がありますね、こういうこと言いだしたときは眉に唾ですね、と付き合い方の指南をほどこしたいと思った。良心的なメディアはそういうことをするものだと思う。
それはそうと、木曜(29日)の朝日の「声」欄に私の投稿が載る。自分のブログが世界の片隅でごく小さい声を発しているだけで世論に何の影響力も持っていないことは当然自覚している。アルスを尽くせば自分の言葉に翼を生やし七里靴を履かせることは可能だろう、だがそれをする気概も才覚もない。そこであらかじめ翼や七里靴が具わった場所を一瞬間借りするということをする、そういうやり方もあるだろう、と思いついてから、「声」欄には何度か投稿したが、かつて一度も採用されなかった。でも、採用されないならその採用されないという事実が、「もしかしたら自分の感覚はズレているのかも知れない」と反省するきっかけになるから、いずれにしろ有益だと思っていた。今回も、2月24日に向けてその数日前に投稿したのだが、なしのつぶてだったので、やはりズレていたのか、能登地震をウクライナの引き合いに出すようなことはやはりやってはいけないことなのか、と反省していた。そこへ採用の連絡が来て驚いた。
北陸の方へ。私も一応北陸の産なのよ。富山の病院で生まれたよ。浜黒崎のじいちゃん一家はその晩高台でふるえて過ごした。少時能登にも遊んだ。他人事だなんて全然思ってない。ただ私はウクライナのことを言い続ける係なのだ。何を見てもウクライナを思い出してしまう奇病の病人だと思ってくれてもいい。
小文読んだ北陸の人にこの野郎ダシにしやがってと憎まれるのだけは正直ツラすぎるなと思ってつらつら書いた。誰も読まないこの場所で。

2月27日
2256 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/25付、追い更新。どこに追記したか、まず、2/25の項の中に、鮟鱇(アンコウ)について記した箇所を見つけてください、それは容易に見つかるはずだ、したらそのすぐ下の、「計画(というものの取り扱い)」「俺の正当性を疑う奴はロシアの手先」「近未来予測(あまりに不確実な)」というのが、新たに加えた箇所。あと、そこからずっとくだっていただいて、でゼレンスキーの顔が見えてしまったらそれはもう行きすぎなので、ちょっとだけ戻っていただいて、「ロシア軍の戦力」とあるところ、そこも新たに加えたところ。よろ。

2150 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/26付、追い更新。「2つのシナリオ」「ウポ穀物紛争(続)」「平和な人々」の3項目を追記した。映画「平和な人々」めっちゃ観たい。映画といえば。最近ヴェンダースのPerfect Daysというのをみた。手元のメモにょれば。「カナデホンチュ・ウシングラ」。違う、これは別件だった。何なに、「トーキョーおもしろ便所博覧会/ヴェンダースだけにヴェンダー(自販機)推し/私が暮らす東京の街への新たな視角、私の生きる人間社会への優しい眼差し/東京は美しい、また人生は(そして老人たちの楽園にっぽんという国は)/Nina Simonsの最高のPV(涙こぼれるでもなくただ長尺に映されるオッサンの正面顔)/役所広司、無口設定ゆえ、喉のごく浅いところから発声している感じ、さすが/Nikoちゃんが可愛すぎる/「今度は今度、今は今」/睡眠導入剤としてのフォークナー/坂本冬美、三浦友和 清志郎人脈/印象を漉して、影を重ねて、日に日を繋けていく(日々を大切に生きよう)」だそうだ。

1139 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/26付、仮更新。もうちょい書き足したかったが一旦離脱する。見てなかったがロシアメディアはやっぱり2・24をスルーしたのか。ネットの海ひろしといえどもはっぴばーすでーとぅーゆー特別軍事作戦とのことほぎは何丘ブログにしか見つからない。昨日妻が赤汁たいた。ウマカッター、ぶりゃくをわざわざ取り寄せた。ぶりゃくとは、スヴョークラ、即ち、ビーツのこと。長野の農家からビーツをごろっと6個取り寄せて、すめたんか(サワークリーム)はそれっぽいのをCOOPで買って、そうそう、黒パンさえどこぞでこうた。黒パンを焼いてにんにくをすりつけて、あそうそう写真がある、

This。ちなみに赤汁がロシア料理かウクライナ料理かという論争には参加しない。ロシア料理です。ウクライナ料理ですか? なら、それでもいいです。家庭の食べ物を政争の具にしないでね。小泉さんが何かの番組でキエフ風のボルシチはこうで~とか言ってたが、キエフ風も何もないから。店々・家庭々々にそれぞれの赤汁があるだけ。ゆのあmせいん。

2月26日
1237 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/25付、仮更新。もうちょい書き足したかったが一旦離脱する。ゼレンスキーがウクライナ軍の死者数を公表したことは驚いた。3万1000人。一方のロシア軍が18万というから、6倍の開き。最近の別のインタビューでは1:5と言っていた▽プーチンと交渉はしない、プーチンと話す機会は一種類しかあり得ない、即ち、「敗北を認め、過ちを認めるための場所だけは用意してやる」とは豪儀であった▽ロシア国民への失望について。ゼレンスキーは奇妙な言い方をする。Они его убили Кремлем、彼ら(ロシア人)が彼(ナヴァーリヌィ)を「クレムリンによって」殺した。クレムリを織り成すのもまたロシア人である。プーチンを選ぶのも、役人たちの出自も、ロシア人には違いない。殺しの主体は飽くまでロシア人である、と▽ちょうど昨日くらいに考えたのだが、ぼくは(僕。私。何丘)このブログでロシアの大統領選挙を豚芝居、茶番と決めつけておちょくり続けているが、なるほど対立候補を抹消し、票数を水増しし(とりわけウクライナの占領地で)、公正とか民主的と呼ぶことは絶対に出来ない偽(フセヴド)選挙であるには違いないが、一方でおもんみるべきは、投票所に足を運び、投票用紙にウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチンと書いて、投票箱に入れる人間たちが、現実にいる、ということである。それも、十分に、夥しく。そのときロシア人には罪がない、悪いのはプーチン一人だなどと、どうして言えるものかと改めて問う。

2月25日
858 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/24付更新。もうお芝居に次のお客さんがいよいよ来る時間になりました。とぅんとぅーん、とぅるるー。あんたにもお芝居聞こえてた?おもしろいお芝居だったよ。ステゴサウルスの探検、ていう、いや、ステゴサウルスのお芝居の探検、ていう、探検、(ごほっごほっ) 以上はわが耳に届いた太郎の発言の一字一句の引き写しである。今日は本当は角野栄子の魔法の文学館というところに行くはずだったのだが子供の咳が深いので悩んで悩んで見送った。家で一日過ごすことにした。がちゃがちゃのカプセルに恐竜のフィギュアなど入れて水張って冷凍庫に入れて凍らせて、あとで氷漬けのその恐竜を発掘するという遊びにハマっている。

2月24日
はっぴばーすでーとぅーゆー、はっぴばーすでーとぅーゆー、
はっぴばーすでーでぃあ特別軍事作戦、
はっぴばーすでーとぅーゆー。
特別軍事作戦、2周年おめでとう。

1615 「2月24日(動画を2つ)」という記事を書いた。何丘ブログの記事としては極端に文字数が少ないが、渾身の記事ではあるので、読んでいただけると嬉しい。……疲れた。
9:47 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/23付更新。いい更新になったと思う。内容充実。▽海上ドローン生産のためのクラウドファンディングで2日間で12億円集まった話は、世論調査とか見ると数か月や1年で戦争は終わるという人が多くてこの人たち(ウクライナ人)は果たして現実が見えているのかなと疑われるが、やはりもう自分たちにはドローンしかないのだという認識が共有されているということだと思う▽ナヴァーリヌィのチームが同人横死の原因究明につながる情報に懸賞金をかけた話は、正着と思う。これで吐く奴は吐く。(ナヴァーリヌィについてこの間思ったこと2つ。⑴MeduzaとかNovaya Gazetaとか反体制派ジャーナリストや在外知識人の絶望や怒りというものを思ってみるべきだと思った。彼らにとってアレクセイ・ナヴァーリヌィは文字通り希望の星、救国・ロシア回生のテコであった。いま危険をおかして献花しているような人たちはまさにこの種のもの言わぬ良識派、「ロシアの良心」たちなのであろう。彼らからしたらまさにやむにやまれず、涙飲んで歯噛みしてせめてもカーネーションをというところだろう。「彼は恐れなかった。我々も恐れまい」という言葉の重さ⑵それにしても「プーチンが殺した」というテーゼにはミスリーディングな部分がある。プーチンの体制が圧死させたには違いないが、プーチン直々の下命ではまさかないだろう。この時期に「大統領選挙」の見かけ上の正当性をいたずらに棄損し国際世論を反ロシアに導くようなことはしたくなかったに違いない)

2月23日
1718 「バイリンガルな何丘さんち」更新。「ウクライナ侵攻」の話。ふしぎだねぇ、ここに3つのフレーズがある。「あー登ぼりたしィ須弥の山」「キャベツを3回噛んだら骨になる」「iron? もちろん、認めぬ」これらのフレーズが何の委曲もなく、ただ、あるのである。驚いたねぇ。
1124 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/22付更新。メドヴェージェフがらみのコメディは訳してて楽しい。ああ、このために生きているぅ!て感じがする。このようなゴロツキが安全保障会議の副議長席に座ってることから今のロシアが国家でなくテロ組織であることがよくわかる。膨大な核と油田をもち地球上の陸地の1割を支配し1億人から高効率集金して殺傷性鉄塊をしこたま生産し気まぐれに隣国に攻め込んでその全住民の生活を破壊し生存を脅かす、世界最大のテロ組織(あるいは劇団)▽ポーランド国民の半数がロシアのポーランド侵攻あり得ると。そんなときにどうしてウクライナを支援しないことができる。なるほど「ウクライナはポーランドの全面支持を期待してよい」▽ストルテンベルクに追従するわけじゃないが、しばらく前から自分の中で立場が決していたのでここに表明しておく。私はウクライナ軍によるロシア本土の攻撃は正当であると考える。軍用飛行場とか弾薬庫とか軍に直接関係する施設については当然に妥当。で、石油関連施設についても、積極的に肯定する。むしろ奨励したい。というのもウクライナは戦場で勝てないから。ならば戦場でない部分でロシアの戦争遂行コストを高めていくしかない。ウクライナ侵略を続ける限りウクライナは我が国の石油施設へのドローン攻撃をやめない、ロシアはあぶらを食べて生きている、ロシアはこれでは生きていかれない、ロシアはでは侵略そもそも割に合っているのかなぁどうかなぁ、と損得勘定を始めさせる。これは妥当な戦術だし、今逆に他にどんなやり口がありますかということで、十分に正当化されると思う。戦場でウクライナ軍を勝たせるだけの武器をウクライナに与えてやれなかった西側は、その現実を直視した上でウクライナが始めたこの行動を、非難できるはずがない。ドローンは誤って市民の生命健康財産を棄損するかもしれない。あるいは、ドローンの撃墜片がはからずもそうした被害をうむかもしれない。それはどうなんだろうと私だって考えた。だが結論、ウクライナがこの戦術を手放す理由にはならない。言いたくないが、自業自得だ。

2月22日
2234 バイ丘こと子育て日記こと「バイリンガルな何丘さんち」更新。「は」と「が」の話。こういうのは一気呵成に書くもんで隙間時間にちょいちょい書いてたら流れの悪いごつごつしたものになったので没にしかけたが勿体なく思って結果なんかへんな体裁の更新になった。今日は2月22日で手元の日めくりカレンダーには猫の日とある。ほら2月22日、にゃんにゃんにゃんで猫の日ということよ、といったら太郎氏それを即座にロシア語に訳して傍らの母に「ママ、今日は猫の日だよ、なんでかいうとミャオミャオだから!」というのだがミャオミャオなら3月3日だ猫の日は。(絶対無理って言ってない? 3月3日はひなまつゅり)
1136 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/21付更新。こんなんまとめるのが簡単だと思わないでくれ▽ジョニーのことで忙しい。年度替わりで住むとこと学校を同時に探していてなんとかめどが立ったがあと一息ここが肝心なところだ▽心に適わないことはしない。二色旗を振りかざしてスラーヴァ・ウクライーネとか言えない。そういうことはそういうことができる人がやってくれ。東北震災直後の大型歌番組で感動のエンディング「上を向いて歩こう」の大合唱ひとり最前列でうつむいていた(だってこんなのつまんねー、心ってやつぁごまかせねぇな)ミヤジが慕わしい。

2月21日
1025 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/20付更新した。呪わしい日付が近づいている。今日はLNRとDNRの国家承認演説の日だ。プーチンの軍がドンバスに侵攻してくることはこの日もう明らかになった。だが全面侵攻(オデッサ含む)があるとは考えていなかった。むしろその線は消えたと思った。2年前の「手記」に書いてる。
2月24日に向けて朝日がかなり力強い特集を組んでくれている。ウクライナを忘却させまいという編集部の意思を感じて嬉しい。
ついでに朝日を一つほめとく(何様)。先日のカールソンの糞茶番、あれの初報の見出しがふるっていた。つい「侵攻開始以来初の西側メディアによるプーチンへの単独インタビュー」とかしてしまいそうなところ、「プーチン氏の自説動画公開 トランプ氏支持の米元司会者」という見出しで小さく取り上げていた。インタビューの体をなさず、露プロパガンダに利用されただけ(米テレビ「大物司会者」がまんまとクレムリンに誘い込まれて御高説の聞き役を務めさせられただけ)、という本質をよくとらえていた。

2月20日
こないだ読んだ『実験の民主主義』(中公新書)の中に「ゼレンスキーはメディア・コンヴァージェンスが浸透したファンダム文化のなかで戦争を戦っているのに対し、プーチンは二十世紀のメディア環境に最適化された文化のなかで戦っている」というフレーズがあって、それについて考えてみたいと思ってたのだった。今考えてみる。うん、考えてみた。考え終わった。うんこ。
敷衍するとゼレンスキーは世界に自身のファンを持ちこれらファンたちがあらゆるメディアでゼレンスキー好きっていう。一方のロシアではまずロシアの国営メディアの視聴者層というのがいてその国営メディアの中で王様として君臨しているのがプーチンである。ゼレンスキーのファンはゼレンスキーという「人」についている、プーチンのファンはテレビという「箱」についている。前者は拡散的で普遍化の傾向を持ち、後者は集約的で絶対性を志向する。こういう整理だろう。
頼まれもせぬにゼレンスキーの発言を翻訳して拡散し、ウクライナのプロパガンダの片棒を自発的に担いでいる何丘ブログの何丘なぞは、典型的にゼレンスキーのファンダムの住人である。で、SNS(Xとか)には私みたいなやつがうじゃうじゃいる。ゼレンスキーとそのチームはそのことに自覚的だ。ゼレンスキー自身も色んなSNSで情報発信をしている。動画も毎晩毎晩出している。
一方のプーチンはそもそもインターネットを使わないという驚くべきクソじじいである。だけに情報発信も非常に骨太というか、あんま露出しない、語るときは国営テレビに数時間出演してブワッァアアと語る。
とこう見ていると、一見上記の整理(SNSのスターであり世界に多くのファンを持つゼレンスキーVSテレビの帝王でありロシア国内で絶対的な支持を誇るプーチン)は妥当のようだが、正直必ずしもきれいな二項対立にはならないと思う。というのも、
なるほど自身はインターネットもやらないスマホも持ってないかも知れないが、プーチンの傘下には、ネットやるしスマホ持ってる無数のインフルエンサーがぶら下がっている。プーチンとその戦争を支持し賛美する、主としてロシアの芸能人・有名人・文化人たち。フィリップ・キルコロフでもいいしエヴゲーニイ・プリュシチェンコでもいいしニキータ・ミハルコフでもいい。で、これらインフルエンサーには、自身に固有のファンダムがある。そうすると、対立を措定するときには、ゼレンスキー一人のファンダムとプーチン一人のファンダムを比べるのでなくて、それぞれのファンダムの構成員が持っているファンダムの総和を相互に比べるのが正しいのではないか。そうしてその結果、プーチンが持っているファンダム(の総和)の方が空間・規模・人口で勝っているのであれば、必ずしも世界の世論の形成力においてプーチンがゼレンスキーに劣るとは言えない。
たとえば日本で、もしYouTuberのヒカルみたいなやつが、ぼく両者の言い分よく聞いたんですけどこれプーチンの言ってることの方がぶっちゃけ正しいですねつって、ことあるごとに「今の世の中のウクライナがんばれゼレンスキーは英雄だみたいな風潮、おかしいですよ、ぶっちゃけそういうこと言うの頭悪い人たちなのかなって思いますね」とか言い続けたら、今の日本の空気は大分違った。それは日本の対ウ支援に直接的な影響を及ぼしたかも知れなかった。
こういう場合に、プーチンはヒカルを通じてヒカルのファンダムに対し間接的な影響力を持つと言えるし、ヒカルのファンダムの住民は、間接的にプーチンのファンダムの住民であると見なせる。ファン・キングダムから公営メディアへの上昇は容易ではないが、公営メディアからファンダムへの下降は自動的かつ不可避的に起こる。そういう時代である。プーチンが良くも悪くもロシア国営メディアの檻の中に留まっているという考えは正しくない。プーチンはすでに君のスマホの中に入っている。


1148 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/19付、追い更新。復興会議については朝日に詳しく取り上げられてたので割愛した。にしてもウクライナ支援について自民党部会で「ウクライナが劣勢と言われる中、なぜ日本が今支援しないといけないのか。米国の態度もはっきりしない」との発言が出たそうだがその発言者頭かちわったろかい。ウクライナが劣勢だと支援しなくていいのか!負けて消滅しちゃうような国は支援しなくていいとそういうことですかい!そして米国追随主義、この主体性の徹底的欠如。同じ朝日に鶴岡せんせの聞き書きで「ウクライナ支援は(……)どのような世界をつくりたいかの問題で、日本の国益に直結する」とあって救われた▽同じ鶴岡せんせが「侵攻開始から2年、ウクライナがかわいそうだという『情』だけで支援を続けることは難しい。自分たちの国益のためにも支援が必要だという『理』も重要になる」言うてる。大いに追及してくれ。私のすることではない。私は飽くまで情で語る。それしかできないししたくないし、逆にそれだけなら私にする資格(と能力)がある。感情でテコ入れする。世論に。よえーテコ▽ナヴァーリヌィ。献花と蹴散らしと連行。

これで拘束されるような人がなおロシアに400人もいるということに感動、するよりも、この黒づくめの警吏たち、覆面の「ヴォランティア」たちの姿に、改めて深々と、ロシアは終わっている、と感った。この人たちの話す言語が私に通じるということが不思議だ。私の中に何かこの人らと共有するものがある。ロシア語。

1012 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/19付更新。あと世論調査を取り上げたかった。隙を見て追い更新する。世論調査は基本的に漏れなく取り上げるようにしている。「側面史」を名乗るからにはさすがに。側面史の含意は、筆者何丘は軍事も政治も何も知らんど素人なので、そういうことは詳しい人にお任せします、そのかわり、日本では基本報じられない、社会の変化とか、人たちの生活または心情が今実際にどうなっているのということが推し量れる(直接に知られるわけではない、何重にも加工された現実であることには留意)話題については、なるべく掬い上げますよ、ということが、まぁ使命というか、存在理由である。この一文、平仄が合っていないことに気づいたがどうでもいい。

2月19日
1119 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/18付、更新完了。
1038 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/17付、更新完了。ゼレ演説、「(武器の)人為的欠乏」「民主主義の自己弱体化」、印象的な言葉▽ゼレンスキーは米国を決して責めない。あまりに非道い状況だと思う、はらわたは煮えくり返っていると思うが、表向きでは、むしろこれまでの支援に感謝し、飽くまで今後の支援に期待する。それほどまでに米国が唯一無二であるということ、米国なしでは戦えないということだ▽EUの砲弾遅れもスカタンこの野郎という話だが、うん、ゼレ、あんた言えないだろうから私が言うね、ウクライナが負けるとすれば西側のせいだ。西側の不決断、不徹底、日和見、約束破りのせいだ。さしあたりアヴデーエフカを放棄せざるを得なかったのは、米国てめぇの遅延行為と、EUてめぇの怠慢のせいだ▽そこへチェコで、謎の「砲弾80万発」。「謎の小袋70袋」というフレーズがふと脳裏をよぎった(これ何?)
837 側面史、更新が遅れている。2/17の分をとりあえずアヴデーエフカについてだけ更新した。あとミュンヘン安全保障会議周りのニュースだけ録しておきたい。つまり、今日の課題:2/17分(残り)と2/18分を更新。

2月18日
1123 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/16付、更新。大きなニュースが多い日だった。ナヴァーリヌィが獄死した。クリミア併合を是認する大国主義者として個人的には信用していなかった。でも収監と全面戦争を機に転向というのか反政権硬化あるいは思想信条の変化を遂げ、獄中発表の「15原則」ではクリミアはウクライナのものなりと明言するに至った(何ブロ「側面史」その4、23年2/20付)。47歳。これからの人だった▽米議会に落胆▽国家というものはすごいものだなぁ、ロシアは侵略戦争に既に2000億ドル=30兆円も使って、それでも国民に戦争の影響をほとんど感じさせず豊かな生活を保障できているのだから。

2月16日
1525 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/15付、更新完了。
1331 側面史、2/15付更新。これに後刻、世論調査を追記する。スィルスキー信頼度は低く、ザルージヌィ信頼度は依然として異常なほど高い。また、ザルージヌィ更迭で、ゼレンスキーへの信任も翳った。
041 側面史、2/14付更新。これで良い。
桑野先生に夢枕に立たれたというのは本当だ、先生は勿論ご存命でご健勝なのだが。ウクライナのことを語り続けるという自分の仕事をちゃんとなさいよと叱責された。
伊東先生から年賀状を頂いている。ウクライナにとって良き一年となりますようにとあった。一つの願いをともにしている一種の同志として私を見ていてくださることのあかしだ。嬉しかった。
イワノワ先生に愚痴った。ピエール・ベズーホフみたいに私にも何かこの戦争における使命みたいなものがあるんじゃないかと思ってもみたのですけどどう考えても自分は全く無力ですし自分のやってることは全く無意味ですと。したらイワノワ先生、自分こそただニュースを見て苦に病んでるだけだけど、わださんには戦争の悲惨さを伝える(語る)ということができるじゃないのと言われた。
だから私は書いている。畜生、私は明日も書きますよ。ウクライナは多分負ける。ウクライナは多分滅びる。

2月15日
1231 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/14付、ひとまず更新の意思と取り上げる内容だけ仮に示しておいた。今日遅くもしくは明日朝ちゃんと本文つける。

2月14日
1114 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。新総司令官スィルスキーについてまとめた。同じく新任の誰それたちについても追ってまとめる。
1051 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。2/13の分。

2月13日
1001 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。2/12の分。スターバックスに感謝。申し訳ございません。今日も今日とて「ドリップコーヒーのホットをショートサイズでください」「マグカップでお出ししてもいいですか」「はい大丈夫です」で最小の出費(350円)で3時間居座る。だが着席の瞬間リュックの肩紐か何かが引っかかるか何かしてコップが卓から転落、全量がぶちまかり卓から椅子から床からびしゃびしゃ、コップも割れた。私だ! 私がやりました!!
私はその場で号泣してしまった。店内に8人いた客は全員が眼鏡をかけていた。全員が家に犬を飼っていた。全員がウクライナになんか一ミリの関心もなかった。店員が来た。どうしましたかって聞くまでもないですね、大丈夫ですから落ち着いてください! そうして使い捨てである由の謎の布を10枚持ってきて卓から椅子から床まで全部を拭いた。私もこのかん人化して、その払拭行為を手伝った。「払拭結構です!」「いえいえ私の気が収まりません」そうして(驚くな)最安商品のドリップコーヒーはおかわりシステムというのがあって、1杯目350円のあと、おかわりは165円で買える。それでレジに再度並んだのだが、さきほど対応してくれた同じ店員が「ひとくちも口つけてない様子でしたのでお代結構です!」といって、そこでまた押し問答、私の気が収まらないのでといって払わせてもらった。それでも500円そこらの利益である。店舗はコップを失ったのだし、雑巾10枚失ったのだし、忙しい時間にこの店員の5分間と労力を奪った。私ってなんてやつなんだろう。また泣いてしまった。
そうして泣きはらした目でオデブロ(いわゆる「側面史」)を更新した。

2月12日
2156 側面史2/11に追記、スターリンクとトランプのこと。いやな話ばかりだ。スターリンクはマスクのあずかり知らないところでロシアに使われちゃってるのじゃないのと思っている。ただ第三国経由等でターミナルを入手するだけで(そのくらいはできそうなことに思うが)使えちゃうものなのだろうか衛星通信システムというやつは。スペースX社側でオーソリゼーションしないと使えないのじゃないの。であればマスクが関知していないというのはおかしく、いけしゃあしゃあ二枚舌を使ってることになる。
ジャヴェリンとかバイラクタルとかスターリンクとかは戦争初期、西側のウクライナ全面支援の象徴であった。そのスターリンクをロシアが使うということの悲哀。
トランプは、こんなこといちいち取り上げたくないが、この日のタイムラインを賑わせていたことは事実なので、そういうことがありましたと一応記しておいた。
859 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。2/11の分。スターリンクのこととトランプのことも取り上げたかったが時間ないので割愛。後で追記するかも知れない。オルバン、言っちゃ悪いが自分とこが小国のくせに何この大国主義的世界観、自分が欧州の鼻つまみのくせに何その「我々欧州人」という口ぶり。「地政学者」の標本。地政学という言葉大嫌い。だが認識しておくべきだと思いブ厚く取り上げた▽ネパールの件は醜悪の極み。改めて言う。ロシアは国ではない。プーチンは大統領ではない。自称国家、自称大統領。実態はテロ組織とその首魁。あと、その国防省は侵略破壊殺人省と呼ばれることこそ相応しい(何が「国防」!)

2月11日
949 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。2/10の分。「子供たちの将来像」見てほしい。こういう内容こそ何丘ブログのわりと専売特許である。日本の報道ではまず取り上げられない。
この調査は生徒のほかに保護者、教師、行政官も調査対象としていて、「ウクライナの将来」については、大人たちの方が楽観視が強いのが見て取れる(最上段が「非常に楽観的」次が「どちらかというと楽観的」中段灰色が「どちらでもない」)(左より生徒、親、教師、行政当局者)。子供たちのわりと冷めた空気感を感じる。

2月10日
818 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。2/9の分。この記事の更新は、基本的に朝やる。日本の朝7時がウクライナの24時なので、たとえば今日10日の朝7時には現地時で9日付けのニュースが出そろう、その出そろったところをばーっとタイムライン見ていって(記事タイトル全件閲覧)、何丘ブログとしてこれ取り上げたいと思うものを非常に主観的に選択して翻訳紹介する。……というような内幕を、今「仮2」と仮に題されてる記事で全部つまびらかにしておきたいと思いながら絶賛曠日弥久中。「ざるのたまご」だそうだ。「ぷ、ぷ、ぷりんのだじゃれ」だそうだ。隣で太郎が歌ってる。

2月9日
1620 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/7付更新した。例によって専らウクライナ側の報道を見ているのでロシアの攻撃による民間人の犠牲や民生施設の損傷についてしか取り上げていない。ミサイル15発・シャヘド5機も撃ち洩らしたら軍事的損害はどれだけに上っているやら▽ボレルEU外相の「年内にタマ115万発届けます」は6月までに100万発届けると言いながら50万発しか届けられないことのお詫びの印に色を付けたか▽2024年はなお若く「今年の目標」が散発的に口にされている。ゼレンスキーの「今年の目標」ももう何度目か▽ウドムルト共和国、そんなものがあるのか。だがその首都イジェフスクと聞いて、ああ、ダーシャの故地だ▽世論調査で見るべきは、国家への期待とか信頼、また国家のゆくすえへの楽観視が、戦前よりは増しているが、戦争始まってからのピークから比べると大分落ちている、という傾向。(数字が苦手な)私にすらロシアのウクライナ大規模侵攻の日付が2022年2月24日であることはガッチリ頭に刻印されてるが、たぶん読者の多くはそれが何年何月何日のことだかそろそろ覚束なくなってきている、ということを私は多分心する必要があって、だからこういうことも都度都度言っておかなくちゃなぁ。
819 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」2/8付補記。これでこの日の分はdoneとする。
718 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。2/8付、とりあえずザルージヌィ解任の件だけ。後刻追記す。
(あと、報告しなかったが、昨日、2/6の分を更新した。アプリ8選など)

2月6日
1058 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。2/5の分。朝日に佐藤優と藪中三十二(ともに元外交官)対談。「戦争の語られ方」。ロシアが悪い、ウクライナ戦えそして勝て、の一色であったが、現実にはアメリカの不作為あるいは失策もあったし、現実には停戦するしかない、語られ方もそのほうへシフトしていかなければならないと。何一つ新しい話ではないが、朝日がこういう対談を載せるということ自体に、潮目の変化を感じる。
勝てない、のかもなあ、と思っている。勝つとはどういうことなのか、は置いといて。
勝てないとしたら、何でか。西側が支援し切れなかった。それに尽きる。ウクライナは最善を尽くした。Нам точно уже никогда не будет стыдно(恥ずることだけは確実にない――ザルージヌィ)
私の3つのアーギュメント。①佐藤よ。このままだとウクライナは黒海を奪われかねない(オデッサまでとられかねない)から4州とられた時点で講和しとけと?はは、「知の巨人」!14年にクリミアを無血で明け渡した(事実上)。22年はそのクリミアからスタートしてドニエプル左岸をとられた。ではX年、その左岸からスタートしてオデッサをとられるということにどうして想像が及ばない?我々は聖戦論を唱えるロマンチストではない。ロシア性悪説を唱える実証主義者(ポジティヴィスト)だ。②感情論ではある。だが言わせてくれ、死んでいった兵士たちの魂はどうなる?祖国防衛に散華した10万のウクライナ兵、彼らは犬死か?「損切り」?③感情論その2。君らがアームチェアでラム酒をすすっていた2月24日朝まだき、私はウクライナにいた。どれほどの恐怖だったか分かるか。有無を言わさぬ強襲と破壊そして殺人、空を奪い海を奪い、住む家を奪った。奪い続けている。どれほど許しがたいことだか分かるか。分かるまい。

2月5日
1450 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。2/3の分。ユーロヴィジョン全然興味ない。ウクライナ代表というのチラ聴いてみたがピクリとも趣味にかすらず▽ザルージヌィが軍人らしくリアリストぶりを発揮して前線は膠着状態に入ったと言ったことがそんなにゼレンスキーの気に入らなかっただろうか。勝利への堅信によって最高指導部を固めたいと言えば聞こえはいいが、現実から幽離した根性論者と夢想家ばかりを集めて滅びの始まりとしてしまわないか。ゼレンスキーはローテーションという言葉を使った。信賞必罰というより定期の配置換えというニュアンスだ。だがこの実存をかけた闘争のさなかに?自分の大統領選挙は行わせないのに?▽きょうの天声人語↓

ドミサイド=家屋虐殺。私の見ているУП(ウクライナ・プラヴダ)ロシア語版ではお目にかかったことがないが、使われてもよさそうな言葉だ。ロシア語で「家」はまさにdom(ドーム)という。
なお、似た言葉でエコサイド(環境虐殺)なら、カホフカダム決壊→ドニエプル下流洪水のとき頻繁に目にした。
1300 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。2/4の分。

2月3日
1145 「バイリンガルな何丘さんち」更新。この記事では言葉とか子育てについての話をしている。皆さんの「言わされてしまった言葉」、「脳より先に口が言ってた」体験、お待ちしています!
あとこれも募集したい。自分の中でとか家族の中で、謎に殿堂入りしてる英フレーズってないですか。たとえば私と妻の間ではMojo is workin’とかYou know this boogie is for real(Jamiroquai)とかMy mind is telling me no(R.Kelly)とかいうフレーズが殿堂入りしていてこれをあえて発語するに意味も脈絡も必要ない。私が本物の何丘かそれとも精巧にコピーされた偽丘かを試験するときこの3フレーズが正確に言えるかどうかを見ればよい。中学生のときは当時の親友と教科書に載ってたchangin of the guard(衛兵交代式)というフレーズが壺に嵌って符牒か決め台詞かみたいに頻繁に言い合っていた。たとえばここにI’m sorry for kickin’ your obje’(あいmそりふぉききにょおぶじぇ)というのがあってこれは私のオリジナル、何度も言ってたら子も覚えた。子が今唯一言える英フレーズがこれである。
1128 側面史 更新。 2月2日の分。 今月は甘いもの強化月間。うちは私も人も子も甘いものがそれほど好きではないので(嫌いというわけではない)、どっかからかもろてくる甘いもの、お菓子が、袋一杯たまってる。大概は賞味期限が切れているが、中でも大幅に切れているものを私、切れているが比較的新しいものを人、奇跡的に切れていないものを子、と3袋に小分けして、それぞれ消費していくことにした。でももとがそんなに好きではないのでいちどきにそう多く食べられるものでもなく日に日を懸けて少しずつ少しずつ消費していくことになる。じりじりするよねマルファ・ペトローヴナ。いやさ釈尊、シュッドーダナ。

2月2日
1933 プロフィールをいじった。文章はテキトウ。とにかく変えたくなったので、変えた。アイコンは義父が(遠き)太郎のために作った粘土アートの辰。


1855 ファビコン、というやつをいじった。設定し直した。「ビーライン」君に何丘ブログの顔になってもらった。こういうカタチ(体裁)の部分、ちゃんとしていきたい。

↑このやつのこと
1845 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。2/1付「砲弾不足」の項すこし追記。あとシュスター本のとこちゃんと読んでまとめればOK。あと2/2の項も少し先取り公開したった。
1323 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。2/1の項。追記したいが、追い付かないので、最悪このままになる。シュスターへのインタビューは読んでおく。

2月1日
1007 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1/31の項を公開。2月になった。あの2月がまたきた。ウクライナ語で酷月(むごつき)といいます。

1月31日
2208 「バイリンガルな何丘さんち」更新。お年玉年賀はがき当選の話。すごいしゃべりたい気持ちだ。しゃべっていいですか。お年玉とは全然関係ない話なんですけど。
まず、昨30日の「折々のことば」が、まさにネジのことだった。私が本記事(「あ、ネコだ!」)昨日付けでネジのことを書いたのは全くの偶然。てか、全くのテキトーだった。書いた時点でまだ新聞見てなかった。

それで、この「折々のことば」の内容じたいも、大変に感動的なものだった!ねじが詩、ねじが謎、ねじがオーパーツであるなど考えたこともなかった。なるほど、そういうこともあるかもしんない!(澁澤龍彦は螺旋好き、ギュスターヴ・モロー美術館の美しい螺旋階段……)
あと、これも全然どうでもいいのだが、今日つれづれに書いてたら詩らしくなったので、次の現代詩手帖に投稿してみよーと。ワンチャン載ったら皆さん笑ってね。あはは、マジ載ってる、とかいって。
あと、ワリエワのことだが、可哀そうな子供、としか思えない。4年間の選手資格停止だって。あんまりだ。この子供が禁止薬物を摂取していたことはいったん認めるが、当人は知らずに使用したか、少なくともその重大性を認識せずに使用したとしか考えられない。裏を返せば、周りの大人が、あるいは知らせずに使用させ、あるいはその重大性を過小に伝えてまぁまぁまぁ大丈夫大丈夫といって使用させたのだ。よってたかって一人の有望なスポーツ選手/アーティスト/少女のキャリアを台無しにした大人どもが憎い。
こういうあれで、フィギュアスケートというものに本当に興味がなくなった。14年ソチの真央ちゃんのフリーが私てきにはフィギュアスケートの歴史の最後にして最大の光芒だった。その後はもう歴史以降。トゥトゥベリッゼの兵隊たちのびっくり人間博覧会、消耗品の少女人形、ロシア五輪委とかスポーツ省の組織的ドーピングということなら、あの中にも何人かいたのではないかと疑ってしまう。けちがついてしまった。4回転なんか飛ばなくてよかった。本当の天才はメドヴェージェワひとり。トゥトゥベリッゼの最後にして最高の傑作がメドヴェージェワという世界線で、その後の女子フィギュアを見守っていたかった。


2026 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1/30更新。やっと。
ザルージヌィだめかぁ。残念だ。いいことであるわけがない。交代にはカロリーが要る。全てのカロリーを抗露闘争に用いるべきときに。てかゼレンスキーとザルージヌィの間に「軍事戦略をめぐる諍い」などあっていいわけがなくない?ゼレンスキーは軍人じゃないんだからさぁ、言ってしまえば素人なんだから……
とはいえ、ロシアの例を見ると(何某→スロヴィキン→ゲラシモフ)、司令官の交替は戦争の遂行様態をわりとドラスティックに変える。代わるならば、せめて、よき人に代われ。こんなことがあるのか、こんなやつがいたのか、と驚かせて……くれ。
「側面史」とかいう意味わからん語で呼んでるこの営みは、ロバートキャンベル「戦争語彙集」じゃないが、キーパーソンの「発言」を採録しがちである。何が起きた、よりも、(誰が)何言った、ということに重きを置きがち。そういうのが私の琴線に触れてくるので。言葉で感じるタイプ。

1月30日
1746 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1/29の項、少しく追記した。
・今年の目標は「ドローン技術でロシアを凌駕すること」、ウン、人に新年の抱負を聞かれたらそう答える。 
・「総司令官更迭」デマ、なんだろう、情報工作だったのか? 何であれ、本当にやめてほしい、「2つのЗ(ふたつのぜー)」には一枚岩であってもらわないと困る。
・ウクライナ=ハンガリー2+1会談、シイヤルト発言、え、それなの、それだけなの、両国関係の躓きの石は? 自分はこの問題をよく知らないし、多分よく知ることもない。アイミーン、私はウクライナでロシア語が迫害されている事実なら、体験的に確実に知っている。擁護が難しいくらいの明白な迫害である。弾圧といってもいい。でも、ハンガリー語に同じようなことが行われているかについては、私は知らないし、それを体験的に知ることも今後ない(私はそもハンガリー語を知らないし、私がカルパチアの方に長期住むこともない)。ロシア語に対する迫害については、それ相応の理由があった。国内のロシア成分が濃ければ濃ゆいほどロシアの侵略を誘発する、ということが経験で確かめられた以上(クリミア)は、ロシア的なものをなるべく締め出す方向へ政策を絞らざるを得ない。だが、ハンガリー語に対して同様の政策が行われているという場合に、同じ理屈で擁護が可能だろうか。難しいのでは、と思う。
949 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1/29の項、更新。ハンガリー外相との会談について後刻追記すると思う。昨日新しい紐を買ったので、今日の瓶が楽しみだ。明日ネジで遊ぶために、今日はゴムを買おうと思う。

1月29日
2018 「バイリンガルな何丘さんち」更新。恐怖心の話。私は自分の不機嫌な状態が好きだ、という下等な趣味をもつ。いま、不機嫌なので、無敵の感じがしている。明日は卑小。でも今日の今だけ、なんか無敵なの。そういう境位から、むちゃくちゃに、むちゃくちゃに、書き散らした。というほどのものでもない。読んで。(読まなくていい)(※しらふです)
1924 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1/28の項、更新。
バルガスリョサを愉しく読みつつMOCTの印象の払拭に努めている。MOCTときいて一番に思い浮かべるのは私がね、私がMOCTと聞いて一番に思い浮かべるのは何だかわかりますか。ケルチ海峡大橋ですよ。そしてそれは落とされるべきものと信ずる。私は世界のどこに何の橋がかけられることよりも、あの一本の橋が落とされることを望む。願われるべきがそのことであるときに、今、ロシアへの奇怪な宥和の感情を日本社会に瀰漫させようとするあの本を、私としてはやはり、敵視するほかない。

↑この3日、私がやり玉にあげてるのは、この本です。良書、とっても面白かった。皆さんぜひ買ってね♪

1月28日
1116 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」、途中だった昨1/26付および1/24付を完成させ、公開した。こんながんばっても誰も見ない。まぁいいや、貴方が見ている。
言うべきことを言わずに後悔、そればかりだ。昨日、言ってやればよかった。30人ほどのじじばばどもの良識に平手打ちを食わしてやるべきだった。美談にすんな。22年3月のモスクワ、市民に「言葉にできない戸惑いや不安、笑顔の裏の深い悲しみ」? 冗談じゃない。俺はそのときウクライナにいた。一人の市民として。隣接する軍事超大国が一夜、全方向からミサイルを撃ち込み、攻め込んできた。どれほどの恐怖だったか分かるか。「当事者にとって物事そう簡単に白黒つけられるものではない。すべて陰影のある灰色なのだ」? 冗談じゃない。ロシア人はそのとき「当事者」などではなかった。その後の部分動員、そして今のウクライナの深部ドローン攻撃によって、ようやく当事者になりつつあるのだ。「当事者」はウクライナ国民だ。そして、ウクライナの人たちにとって、白か黒かの灰色だのは眠たい話だ。「黒」なのだ。「悪」なのだ。
当人がそれを感じた・記したことは尊重に値する。だがそれを美談のようにもてはやすのは実に気色の悪いことだ。
死人に鞭打つなと言われそうだが、私は彼の糞生意気な同僚だった、これを言っても泉下で微笑してくれるものと信ずる。
1001 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月27日付更新。土曜も日曜もない。

1月27日
1355 同、1月26日付仮更新。今日それについて勉強会に参加するので(桑野塾)急ぎで「MOCT」読む。私が今やっていることはちょうどこの逆。ロシアと日本の絆をずたずたに寸断するためにウクライナ・プロパガンダの片棒を担いでいる。誰にも頼まれもせず、勝手に。私もかつてはロシアを愛した。だが生涯許さぬと決めた。むろんロシアのある部分を、だ。愛も憎悪もともに。ただその主従が逆転した。日向寺、私は待たぬ。ロシアは滅びるべきだと思う。この戦争を賛美あるいは支持あるいは黙過した全てのロシア人は、少しく苦しみ、少しく貧しくなるべきだと思う。
827 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月25日付更新完了。

1月26日
2230 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月25日付更新(途中)。みょうにちは作業できると思う。それで中途半端になってる24日付けと25日付けをわっと終わらす。

1月25日
737 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月24日付更新(途中)。

1月24日
949 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月23日付更新完了。筆者はスロヴァキアもハンガリーも行ったことある。純然たる物見遊山。ふつうに好印象、よき思い出、好きだった。その両国が親露反ウということで、やっぱりちょっとは嫌いになるし、それ以上に、その国民に対し、「どうしてだよ」と叫びたくなる。それでもウクライナは対話する。まずは24日スロヴァキア首相とウクライナ首相が会談、近くハンガリー首相とウクライナ大統領の会談も行われる見込みだ。何かが動くことを期待したい。
712 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月23日付更新。途中(後刻追記)。

1月23日
2213 「バイリンガルな何丘さんち」更新。魔女の宅急便、英語版コミックスの話。原作のセリフをほぼほぼ暗記してるので楽しく読める。第3巻、表紙のトンボがイケメンすぎる。
2105 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。1月22日付。
現在のロシア領土の一部を「歴史的にはウクライナ人の土地」とか言うレトリックは相当に危ういと思って、ついこの話題の紹介厚めになったが、文化政策に限った話ということのようなので、まぁ、いいか。
万一これを当該地域へのドローン攻撃とかの正当化に使うようなことがあったら、言うまでもなく、私としては絶対にこれを支持しない。それではロシアとやっていることが同じだから。91年に双方の合意で国境が画定した、そこから相手国の同意なしに1mだに国境は動かされるべきでない、手前勝手な「歴史」を根拠とするいかなる主張も無効、というのが私のaxisである。ゆえにこそ「Crimea is Ukraine」は絶対。ウクライナ自身がその前提を破壊してどうする。
にしてもゼレ、ロシアにおける「ウクライナ語で学ぶ権利」の保障はよく言うよ。ウクライナにおける「ロシア語で学ぶ権利」は全然保障されていない。だが、再び、ロシアが「ロシア世界」とかいう狂気のコンセプト(ロシアはロシア語を話す全ての人の宗主国でありその人らを守護するために軍を出動し外国領土を強奪する権利を常に留保する!)を放棄しない限りは、ウクライナをおいそれと非難もできない、か。

1月22日
1434 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新。1月21日付。

1月21日
933 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月20日付公開。この記事は(私の関心を反映して)ウクライナのロシア本土へのドローン攻撃の話題を頻繁に取り上げている。とりわけ、ウクライナ側がそれをどう正当化しているのか、その論理を。ウクライナ側の報道ばかり見ているので、当然、軍事的合目的性が強調されている。石油基地への攻撃は市民生活へも打撃である。近隣住民には恐怖でしかない。だが、そんなことは問題にならない。問題にしない。――という立場からの報道を、私もまんま伝えている。
だが、これを日本語で読む私たちは、当事者でないからこそ、裏読みするべきである。こういうニュースに接するときは常に。実際それで市民の心身そして生活にどのような影響が出ているのだろうか。実際これは、肯定可能なことなのだろうかと。私は不慣れな球審の構えで報知を待っている。これはセーフ。これも多分セーフ。これはどうなのだろう。これはもう……アウトではないのか。
(私が誤訳しようが意訳しようが読者には基本的に確認のすべがない。こういう状態の人間は危険である。せめてもの良心として、なるべく手の内を明かしておきたい。どういうバイアスで「側面史」を綴ってるのか、当人が意識できている範囲でつまびらかにしておく必要は常にある)

1月20日
954 「バイリンガルな何丘さんち」更新。呪いの言葉。病的な恐怖を吹き込む。子供をダーチャに行きたくなくさせることは容易だ。あるいは、子供は4歳でも容易に「ふたつの現実」の狭間に陥る。子供はウクライナという言葉をほとんど知らない。ゆえにぼくはウクライナ人ですと名乗ることもない。無用の気遣いを招かぬためには、改めて、それは良いことであった。
903 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」更新した。1月19日分。コックパイロット、と子。コックピットとパイロットの合成語。ニワトリのパイロットということだ。ではお客さんは誰かな。「ニワトリ」。ではその飛行機をつくったのはだれかな。「えどじだいの人たち」。
江戸時代の人たちが作った飛行機をいまニワトリたちが使っている。「ありそうな話だ」と思った。滅びこそ人類にふさわしい運命だから。

1月19日
1511 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月18日分を公開。そういや「トラベルスキル向上委員会」て声に出して言ったことないなと思って言ってみた。「トラベルスキル向上委員会」

1月18日
1127 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月17日分を公開。穀物輸出は戦前の水準を回復、か!それはすごい。発言集ではクレバ外相に優秀賞、ウクライナ疲れと言いますが、人類と秩序のための闘いに疲れとかあるんですか、疫病を克服するためにお金を使いすぎるということが一体あるんですか。
余裕があれば取り上げたかった記事:従軍医師インタビュー(УП)、動員法案差し戻し趣意(УП

1月17日
1309 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月16日分を公開。
2250 「バイリンガルな何丘さんち」更新。LEGOを讃える歌。LEGOめっちゃ好きー!
あと、今日のブログ外(ブログ関連)活動として、Twitterを再開してみた。Twitterのアカウント持ってるのに、ほんで一応二千人だかフォロワーいるのに、私がウクライナについて喚いていないことに正義はないな、と思った。大海の一滴だが、ウクライナについて話す。ウクライナについて話してるやつを一人増やす。皆さんのタイムラインに一日一滴でも青黄の墨液滴下する。
直接のきっかけになったのは、先日「側面史」で取り上げた、ローマ教皇の言葉だ。ウクライナの戦争が「忘れられた戦争」にならないように私もウクライナウクライナと叫び続ける、と言っていた。(このように「側面史」編者は、「側面史」編纂作業そのものからフィードバックを受け、変容する)
私はTwitterが嫌いだ。交流なんか全くする気はない。久しぶりに開いたら昔フォローしてそのままになっていた小泉悠のtweetが飛び込んできてたちまち不快になりフォローを外した。全部外したい。誰のtweetも見たくない。
だが、ウクライナのためにマイクロ言論活動しているウクライナの人何人かにフォローされてるのを知ってる。この人は味方ではないかと思ってフォローしてくれてるものと思っている。私がウクライナについてtweetすることで、そういう人を少しでも勇気づけられたら、とは思う。今や私は自分の力を極限に低く見積もる。私の夢見た影響力を私が持つことはない。ただウクライナのために真に戦っている人に、ここに一人、忘れていない人がいます、と伝えることだけ。それだけできればよい/そのくらいのことしかできない/そのくらいはせめてしねばならない、と思。

1月16日
1234 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月15日分を公開。認識したい、把握したい、という欲求が多くの話題を取り上げさせ多数の文字を書かせた。取り上げすぎ、書きすぎて、推敲のために読み返すのも嫌になった。こんなペースでは続けられない。よくない。やり過ぎた。けっきょく推敲あんましてないのでいつもよりきっくつごうがだったりするかもしれない。佶屈聱牙ね。だせぇなこのくらい変換しろ、私の四字熟語力にIMEが全然ついてけてない。
ライナーノーツ:こういう活動(「側面史」編者)をしてる以上は兵器とかに詳しくなっていくべきだが兵器に詳しくなんかなりたくない▽ウクライナ軍はとにかく南部で膨大量のドローンを使用しているらしい▽先日は海軍司令官が現況を語った、今回は陸軍司令官。前者には昨夏の戦果について誇らかに語れることもあったが、後者は「夏季反攻は期待に応えられなかった」と自認せざるを得ない、苦しい。無論それは仕方のないことだし、すべては連動している。だが、それでもやはり、軍内部での立場の変化(陸軍側の発言権が相対的に弱まる等)とかあるんだろうか▽「ロシア軍の人員は1日1000人増」について。ウクライナ側の発表では、ウ軍は戦場で連日800~900人のロシア兵を死傷せしめている。それでも差し引き、増えていっているわけか▽『戦争とデータ――死者はいかに数値となったか』という本を読んでいます▽にしても最前線のロシア兵士がもらう月給が、たかだか40万円▽暖房シーズンは「既に半分を経過した」について。希望の話だ。電力はもっている。一般に、11月から始まって、11・12ときて、今1月の半ばだろう、で3月いっぱいまで暖房シーズンは続く。このままもってくれ。

1月15日
1551 「バイリンガルな何丘さんち」新年祭(が終わったよ)の話、更新。元日に子が「寒波老人」から大量に受け取ったプレゼントのうち、今も熱中して遊んでるのは、やはり、LEGOだ。私自身も小さいころ夢中で遊んだLEGOを讃える歌は既に歌ったが、また歌いたい。次回更新予告、LEGO賛。

1513 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月14日分を更新。
子供が「ルージュの伝言」が好きなのでときどきせがまれて聞かせるのだが「同じ曲を違う人が違う感じで歌ってるやつを聞いてみない?」と奇妙礼太郎verを聞かせてみたら、ノリノリで踊ってた。


1月14日
1032 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月13日分を更新。ドローン戦争。FPV(一人称視点)ドローンは戦争のゲームチェンジャーになった、とフョードロフDX相。
だいぶ回復した。食欲も出てきた。昨日は一昼夜、バナナ一本とビスケット何枚かしきゃ食べなかった。半睡半覚のうちによしなしの妄想があぶくのように湧いては消えた。「王子10人、SUZUKAに殺害予告」という妙なネット記事のタイトルが浮かんだ。世界に王家がありますわな、天皇家、英王室、スペイン王家、アラビアのサウード家。その王子たち総勢10人までが、「新しい学校のリーダーズ」のSUZUKAに殺害予告をした。何をした、何でそうなった。でまた寝た。今日こそは外へ出たい。子供ももう3日ろくに外出てない。

1月13日
1705 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月11日分を更新した。ごく中途半端な状態だ。昨日の昼時点で書けていたところまでを今日の夕方にもなって更新する。まだ取り上げようと思ってウィンドウだけ開いてるorざっと読んだ話題が6個ほどある。ネイジパパに淫し過ぎた。海軍司令官の傾聴に値するvision。なるほど23年夏季反攻は陸だけ見れば不首尾に終わったが、海上の戦果は実に赫々たるもの。「依然としてクリミアを占領しているが最早黒海艦隊なきロシア」への道を開いた。24年はこれを突き進むのみ、と。
私事:子が嘔吐を繰り返す、病院行くと「ウィルス性の胃腸炎」とのことだった。当の子供は今もう元気なのだが昨日まず妻がおべろべろべろべぇ、次これ絶対私にも来るじゃんと恐れて待っていたら案の定深夜に強烈な吐き気が襲って今日は一日「生ける屍」(開戦初期のゼレンスキー)であった。今になって少し人心地ついたのでこれを書いている。
「バイリンガルな何丘さんち」向きの話題であるが、嘔吐のことをロシア語でrvota(ルヴァター)という、今日一日ゲロりまくった私の実感でいうと、たしかに流体の奔流が咽喉を通過していく感じはR音の感じである。ゲロといい、(私の発明した擬音である)おべろべろべろべぇといい、露語rvotaといい、このR音の感じから得られた言葉の果実であるに違いない。英語では何というだろう。吐瀉物をvomit(ヴォミッ)と言うのは知ってる。これもなかなかに感じが出ていて好き。

1月11日
1509 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月10日分に3つのエピソードを追記した。「電力」「希望の岸辺と人喰い川(あるいはカロンの渡し賃)」「ロシア語の原罪(プーチンがそれによって侵略を命じ、侵略者がそれによって命令を受け取ったことで、永久に呪われた言語)」
用語について:массированная атакаをこれまで機械的に「大規模攻撃」と訳してきたが、後方諸都市の特に民生インフラに対する一斉ミサイル/ドローン攻撃という性格を際立てるために、試みに「全土空爆」と称してみる。全土というほど全土でない。攻撃のアクセントは回によって異なる。だが複数(3~5)の州にまたがるのが通例である。「広範囲空爆」「後方諸都市一斉空爆」というのがより実態に忠実だが、インパクト&コンパクトの観点から、ひとまず「全土空爆」で行ってみようと思う。
1036 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月10日分、まだ途中なのだが公開す。あと3つ取り上げたい話題あり。

1月10日
2340 「バイリンガルな何丘さんち」覚え唄の話。「すいきんちかもくどってんかい」のフレーズで惑星の並び順を覚える。さるもの追わずサラレナイ、へい、ウィスキーはモルトグレイン。あまりに興味がないためにごく気楽に話題の人の名を叫んでみる――松本人志!
2238 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月9日(最新)分を更新。子供が食欲減退していてどーしたんだろう心配だ。松井ケムリ。
1824 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月4日分を更新。本当はあと4つほど取り上げたい話題があったが一旦後回しにする。
・ウで電子カルテ制度始動
https://life.pravda.com.ua/health/2024/01/4/258657/
・露がKh-32ミサイルにクラスター弾を搭載しようとしているとの報 https://www.pravda.com.ua/rus/news/2024/01/4/7435843/
・露が南部攻勢の頻度を倍加(タルナフスキー)
https://www.pravda.com.ua/rus/news/2024/01/4/7435795/
・露は占領地の民族構成を人為的に変更している
https://www.pravda.com.ua/rus/news/2024/01/4/7435796/

1月9日
1141 「バイリンガルな何丘さんち」擬態語「えちえち」の話(はしていない)。子育てとか言葉に関心のある人にはこの記事は色々と面白いと思う。半ばは自分用のメモとして、半ばは興味関心を同じくする人にちらとでも面白いと思ってもらえたらと思い書いている。
1025 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月8日分を更新。開発力と生産力の戦争、というのが24年のウクライナ戦争の際立った特徴となるのではないか。ここ数日の「側面史」更新でそう強く感じた。西側の軍事援助は「くれない・足りない・遅い」。世界的関心の冷え込み。ガザ。米大統領選という不安要素。自分で自分を強くするしかない。合衆国も言い出した:ワシントンの目標はキエフを鍛えて自ら武器を作り・また買えるようにすること。またザルージヌィ:拠点戦(長期持久戦、消耗戦)ではロシア有利、技術的ブレイクスルーなしには勝てない。そこへきて今度の、情報総局による露ドローン製造工場の機密情報入手。というような私の素人考えが、今後の私の「側面史」編集の一つのバイアスとなるだろうことにご留意を。
0043 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月5日分を更新。ゼレンスキーが卓球やるとは。ますます義兄に重ねてしまうではないか。シュスター本は出たら読みたい。自分はこうして一人メディアみたいなことをしてるが自分が中立だなどとは思ったこともない。何度も言っているが、今また言う:私はゼレンスキーを支持する。そうせざるを得ないから信じるし応援するし、それだけでなく、彼のファンだ。

1月8日
1950 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月6日分を更新。「流行語大賞」の項はもしかしたら日本語では他に紹介している人のない話かもしれない。一読を勧める。9月の帰省でも「動員」ということがいかに市民にとって(前線よりは後衛地域の)病的なテーマであるかを思い知った。ミサイルはときどきしか飛んでこない、たぶん自分は死なない。そのことよりも、この男性、この夫であり弟であり父である人が、いなくなる、そして帰らないかもしれない。そのことの恐怖。
1708 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」1月7日分を更新。上川外相のウクライナ訪問がわりと大きく取り上げられた。この日(1月7日)は旧教会歴の降誕祭で、ウクライナでは今年も多くの家庭で他ならぬこの日に降誕祭を祝った筈だが、УПタイムラインに降誕祭のコの字もなし。理解もするし同情もするが、あらゆる全体主義を嫌うさよくとして、この状況を「きもちわるい」とは言っておく。

1月7日
1020 「バイリンガルな何丘さんち」更新した。年末の怪我についてもう少し詳しくい書いた。皆さま怪我や病気のない一年になりますように。今年もよろしくおねがいします。


943 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」12月31日の項を更新。願望としては、1月1日から、昨1月6日までの分も、ちゃんとあとづけたい。期待すな。ワンチャン果たしたら、拍手を。

12月31日
18:57 「バイリンガルな何丘さんち」更新した。2023年の更新はこれで終わり。皆様よいお年を。

18:33 側面史Ⅲ12月27日付が更新中途半端だったのを、ちょっとやった。もうこれでこの記事今年の更新はおしまい。
10:46 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」12月28日付、コルスンスキーのインタビュー訳了。わりと面白いと思うので是非ご一読を。

8:29 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」12月30日分更新。昨冬のインフラ破壊キャンペーンでは大規模攻撃から次の大規模攻撃まで10日から14日のインターバルがあった。昨冬のそれも、一発目(10月10日)は、クリミア橋攻撃への報復という外観を持った。その時点では、それがシリーズ化するということは分からなかった。今回は揚陸艦撃滅がトリガーとなって、「コンビネーションを試し終わった」ロシアが、また始めるのか。*タメイキ* そして宿便のような憎悪。
カム、オン、ツー、マイ、サムシロ、私のさむしろへおいでよ、少し話そうじゃないか。

12月30日
8:53 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」12月29日分更新。去年の記憶がよみがえる。シリーズ化せぬことを願うのみ。ごくごく表面的なことしか分からない。実際どこまで深刻な被害なのか。ただ確実なのは、人たちを心細くさせる、子供たちを怖がらせることだ、ということ。千百度目、За что?(なんでこんな目に遭わなければならない?)――理由なんかあるものか。まったく言われのない迫害。「サピエンスはそもそものはじめから他者に不寛容であった」(サピエンス全史)

12月29日
10:01 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」12月28日分更新。コルスンスキー大使のインタビューが途中。おもしろい。事実と相違している部分もあるかも知れないが、これが大使の認識。この記事がウクライナ人に読まれる。嬉しい。

12月28日
11:57 バタバタして更新ままならぬ、「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」12月27日分、とりま目次だけ、On a dark desert highway

12月27日
15:24 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」12月26日分を更新。動員関連法案について詳述すべきところであるが時間なし。こちら:https://www.pravda.com.ua/articles/2023/12/26/7434695/
だが、自分のためにも、まとめておくべきだ。宿題とす。
なお関連ニュース:https://www.pravda.com.ua/rus/news/2023/12/26/7434611/
https://www.pravda.com.ua/rus/news/2023/12/26/7434699/

12月26日
9:51 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」12月25日分を更新。
年配の人が、その人がふるまう側で、私がいただく側であるとき、私が「おいしそう!」と言うと、「おいしそうじゃない、おいしいんだよ」と言うことがあるが、これはある世代に特徴的な物言いなんだろうか。年配の人からしか聞かない言辞な気がするが。正直、イラっとする。まだ食べてない、見たままの感想を言っている、ほめているつもり、それを頭ごなしに否定される感じ、意味わからんこと言われた感じ、だっておいしいかどうかは食べてみないとわからんじゃん。食べてもないのにそこで私が「おいしい!」と言ったら頭おかしい奴だろう。それとも、その世代の人たちには、また独特の感受性があって、私とかのそういう「おいしそう」という言葉に、逆にイラっとくるのだろうか。

12月25日
24:07 「バイリンガルな何丘さんち」、クリスマスの話。
世間様とカレンダーがずれていて、ひとついいことが、ツリー飾りとかの在庫処分セールに預かれる、ということ。うちはツリーを出したのが12月21日とかで、これを旧正月(старый новый год、1月14日)くらいまで飾っている。今日(12/25)付けで用なしになって来年まで在庫抱えるよりは安くして売り払っちゃいたいオーナメントとか、あるんすか、じゃ、くださーい!て感じ。それで昨日とかもいい買い物させてもろた。

19:47 「ウクライナ戦争側面史Ⅲ」はじめた。

12月14日
14:56 「バイリンガルな何丘さんち」、「大事じゃない(неважно)」の話。

8:02 「バイリンガルな何丘さんち」、体技(たいぎ)の話に、口笛のこととしゃっくりのことを書き足した。昨晩義父母とテレビ電話した。小包のお礼。お見せできないのが残念だが(こんなプライヴェートなもの人に見せるのも違うと思うから)、本当にすばらしい自作のおもちゃがあって、愛情表現の本当にストレートな人たち、愛する孫のために本当に倦むことなく心身の力を注ぎ込める人たち、このような人間の在り方は少なくとも日本では稀である。感動する。同時に、このような働きかけの中で、太郎のダーチャへの望郷はいやましに強まる、それをとどめがたい。敵わんな、と思う。

12月13日
22:24 「バイリンガルな何丘さんち」、体技(たいぎ)の話。ゲンナージイ・アイギ。ゲンナージイの息子のアレクセイはミュージシャン(ヴァイオリニスト)で、わたしはモスクワでそのコンサートなんぞ聞いた。と、ほれ見ろ、まただ、わたしは音楽通ぶりたいのだ。謎の欲求。まったく救えない。昨日公開した記事も音楽にすごく詳しい人だと思われたい欲求が充満してはちきれんばかりである。それを覆い隠そうとして隠しきれずむしろ大変ぶかっこうになっている箇所をいくつか発見したぞ。あと、自分の知識ギリギリの音楽用語を無理して使ってその用法が間違っている箇所を早速一つ発見した。が、わざと直さないでおいてやる。恥をかけ、何丘。右向けば赦す神、左向けば罰する神。あなたの左手で右頬を張ってくれ、私が左を向けるように。

12月12日
14:53 新記事「これが私の音楽の趣味なんすけど(LIVE編)」公開。テーマは「所要時間1時間かそこらで気楽な記事を一本書く」。3時間くらいかけてしまった。あともう一つのテーマが「わるぐちを言わない」。わるぐちは言うのも聞くのも楽しい、だが下賤だからあんまりやりたくないと某動画で東浩紀が言ってて、ですねと思った。ですよねー、て。
迂遠なことだが、これとこれとこれをやったらまたあれをやろうと決めたことの、最初の「これ」を潰した。あと二つ潰して、そんであれを再開する。ばかですよ。

9:57 「バイリンガルな何丘さんち」、ヤー・ルースキイの話。未解決問題。解決した問題ばかりでなく、現在進行形の悩みについても書いていく。
兄たちが子供にプレゼントを送りたがっており困っている。困るって変だが、有難くも、悩ましい。太郎はある部分はてんでコドモだがある部分は4歳のレベルを遥かに超えている。ちょうどいいおもちゃ、ちょうどいい本、をえらむのはよく知ってる親にしかでけん。だもので、えらむ楽しみを奪って悪いけれども、これとこれとこれが欲しいと、こちらからモノを指定してしまおうかと思っている。だがそれってなんというかクリスマスプレゼントに現金をもらうようなあじけなさがある。友達とかだったらまさかこんなことはしないが、でも兄たちならいっかな、とも思う。

12月11日
11:53 「バイリンガルな何丘さんち」、どんぐりころころと魔女の宅急便の話、書いた。
オデッサから荷物が届いた。3週間かかっていない。今はポーランド国境こえるのが大変だから遅くなるだろうと思ったが、そんなこともなかった。私らが先日送ったやつもこの分だと早く着くか。この小包の応酬は、むろん、新年祭のプレゼント交換である。腐りそうなやつ(ロシェンのある種のチョコ菓子とか)だけ出して、残りは函に仕舞った。元日子供と開封する。子供のプレゼントを選むのは愉しい。
 
8:03 「バイリンガルな何丘さんち」、プラネタリウムの話、書き上げた。

12月10日
10:17 「バイリンガルな何丘さんち」、プラネタリウムの話。書きかけだが更新した。しばらくブログ触れないので。もう8割方書いてある。今から子供と畑に行ってくる。

8:50 「バイリンガルな何丘さんち」じゅばんの話。
先日こどもの保育園の給食でピロシキ風春巻きパイなるものが出た。ピロシキ(単数形ピラジョク)とは要は具入りパンのことで、向こうの人からしたらアンパンもカレーパンもピラジョクである。「『具入りパンっぽい春巻き』であるようなパイ」。

12月9日
13:13 「バイリンガルな何丘さんち」アマンちゃんとテュポンちゃんの話。

12月7日
8:33 「バイリンガルな何丘さんち」言いまつがいの項、書き足した。寒いと冷たいの話、クリスマスと誕生日の話、(服の)ボタンと(階数)ボタンの話。

12月4日
22:34 「バイリンガルな何丘さんち」公開。わりと楽しい何丘家では毎日いろんなことが起こる。エリカちゃんの「おかんの銃」と「世界大の地下」を聞いていた。詳しい人教えてください、どうしてこの界隈は、この時期いっせいにロックに寄っていったんすか。オーガニックからエレクトリックへの旋回。オーガニックこそ売りだったのに。エリカ・バドゥの「おかんの銃」ルーツの「ものは落ちて壊れる」という超名盤の次が「世界大の地下」「骨相学」だものな。ふしぎ。

21:14 「三鷹会の活動報告」書き上げた。わたくしは今スタバにいる。きょうは子供とロシア語で過ごしたいとのことだったので私が家を空けた。スターバックス一等航海士、モービィ・ディックですよ、ちゃんと古典読んでますか。知らずに限定品とかいって喜んでいるのですか。

12:51 「三鷹会の活動報告」を9割方書き上げた。清水宏のスタンダップコメディがやってくる!というイベント(府中)予約しようかどうか悩んでいる。2月23日(先過ぎる)

12月3日
9:42 「側面史」11月25日の項更新。この日大規模ドローン攻撃あり、それについて。またミサイル飛んでこない問題の考察。だれよりはやくかえってきて、ね、わたしのとーころへ。

タイトルとURLをコピーしました